ずーっと ずっとだいすきだよ


ハンス・ウイルヘルム えとぶん


久山太市 やく 評論社




少年と犬のエルフィーのお話


エルフィーの絵がとてもステキ


特に笑顔が



動物と人の成長の違いを描きながらの展開


いつも少年とエルフィーはいっしょ夢をみるのも・・・


犬を愛する少年の心の美しさ



犬はときどき悪さをするがそれでいて憎めない


家族の人たちは素直にエルフィーに好きといえない



成長する少年と年をとるのが早い犬のエルフィー


動けなくなるエルフィー


だんだん弱っていくエルフィー



少年はエルフィーといつもいっしょ、寝るときは・・・


『エルフィー、ずーっと だいすきだよ』と・・・


やさしく声をかけた・・・



そしてエルフィーの死・・・


少年は毎晩エルフィーに声をかけていた・・・


それだけが少年の心を支えていた・・・



少年はとなりの子が子犬をくれると言うがもらわない


反対にエルフィーの思い出のバスケットを


となりの子にあげた・・・



少年はいつか他の犬や動物を飼うだろう


そんな時も『ずーっと、ずっと だいすきだよ』・・・って


動物に声をかけようと思った・・・




動物の死という事をみつめながらも



人の心の中にある優しさや愛すること・・・




いろいろなものを、大切なものを教える絵本です・・・








ペツェッティーノ


レオ・レオニ さく え


谷川俊太郎 訳



人は皆ときどき自分は何かの


部分品ではないかと思ったりする



この絵本は、そんなことから


本当の自分自身を見つける

そんなテーマがある絵本です



子供もはややもすると自分も


学校や社会の中でチッポケな存在ではないか


と思ったりするが


この絵本の中では



はやいやつ!


つよいやつ!

およぐやつ!

のぼるやつ!

とんでるやつ!

