5月1日発売の日経トレンディ6月号「スマートフォン&iPad」では、今年に入り注目度が急上昇しているスマートフォンについてのあらゆる情報を網羅している。特に注目を集める端末の1つが、iPhoneが支配していたカテゴリーに久々に現れた“大型新人”、「Xperia(エクスペリア)」だ。
【詳細画像または表】
アンドロイドOSを採用したスマートフォン「Xperia」(NTTドコモ/ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズ)が注目されている。こうした“対iPhoneの切り札”とも呼べる端末が登場したことで、そろそろスマートフォンデビューを考えている人も多いだろう。ただ、気になるのが月額料金などのランニングコストだ。そこで、さまざまな料金プランや通信サービスを徹底検証。Xperiaのランニングコストを一般的な料金プランよりもさらに下げる方法があることがわかった。
まず、Xperiaは一括払いでの購入が望ましい。独自のポイントが付く家電量販店などであれば、そのぶんが得になる。5月31日まで行われる「デビュー割スマートフォン」キャンペーンを利用すれば、3万7842円で端末を購入できる。
一般的な料金プランの場合、Xperiaのランニングコストがどの程度になるのかを計算してみた。
Xperiaを一括払いで購入し、「タイプシンプル バリュー」(780円)と「パケ・ホーダイ シンプル」(0~5985円)に加入。通話も通信もしなかった場合、最安の月額料金は780円。通話をせず、パケットを最大限に使った場合は7080円だ。
ランニングコストを下げるため、無料通話分が付かないぶん、基本料金が安くなるタイプバリュー シンプルで計算したが、パケット使い放題で月額7080円というのはやや割高に感じる。
だが、“通信専用プラン”でXperiaのランニングコストはさらに安くできる。
注)各料金は各種割引サービスを利用し、契約から2年以内のもの。端末を一括払いで購入し、通話なしとして計算。端末の価格は編集部の予測も含む
「通話」を捨てれば劇的に安くなる
実は、Xperiaにはデータ通信専用の定額料金プラン「定額データプラン スタンダード」を適用できる。定額データプランはもともとPCなどを対象にした料金プラン。そのため通話はできず、一部の通信に制限があるほか、端末購入時の割り引きなどを受けられない場合もあるが、バリューコースなら月額料金を1525~6510円にできる。
さらに劇的に安くする方法もある。
現在持っているケータイがNTTドコモのものであれば、データ通信専用のSIMカード「b-mobile SIM U300」(日本通信)を使って、Xperiaのランニングコストを大幅に下げられる。
まず、現在使っているNTTドコモのケータイをXperiaに機種変更。手続きが終わったら、Xperiaに差さっているSIMカードをケータイに戻す。その後、b-mobile SIMをXperiaに差して使うのだ。
b-mobile SIMは、1年間使い放題の場合、実勢価格が2万9800円。ひと月2500円弱で使える計算だ。ケータイとXperiaの“2台持ち”になり、Xperiaで通話はできないが、ランニングコストを大幅に安くできるのは魅力だ。
■2枚のSIMを使い分ける
b-mobileの通信速度は遅め
b-mobile SIMの実体はNTTドコモのSIMカードだが、通信は上下とも0.3Mbps程度に制限されている。実際に試してみたところ、ウェブページの表示などに遅さを感じた。ただ、メールなどの利用が中心であれば十分実用的といえる。
日経トレンディ6月号ではXperia以外にも、iPhone 3GS、HTC Desireなどのランニングコストを徹底比較しているほか、各端末の通信速度がどれだけ速いかのスピードテストを東名阪で実施。ほかにiPad(アップル)やスマートフォンの必携アプリ101個、スマートフォンをさらに活用するための便利グッズなど幅広い情報を紹介している。
(文/佐々木淳之=日経トレンディ)
注)掲載している測定値は、あくまでも編集部の計測結果で、速度を保証するものではない。通信速度は時期や電波環境により変わる可能性がある
1日に販売を開始したNTTドコモのスマートフォン「Xperia」
の入手が困難となっているようだ。
編集部で販売店などに確認したところでは、1店は本日注文しても4月中の入手は困難。他店も同じで、あるところは今月20台入荷するがそれは予約分のみとのこと。ショップによって状況は多少異なるが、同様の状態のところが多数と思われる。
NTTドコモ広報では「好評頂いていて品薄が続いている。想定以上に売れている状態だ」とコメント。品薄の状態が解消する時期については、明確な答えは得られなかった。
編集部で販売店などに確認したところでは、1店は本日注文しても4月中の入手は困難。他店も同じで、あるところは今月20台入荷するがそれは予約分のみとのこと。ショップによって状況は多少異なるが、同様の状態のところが多数と思われる。
