「すり減らない」働き方　なぜあの人は忙しくても楽しそうなのか＠常見陽平

時間の主導権を取り戻す

「すり減らない」働き方 (青春新書INTELLIGENCE)/青春出版社: ￥860; Amazon.co.jp

『自由な働き方をつくる「食えるノマド」の仕事術』など著書多数
いわゆる”元リク”で、人材コンサルタントとしてもご活躍の
常見陽平さんの新刊です

”元リク”とは、元リクルート社員の方のことだそうで
活躍されている方、多いですもんね

現代の社会人、労働者、その現実を分かりやすい言葉で表現していると
そんな印象を持ちました
人生、こんなんでいいのかって思っている人は結構いるんじゃないかと
感じることも多いのですが、自分から動くのって勇気がいるし
何だかんだいって、今の環境に流されているというのが実態だったりもして
ブラック企業とか派遣社員の問題とか”追い出し部屋”なんて言葉も出てきて
数十年前に護送船団方式で経済発展をしてきた日本にとって
まさに今は転機
そんなことを感じる日々が続いているわけであります

いいか悪いかは別にして、資本主義国家である以上は競争社会であり
未来永劫、安泰な日々が約束されることはありません
言いかえると、自分の道は自分で切り拓き

自分で何とかしろと
そういうことなんだと思います

ただ、人間は身勝手なもので自分が一番可愛いわけですから
まぁ、周りには理不尽なことを言ったりもして、結果的に振り回されてしまう
そんな働き方をしている人も多いのではないかと感じるわけで

余裕がないと、すり減ってしまう

ポイントは、「時間」
そう、1日24時間をどのようにつかっていくかで人生は決まる
以前にそんなようなことを耳にしましたが、天性のものとか才能だとか
そんな見えないものに頼らず、学生だろうが社会人だろうが

1日24時間をどう活用するか付き合っていくか
大学生だって単位を取得せねば卒業できないし

サラリーマンともなると毎日8時間位の拘束、残業とか考えれば

自分の自由な時間なんてものは皆無となるわけで

主導権を握ることのできない日々にすり減ってしまう
そんなようなことではないかと思うのです

時間がないと、余裕が生まれない
お金がなくても同じことが言えるのですが、ゆとりある生活を送るにも
まずは時間をどのように使っていくかという時間割は必要かな
まぁ、ざっくりなので予定が変わることは多々あると思いますが
何も考えずに時間だけが過ぎていく、いきなり何かを頼まれても
断る理由なくズルズルといってしまう、20代のころなどは特に気をつけたい