かしこいやつ!が出ているが



全部そのときの絵は抽象的で


ハッキリした絵ではない



その絵じたいにも見る人の発想に頼っている


のかもしれない


子供たちの反応を楽しみながら


子供たちには限りない力があることを


教える意味でも大切な絵本である



ペツェッティーノは自分は何かの部分品ではないかと


いろいろな形の友達にたずねるが


友達は自分の部分品ではない


そんな中、賢いやつから


こなごな島に行けば何か分かると聞き


そこに行く・・・・


そしてそこで自分自身は


部品ではなく自分は自分



『ぼくは ぼくなんだ!』ときずき

そして自分を大切に生きようと思い


心が軽くなり楽しくなる



そんな時に友達もペツェッティーノの


姿をみて皆なも楽しくなって行った



世の中には自分は社会の一歯車ではないか

と思うこともある、しかし


自分自身を最大に輝かして行くことは



大事であると思う・・・



面白絵本何かを感じさせる絵本です。










おさると ぼうしうり


エズフィール・ソロボドキーナ さく・え

まつおか きょうこ やく


福音館書店




この絵本のストリーはたんたんと


進んで行くがおもしろい


絵本を読むときに不思議な帽子の売り方に

子供たちはまずビックリしたり笑ったり



この絵本の中で、ねずみいろ、ちゃいろ、

そらいろ、あかいろ


右、左、後ろ、上と


いろいろな言葉で子供たちに


色や位置関係を教えている


ぼうしうりが寝ている間に帽子がなくなる時


子供たちはどうしたのだろうと


きょろきょろする姿が目にうかぶ

しかし、勘のいい子は絵本のタイトルから


さるが持って行った事をきずくはずだ


タイトルを考えるのも大変だ・・・


絵本は子供たちに何かをきずかせる事も大事なので


このタイトルで正解だとはおもう・・・



帽子売りが自分の真似をする猿たちに


カンカンになってあきらめようとした時に


帽子売りはきずいていなかったが


自分のこうしじょうの帽子を地面に投げつける


猿たちもそのまねをしてかぶっている


帽子を地面に投げつける



拾い集めた全部の帽子を何もなかったように

ぼうしうりはもとの順番でかぶり町の方へ


帽子を売りに歩き始めた・・・50円の帽子を



この絵本のストーリーが淡々として流れる中で


子供たちは帽子が消えてビックリしたり


猿がぼうしうりの真似をするところで笑ったり


帽子が全部もどる事でホットしたり

いろいろな心の動きを見せてくれるだろう


そして帽子売りの仕事が始まることを


大変なことがあっても淡々と帽子を売る


その帽子売りに、どこかで自分の


お父さんお母さんも


生活の中で大変な事があっても


毎日のお仕事を頑張っいる事を感じている

あったかい我が家をつくる為に子供たちのために


時々休みながら・・・






さかなは さかな


レオ・レオニさく


谷川俊太郎


好学社



かえるのまねした さかなの はなし



いけのなかで 蛙が 魚にいろいろな動物の事を話す時


魚は頭の中でいろいろ創造する、その時の絵がおもしろい



魚に羽がはえ、魚の頭から角が出ていいる絵


魚から四本の足が出ている絵


魚が人間の真似をしてボーシをかぶる絵


人間の子供の真似をしてアメ玉をしゃぶる絵



そんな時、魚の心の中は・・・


光・色・ビックリする事が多く、刺激で眠れない・・・



魚も蛙のように飛び回りいろいろな世界を見たいと思っている・・・


そんなある日、魚は自分にいいきかせる・・・・


『なにが おころうと ぼくもよのなかを みてやるんだと』



蛙のまねをして きしに飛び上がる魚・・・


さかなは さかなさ・・・草の上で死んでしまうのか?



『たすけて。』魚は、よわよわしく うめいた。


そのまま、魚は・・・・


その時 蝶を捕まえに池の近くに来ていた蛙が魚を見つけて・・・

やっとの事で池に戻すことが出来た・・・だが・・・



魚はきをうしない、力なく水に浮かぶだけ・・・・



しばらくして・・・しっぽを少し動かす事が出来た・・・・


そしていつもの様に動くことが出来るようになった・・・


息をふきかえして魚が見たのは・・・



その時に見た『ひの ひかりが みずくさのなかに さしこみ かがやく 


いろの もようを やさしく ゆらした。この せかいこを、たしかに


どんな せかいよりも うつくしい せかいだった。』



魚は、蛙にほほえみかけ『きみのいったとおりだよ。』



『さかなは さかなさ。』・・・・



この絵本、自分の身の丈を知らない魚が


蛙の真似をする物語・・・・



人間もよく自分と他人を比べて、他人の真似をしようと


無理をすることがある、他人に負けまいとすることも・・・



でも本当は自分自身をよく分かっていない・・・



一番大切な事は自分自身に勝つ事であり



自分の世界を大切にし自分を耀かせる事である。



桜梅桃李との言葉がある・・・


桜は桜だしく・・・梅は梅だしく・・・そのように


自分だしく成長する事だ・・・


子供たちの性格もよく見て素晴らしい子供を育てたい・・・・







今日、DVDをレンタルに行った・・・・



『ママどこ?』2歳ぐらいの子供が


私のところを見て『ママどこ?』とたずねた・・・


もちろん見たこともない子供である・・・・



チョッと離れたところに・・・


DVDラックの向こうからその子の母親だしい人が


子供の名前を呼ぶ・・・『ママどこ?』・・・



その子は私のところを向いてママのところを


教えてと言うようなそぶり・・・・



そうだな探そう、その子と通路を歩いて


ママを探す・・・そして私が『ママて呼んでごらん』



と言うと・・・素直に『ママどこ?』・・・・


ママの目と子供の目があい・・・・子供は母親のもとへ・・・


ママは何事もないふり・・・チョッと疑問?



私はよく子供に頼られることがある・・・


いろいろな所で・・・・



何にも知らない真っ白いこころにどのように


自分が写るのか・・・



赤ちゃんが私を見てニコリ笑う・・・・


そんな人間になりたいと思ってはいるが!




