太郎のブログ -162ページ目

猫が排泄後に、自分の尻の周りを舐める

排泄行為をした後、猫は普通、それを覆うように砂をかけます。その理由としては、まずその排泄物の匂いによって、自分の獲物とする動物にその存在を知られないようにするためです。
さらにまた、猫が自分の存在を隠そうとするということでは、排泄後に自分の尻の周りを舐めて、その匂いを消すという行為もあります。
もっとも、それとは逆に、猫は自らの排泄物をあえてそのまま残すという場合もあります。これには、その匂いによって、自己を主張し、縄張り意識を高めるという、いわゆるマーキング行為のような意味合いがあるのです。
一方その反対に、自分より序列の上の猫に対しては、刺激しないように遠慮しなければなりません。ですから、排泄物の匂いを消して、自らの存在も打ち消すようにするのです。

また、家で飼う場合、トイレを清潔にしておかなければなりません。というのも、猫はきれい好きな動物ですので、トイレが汚いと、ほかの場所で排泄行為を行ったりしてしまうからです。
このように、家のトイレが不潔であると、猫はそれを使わなくなってしまいます。ですからそれを清潔に保ち、排泄用の猫砂などは気をつけて、いつも取り換えるようにしておく必要があります。
そして、トイレの置かれている場所が寒かったり、何かの匂いや音などがしていると、猫はそこを避けるようになってしまいます。また、人目につくところ、よく人が行き来するような場所も落ち着くことができず、敬遠してしまいます。
また、猫の排泄用の砂については、今はほぼそのどれもが消臭効果が十分にあり、その材質としての固まり具合もよく、とても使いやすいものとなっています。

そのひとつの木の砂なのですが、これは軽く、可燃ごみとしても扱うことができて、とても便利なものです。もっとも、一般的には固まりがあまり良くなくて、高価な場合が多いというのが難点です。
続いて鉱物系の砂があるのですが、これは固まりがよく、その点では扱いやすいものの、重くて、不燃ごみに分類されてもしまいますので、その点が不便なところです。
それから、紙の砂は軽くて扱いやすいのですが、その半面、飛び散りやすく、また排泄物の匂いも散って、広がってしまうということがあります。けれども、可燃ごみとして出せますし、トイレにも簡単に流せて便利です。
そしてまた、おからの砂というものもあります。これだと周囲におからの匂いが漂ってしまうのですが、もし猫がそれを食べてしまっても、食べ物ですので安全です。











家で猫を飼いたいけど、猫の爪とぎでぼろぼろに傷つけられて

猫の好きな人なら、家でそれを飼ってみたいと思わない人はいないでしょう。けれど、そうした時、困ることもでてきます。そのひとつとして、猫の爪とぎがあります。それによって家の中がどこもかしこもボロボロに傷つけられたりしてしまうからです。
とはいえ、猫にとっての基本的な習性であるこの爪とぎを止めさせることは決してできるものではありません。そして、それよりも爪とぎをやらせる上での何らかの対策を考えていくという方向で検討していかなければならないのです。
そのために、例えば猫に専用の爪とぎ器を与えてやるというのも良いでしょう。そうしたものは市販のものでもありますので、段ボールや、麻布などでできたそれを利用してみると良いでしょう。
もっとも、猫がそれを使ってくれない場合もあります。そうした時には、その設置場所や、高さなどを見直し、猫の使いやすいように工夫していかなければなりません。

具体的には、部屋の片隅よりも、猫のいつも主に通る目立つ場所に置く方がよいでしょう。そこは猫にとって、マーキング的な意味を持ち、自分の存在感を示せるようなところだからです
とはいっても、猫の好みは色々なので、爪とぎ器を設置する場所も、それに応じて変えていく必要があります。例えば上体を起こしてそれをしたがるタイプと、水平な姿勢で地面を掻くようにそれをしたがるタイプとではまた違ってくるのです。
そしてまた、猫がその爪とぎ器をより使いたがるようにさせるには、その好みの匂いであるマタタビをそれに振りかけたり、染み込ませたりしておくと良いでしょう。
さらに、二つ目の対策ですが、それは前もって猫の爪とぎによって傷つけられそうな家の中をすべすべしたもので覆ってしまうのです。例えば、アルミホイールや、プラスチック板などといったものでです。

さらに三番目としては、猫の爪とぎで傷つけられたくない部分を猫の嫌う匂い、例えば酢の匂いや、柑橘系の匂いなどが挙げられますが、そうした匂いを吹きつけたり、塗りつけたりしておくというものです。
そして四番目としては、猫の爪をこまめに注意して、切っておくということがあげられます。さらには、その足を靴下のようなもので覆ってしまうというやり方もあります。
そして五番目としては、猫に対して、叱ったりすることで躾をしていくということです。爪とぎをする場所を教えこむのです。これには大きな音や声を立てたり、水鉄砲のようなもので猫を驚かしたりするなどといった方法があります。
爪とぎの対策として考えられるものは以上ですが、忘れてならないことは、爪とぎは猫にとって、欠かすことのできない習性であるということです。ですから、そのことを十分に考慮した上で、これらのことに対処していかなければならないのです。











猫の爪とぎは、特有の匂いをこすりつけて残します

猫にとって、爪とぎは欠かせない生物的な行動です。家で飼う場合、これは大きな問題になってきますが、猫が爪とぎを行なうのにはおもに四つの理由があります。
第一に言えることは、爪を常に鋭くしておけば獲物を捕えるのに有利だということです。そして第二の点としては、爪をとぐことでそれが足の裏に食い込んだあり、あるいはその爪で自分の体を傷つけることを防げるからです。
そして、第三点としては、いわゆるマーキング行動というものがあり、爪をとぐことによって、肉球から分泌される自らの匂いをその場にこすりつけることができるためです。
また、そうした場合に、猫はなるべく高い位置で爪をとぎ、その跡を残そうとするのですが、それはその領域に大きな猫がいるということを示すためのデモンストレーションなのです。

そしてさらに、第四番目の理由としては、爪とぎによるストレス解消ということを挙げることができます。猫にとり、爪とぎには何らかの不安や動揺を感じたときに、心落ち着かせるという効用があるのです。
もっとも、猫の爪とぎとは、刃物をとぐように爪をとぐという訳ではないのです。古い爪の一部分を剥がすことで、爪が鋭くなるというものなのです。
そして、猫の爪とぎはその前足だけに限られていて、後ろ足は歯で剥がしたりしています。さらに爪とぎは猫同士の連絡にも使われたりしていて、その行動は猫にとり、なくてはならないものなのです。
確かに、そんな猫による爪とぎによって、家じゅうがボロボロにされかねません。たとえば家具にしろ、柱にしろ、襖にしろ、障子にしろ、さらには家じゅうの家具が至る所、傷つけられてしまったりもします。

けれども、猫にとっては爪とぎはその最も大切な習性であるので、それをさせないようにすることなどはおよそ不可能なことと言っても良いでしょう。
そしてまた、もし家の中で爪とぎができなくなれば、猫は大変なストレスに陥ってしまいます。そのためにも、家の中で猫の爪とぎを上手に行わせていく必要があります。
そしてそのためには、爪とぎに対しての躾をきちんとするということが大切です。具体的には、猫が普段、爪をとぐものとその場所を決めておくということです。
そしてまた、猫の手を取って、爪とぎの真似をさせてみたりすることで、猫にその場所を覚えさせたり、そのつど褒めたり、叱ったりしながら根気よく、そうしたこと繰り返していくことが大切です。