法律の前に徳、ルールよりも社風
最近、変化が激しい時代だからこそ普遍的なものを学ぼうと思い、気が向いた時に「論語」を素読するようにしています。その中の「為政第二」という章に「子日わく、之を道くに政を以てし、之を齋うるに刑を以てすれば、民免れて恥ずること無し。之を道くに徳を以てし、之を齋うるに禮を以てすれば、恥ずる有りて且つただし。」という箇所がありました。
これは、「政令や法律だけで国を治め、刑罰によって統制すれば、民は要領よく免れて何ら恥じることがなくなる。道徳を基本として国を治め、礼によって統制すれば、自ら省みて過ちを恥じ、自ら正して行くようになる。」という意味なのだそうです。
価値観が多様化する昨今、職場内でマニアルブックを作ることが流行っているようです。しかし、ルールや賞罰の前提には、徳が必要ということを忘れてはいけないように思います。実際に、自分も車を運転する中で、警察に注意を受けたことがあります。その時に、反省より先に「運が悪かった。」など、と自分を慰める考えが先に出てきてしまっているように思います。
これは幼児教育においても、 同じことが言えることのように思います。そう思うと、ルールを教える前に徳を磨く。改めて、幼児期において、とても大切なプロセスであるように思います。
保育制度を立ち止まって考える
先日、日本総研の池本美香先生の講義を聴きにいきました。池本先生は少子化に関わる保育政策を専門とする先生です。内容としては…
・現在の日本は史上かつてないほど、保育園が乱立しており、その目的は待機児童解決ではなく、あくまで税収アップであるということ。
・北欧と日本の保育制度を比較すると、北欧の保育制度の方が教育寄り(託児機能を持った幼稚園というイメージ)。日本の保育制度は保護者サポートという面が強い。その為、サービス業的になるために人員が多く必要となり、結果として税負担も大きくなってしまっている。
保育事業には、多くの株式会社も事業参入しているのですが、財源のほとんどは税金であることには変わりません。そして、自分の住む板橋区も予算の6割が福祉費用に費やされているようです。福祉予算自体は必要だと思うのですが、本当に必要なところに回っているかが気になるところです。
少なくとも、今の保育政策が本当に国全体の税収アップの解決策になっているのか、一旦立ち止まって検証する時期に来ているように感じます。国全体の損益計算書はどうなっているのだろうかと思います。これからドンドンと政府が小さくなって行く中で、果たして今の保育制度が続くのかが不安です。
しっかりとした検証をして、コトを進めた方が、将来、税負担をかぶることになる子ども達にとっても良いように思います。
城山グループは制度が変わっても続けられる、税金に依存しすぎない仕組みをこれからも続けていきます。
仮園舎にしたら保育技術が上がりました
城山みどり幼稚園の工事契約が無事完了し、解体工事がスタートしました!
今回も、城山幼稚園の体育館の時と同じ、江中建設さんに施工をお願いすることになりました。工事の様子は写真の通りです。9週間後には、とても素敵な新園舎が完成する予定です!
それに伴い、仮園舎での生活がスタートしました。スタートする前は、部屋の狭さや、全クラス同じ部屋で保育することに、不安を感じていました。しかし、実際にスタートしてみると、若手教諭がベテラン教諭の保育を見る機会が増えたり、各教諭の得意分野を学年全体に活かすことができたりと、全体の保育レベルが大幅にアップしました。子ども達も、部屋が狭いゆえに静かにして話を聴くようになったり、集中力が増したり、活動の切り替えの時間が短くなったり、と成長を見せてくれています。
この成果を踏まえ、先週から姉妹園でも、クラス合同保育をスタートしました。全国的な保育士不足から、幼児教育者の技術不足が指摘されることが多い中、良いタイミングで良い気づきを得ることができたと思います。
新園舎が完成しても、時折時間を見て、意図的に似たような環境は作っていきたいと思います。