真っ白な子供の心に素晴らしい物を感じる日になった。






心ほのぼの NO29 絵本で子育て


ひとあし ひとあし


レオ・レオニ作  谷川俊太郎訳


好学社




『そして とうとう いなくなった・・・』


ひとあし ひとあしの最後の文である、

レオ・レオニの作品は本当にいい、フレデリック


心ほのぼの NO18の


ちょっとかわったねずみのはなしも


レオ・レオニ作で私は大好きだが

この絵本も心にのこる。



しゃくとりむしが中心に物語りは進む、しかしその相手は鳥・・・


しゃくとりむしは本来鳥たちの大好物である、その鳥たちの意を


うまく交わす しゃくとりむしの言動が素晴らしい・・・


はじめしゃくとりむしは こまどりに狙われるが言葉巧みに


しゃくとりむしは こまどりの尻尾を計る・・・


自分の尻尾が5インチと分かり感動した こまどりは

いろいろな鳥たちの所に連れて行く・・・・


フラミンゴの首・・・おおはしのくちばし・・・さぎの足・・・

きじの尻尾・・・はちどりの胴体・・・と


いろいろな長さを しゃくとりむしは はかる・・・



そしてある朝 しゃくとりむしは ナイチンゲールと出会う・・・

ナイチンゲールは『わたしの うたをはかってごらん』と・・・

しゃくとりむしに無理難題を・・・・



はからないと『あさごはんに たべちゃうよ!』・・・


しゃくとりむし あやうし・・・しかし・・・




『やってみるよ。』といった・・・『いいから うたってみて。』


ナイチンゲールは歌い始める・・・しゃくとりむしも・・・


はかり始める・・・長いながい歌の間に・・



しゃくとりむしは草花の中を計りにはかり とうとうナイチンゲールの


見えない所に・・・


逃げることができた・・・・



この絵本で はちどりを計った後・・・しゃくとりむしは

どうなったのか書いていないが そこは子供たちの創造に


まかせているのだろう・・



絵のタッチもおもしろい


タイトルの『ひとあし ひとあし』もいい・・・



子供たちに しゃくとりむしは何処にいるのかな?と


語りかけながら、絵本を読むのも良いと思う・・・



心ほのぼの あたたまる絵本です。






心ほのぼの 絵本で子育てで私の好きな絵本が


NO6とNO7です


NO6はネズミがちょっとかわっていておもしろい


NO7はからすたろうが出てくるが


絵のタッチと日本的な感覚の絵本・・・


がおもしろい


皆さんも是非読んでほしい







本日(4月10日)の話


娘と買い物に行く途中に


ファミマに寄った


娘は支払いで店内に・・・


私は車で待つ・・・・



その時私の車の横をヤングママが乳母車を押して通り


店内の入り口付近に止めた・・・



その後ヤングママはゴミ箱にゴミをすてに行く・・・・


そんな事は良く見るが・・・今回はチョッと違う



乳母車のタイヤの安全ロックもなにもしない・・・・・


やがて乳母車は10センチ~20センチほど動き出した・・・



私の手は車のドアを開けようと動いた・・・・



幸い乳母車は止まった・・・・


その後ヤングママは乳母車に戻るがなにも知らない・・・




30余年前にある人が『今の青年が人間的に成長しないといけない、


そうでないと、青年が子供をもったときに正しい教育ができない』と


そんな事を思い出した。






心ほのぼの 絵本で子育て エルシー・ピドック ゆめでなわとびをする


エリナー・ファージョン作 シャーロット・ヴォーク絵


石井桃子訳


岩波書店




エルシー・ピドックの不思議な物語、ケーバーン山はグラインド村の人々にとって大切な山


その山を領主が自分のものにしようとする・・・


エルシーは生まれながらに なわとびがうまい、


そのエルシーのうわさや名前がケーバーン山に住む妖精たちのみみに聞こえて・・・



妖精たちはエルシーとケーバーン山でなわとび競争をするが・・・・


エルシーはなかなか強いので自分たちの仲間としてみとめる・・・


エルシーはその山であらゆる秘術を学びついには妖精よりもじょうずに飛べるようになった


・・


なわとびの師匠のアンディ・スパンディはエルシーにいろいろな飛び方を教え


