コピーライターの吉田です。
「文章力を鍛えるには写経だ」
こんな話を聞いたことがありますか?
コピーライティングを教えている講座や教材では、結構これを推奨しているものがあります。
セールスレターって3万字とか、多いものだと5万字6万字なんていうのもあるんですが、それを一言一句書き写すということなんですね。
コピーライティングの写経をせっせとやっている人は今すぐやめたほうがいい
結論から言うと、一部の人を除いてセールスレターやランディングページの写経は時間の無駄だというのが私の考えです。
もちろん、やり方には向き不向きもありますので否定はしませんが、はっきり言って写経でコピーライティング力がついたり文章力が上がるのは、誰かに読んでもらうための文章をほとんど書いたことがない初心者だけです。
すでにブログを書いているとか、なにか募集コピーや紹介コピーを書いたことがあるという人には無駄ですね(キッパリ)
もし、すでに募集コピーや紹介コピーを書いたことがあったりプロとして書いているのに、セールスレターの写経で文章力がアップするとしたら、その人が今まで頭を使って真面目に文章を書いてこなかったという裏返しだと私は思います。
前回の記事で、私は「文章が上手くなりたければ量をこなすこと。たくさん読み、たくさん書くこと」と書きました。
写経すれば確かに文字量は増えます。
でも、書くというのはただ書き写せばいいのではなくて、頭を使って考えながら書かなければ意味がないんですよ。
頭を使って書くとは「どうやったら読んでいる人に言いたいことが伝わるか」です。
写経では一番大事なコピーライティング・文章の本質が抜けてしまっています。
写すことに神経がいってしまって、なぜその表現を使ったのか、なぜ先にこのことを言っているのか、なぜあえて後回しにしているのか、なぜこのタイミングでデメリットを伝えているのか。
なぜ、なぜ、なぜが抜け落ちている書く量なんて、書いたうちに入りません。
黙々と写経すれば自然に身につくなんて、私から言わせれば有り得ませんね。
じゃあどうやったら文章力が鍛えられるのか
文章力を鍛えたいのなら写経するのではなく、そのセールスレターなりランディングページを見本にして、別の商品やコンテンツに置き換えて書いたほうがよっぽど効果があります。
ある講座の募集レターを見本にして、構成はそのままで別の講座やセミナーの内容に置き換えて書くということです。
なぜこのタイミングでこのことを伝えているのか、とか、これを伝えたらこのことも言わなきゃいけないな、とか、写経するより何倍も何十倍も頭を使います。
例えば、打ちっぱなし練習場で50回ドライバーショットを打つのと、コースに出て15回ドライバーでティーショットを打つのはどっちが上手くなると思いますか?
ほぼ例外なく後者のほうが上手くなるはずです。
なぜならば、コースに出て打つドライバーのほうが何倍も集中して、何倍も細部にまで気を配って考えながら1回1回を打つからです。
「でも別のコンテンツなんてない」という場合は架空の商品でもいいし、実在の商品を勝手に題材にしてしまって構いません。
写経だって誰かに見せるために書くのではないのと同じで、どっかで売られている商品をあなたが勝手に題材にしてランディングページを書いたところで文句を言う人はいませんからね(笑)
例えば、予備校のランディングページを見本にして、美容学校のオフィシャルページの情報をもとにその美容学校のランディングページを勝手に書くとか。
写経のやり方もいろいろあるんだろうし、はじめに何回も読むとか、作法というか「心を整えて」みたいな教えもあるんだろうけども、実践に勝る鍛錬なしだというのは私の経験則による結論です。
表現ってその人の中にしかないもんなんですよ、結局は。
写経でどんなに素晴らしい表現を見て書き写しても、自分の中から出てきたものではないから実践では書けません。
だったら、先ほども言ったように、情報が点在しているオフィシャルページをもとにして、この情報をどうやったら読んでいる人に伝えることができるのか頭を使って考えながら、自分の表現を加えて書いたほうが圧倒的に文章力が身につきますよ。
文章力を向上させる方法は他にもたくさんありますので、このブログでどんどん紹介していきますね。
まとめ
超初心者以外は写経は時間の無駄
ただたくさん書けばいいというものではない
頭を使って書くべし
実践に勝る鍛錬なし
最後までお読みいただきありがとうございました。
【メルマガのお知らせ】
これを機にメルマガを再開しようと思います。
ブログでは書けないことが出てくると思うので、そういうのはメルマガで書いていきます。
お楽しみに^^
無料メルマガ登録はこちらから
→https://stupidity-ex.jp/fx3196/3
※いつでも解除できます。
※登録名が「aaaa」とか明らかに読む気がないユーザーは当方にて解除させていただきますのであらかじめご了承ください。