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人材輩出企業として名高いのではないでしょうか
また「元リク」なんて呼ばれるOBやOGの方が
ありとあらゆるところで活躍されているイメージもあり
そんじょそこらの会社とは違った風土がそこにあるのではないかと
勝手ながら想像するわけであります
実際に優秀な方が多いから、これだけ目立っているし
上場が予定されていますけど、まぁ私なんぞが
改めて語るほどでもなく凄い企業であることは
間違いのない事実なんだと思うのです
そんなリクルート社に対し、リクルートのイメージに対し
一石を投じる、語られているそれらのことは本当なのか
なかなかもって興味深い内容の一冊だという印象を持ちました
私も、もう十数年前のことですが
就職活動でリクルートを受けたことがありますね
エントリーシートが通って、舞い上がっちゃって
面接のときにベラベラとしゃべりまくって、そのままという感じ
今となっては、そんなにしゃべって恥ずかしい限りなのですが
当時から、ちょっと変わったというか憧れというか
そんなイメージを持っていましたねぇ~
私もリクルートで働いたことがあるわけではないので
あくまでイメージですが、猛烈な営業力と企画力って
そんな感じなんでしょうか
数年働いたらみんなが独立するみたいな感じ
どんだけバイタイティがあるんだって驚くばかりですが
実際のところ、それらの強みと言われていたのが
ちょっと風向きが変わってきたような、そんな本著の指摘は
なかなか面白いなぁ~と思うわけで
GoogleやFacebook、LINEなどの
存在が大きいかもしれませんね
IT企業のそのスピード感というのは、
今までリクルートが強みとしていた分野も
凌駕してしまっているような印象
各企業試行錯誤を重ねてきたと思われるのですが
なんだろう、人海戦術とかそんなんじゃないんですよね
IT企業は、ガンバっているイメージを出していない
リクルートといえば、やっぱりこの言葉
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
最初にこの言葉を目にしたとき、どんだけガンバちゃうんだよって
勝手に思ったものですが、今の時代にはこの言葉が身にしみます
口を開けて待っていても、食べ物は落ちてきませんからねぇ~
自分から取りに行く、社会を変えていく、そして自らも変わる勇気
この精神というのは、この言葉が言わんとしていることに対しては
ぬるま湯に浸かったままの人たちには何のこっちゃ分からないでしょうし
組織に任せていい時代でもないわけですから
ただ、リクルートにその精神が今でも宿っているのかという指摘
何の関係もない私がとやかく言う立場でもないのですが
確実に言えるのは、何にも調べていなくって
このブランドはこうだとか、あの人だから多分大丈夫だとか
安易に物事を進めていくことがいかに危ないことか
そんなことが言えるのではないでしょうか
確かにリクルート社の営業力は凄まじいものがあると聞いています
だからといって、すべてのリクルート社員が、
OBやOGが猛烈な営業力があるかと言えば
それとこれとはちょっと違う
もう、何かを金太郎飴のように生み出していくのは
難しい世の中になったんじゃなかろうかと思うわけであります
この本のタイトルが若干刺激的な面もあるような気もしますが
世間に飛び交っている文言をイメージをそのまま吟味もせず
受け止めてしまうことへの恐ろしさ、もっともっと考えてみる
本当にそうなのか
トヨタのカイゼンではないですが、必要なんじゃないかなと
そんなことを考えながら、この本を読み終えました
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