もう教えるものがない・・・


時が過ぎ・・・


ケーバーン山を自分のものにと考えた三人目の領主が村人を山からおいだす


山を取り戻すじょうけんとしてなわとびを飛びつずけるなら返してもいいと領主は無理な約束


を村人に・・・



エレン・モルトマンやこどもたちは山をとり戻そうと山でなわとびを始めるが・・・


エレンは足をもつれさせて終わり・・・


一番年上の女もよろめきなわとびを足元に落として終わってしまう・・・



領主は『おわった!』とおお喜び、この山は自分のもだ・・・印として


レンガをそえつけようとする時・・・


そこへ エルシーが現れてなわとびが始まる・・・



エルシーはもう109歳の老婆になっているので領主は気にもしないで葉巻をぷかぷかと吹かし・・


怪我をするだけとエルシーを横目であざけ笑う・・・


・ケーバーン山の妖精たちは・・


『エルシーピドック とべ!』とさけびエルシーを応援・・・



エルシーは今まで誰もみたこともないように飛んだ・・・


領主はそばでせせら笑うだけ・・・


ずっと飛び続ける事は出来ないはずだ!・・


だが・・・


エルシーのなわとびは終わらない・・・


しまいには領主はカンカンになって怒りはじめ・・・・


力ずくでなわとびを止めさせようとするが・・・


エルシーは領主たちの裏をかいて


高とび、おそとび、するりとび、爪先とび、長とび、早とび、強とび・・・・


と、ずっと飛び続ける・・・



領主は『この山からあのばあさんを追いはらえ、あの女は気がくるっとる』わめきちらすが



・・・最後は・・・



エルシーが強とびでレンガの真上で飛ぶと・・


エルシーのすがたは、足の先がレンガをおしつけたまま地面のなかに見えなくなった・・・


領主は怒りくるってその後から飛び込んだ・・・


すると・・・・


エルシーは、前より元気よくとびだしてきた・・・・が、


領主は二度とこの穴から出てこなかって・・・・




領主の仲間たちは かたをすくめて、ケーバーン山をあきらめて山をおりてゆき・・・


二度ともどってこなかった・・・・



ケーバーン山はエルシーのおかげで子供たちと妖精たちのために永久に守られた・・・


エルシーピドックと妖精の不思議な物語・・・・









心ほのぼの 絵本で子育て アンジュール ある犬の物語


ガブリエル・バンサン 


ブックローン出版




この絵本はおもしろいデッサンだけの絵本だ!


絵本の目的はおさない子供に文字を教えるのが


ひとつの考え方とおもうが、この絵本には文字がない・・・


鉛筆でのデッサンだけである・・・


はじめこの絵本を見た時はビックリした・・・




物語は自動車から白に黒ぶちの入った犬が投げ出される・・・



車は猛スピードで走り出し犬はその車を追いかける・・・・


犬は自分が捨てられた事を分かっていない・・


一生懸命に追いかけれる、犬・・・・でも


犬の走りでは追いつくわけがない・・・



車には親子が乗っていて車の中からだいぶ離れたところで犬にさよならを


言いたげに犬を見ている・・・・


犬は親子の乗る車が止まると又も車をめがけ走りだした・・・


しかし車は犬が来る前に走り出し・・・


小さくなり やがて見えなくなった・・・・・


とぼとぼと歩く犬・・・おなかがすいているのだろうか・・・



やがて見知らぬ道にでた・・・なにを思ったのか急に車の前に飛び出す・・・


犬が飛び出した為に運転手は急ハンドル・・・・



沢山の車が衝突し大惨事になった・・・・


大渋滞の中を犬は何もなかったかのように

とぼとぼと歩き出す・・・

自分の家を探しているのかずっと遠くを見たり下を見たり・・・

淋しさのあまり遠吠えを・・・

長いこと歩いて犬は見知らぬ町についた・・・・

おなかが空いたのか犬は餌のありそうな

町の裏手を歩いていた・・・

人間にはむげにされ・・・

犬は町から出ようとしている時・・・少年と出会う

少年も家出をしたのか町を出るところだったのか・・・

小さなバッグを持って立っていた・・・

やがて・・・犬は少年に近づき少年にすりよる・・・

新しい主人を見つけたのか・・・

少年の淋しさと犬の淋しさが重なり合う・・・・

絵を見ているだけで創造をかきたてられる絵本です・・・