NTTドコモ広報では「好評頂いていて品薄が続いている。想定以上に売れている状態だ」とコメント。品薄の状態が解消する時期については、明確な答えは得られなかった。
グーグルは27日、Googleマップに新機能「Earthビュー」を追加した。プラグインを導入することで、GoogleマップからGoogle Earthを見ることができるものだ。
グーグルでは、Googleマップの航空写真、Google Earthを通して、臨場感のある地図を提供してきたが、今回の新機能はそれを統合するものとなる。Google Earthでは、衛星写真の地図を3Dで見ることが可能で、建築物なども3Dモデルで再現されている。3Dで再現された街やビル、山脈の起伏や海底までリアルな迫力で見られるだけでなく、上下左右、実際にはヘリコプターでもなければ見られないような場所からでも、自由にその場を見ることが可能となっている。「Earthビュー」は、従来のデスクトップ版Google Earthと同じ技術で動作しているため、高解像度の衛星イメージや地形の起伏、3Dの街並みなど、すべてブラウザ上で閲覧できるとのこと。
画面右上にあるボタンをクリックするだけで、従来のマップ、航空写真、そしてEarthの表示を切り替えできる。Earthビューを使えば、英ストーンヘンジ、独ノイシュバンシュタイン城、豪オペラハウスのほか、アンコールワット、スフィンクスといった有名建築物や世界の名所も、3Dで閲覧可能だ。さらには海底に眠るタイタニック号も用意されているという。これらの名所は、地図の左パネルにある「おすすめの場所」からダイレクトに移動することも可能だ。
なおGoogle Earth APIを使うことで、開発者がWebサイトにGoogle Earthを組み込むことも可能となっている。Google Earthプラグインは、Microsoft WindowsとApple Mac OSのほとんどの環境で動作するとのこと。
グーグルでは、Googleマップの航空写真、Google Earthを通して、臨場感のある地図を提供してきたが、今回の新機能はそれを統合するものとなる。Google Earthでは、衛星写真の地図を3Dで見ることが可能で、建築物なども3Dモデルで再現されている。3Dで再現された街やビル、山脈の起伏や海底までリアルな迫力で見られるだけでなく、上下左右、実際にはヘリコプターでもなければ見られないような場所からでも、自由にその場を見ることが可能となっている。「Earthビュー」は、従来のデスクトップ版Google Earthと同じ技術で動作しているため、高解像度の衛星イメージや地形の起伏、3Dの街並みなど、すべてブラウザ上で閲覧できるとのこと。
画面右上にあるボタンをクリックするだけで、従来のマップ、航空写真、そしてEarthの表示を切り替えできる。Earthビューを使えば、英ストーンヘンジ、独ノイシュバンシュタイン城、豪オペラハウスのほか、アンコールワット、スフィンクスといった有名建築物や世界の名所も、3Dで閲覧可能だ。さらには海底に眠るタイタニック号も用意されているという。これらの名所は、地図の左パネルにある「おすすめの場所」からダイレクトに移動することも可能だ。
なおGoogle Earth APIを使うことで、開発者がWebサイトにGoogle Earthを組み込むことも可能となっている。Google Earthプラグインは、Microsoft WindowsとApple Mac OSのほとんどの環境で動作するとのこと。
携帯販売ランキング(4月5日~4月11日):Android端末「Xperia」が好調だ。初登場の前回に引き続き、キャリア総合ランキングで首位を獲得した。同モデルの登場が、iPhoneの独壇場だった日本のスマートフォン市場に変化を起こすかもしれない。
【表:携帯販売ランキングTOP10】 【拡大画像】
キャリア総合ランキングでは、前回初登場で1位を獲得したAndroid端末「Xperia」がその座を守った。予約が殺到したことを考えると、前回の首位は順当な結果だったと言えるが、今回もランキング上の勢いは衰えなかった。これまで日本では「スマートフォンではなくiPhoneが売れている」という状況だったが、Xperiaの登場が状況を変えるかもしれない。次回の順位も引き続き注目だ。
上位5モデルには変化がなく、2位と4位は「iPhone 3GS」の16Gバイトモデルと32Gバイトモデルが獲得。3位には高機能ケータイの人気モデル「SH-01B」がランクインし、5位にはシンプル端末「Jelly Beans 840SH」が入った。
シニア層をターゲットにした「らくらくホン ベーシックII」は6位、“セパレートケータイ”として話題を集めている「F-04B」は7位とそれぞれランクアップ。一方、auの「T003」「SH004」はそれぞれ順位を下げ、全体的にauの勢いが感じられない結果となった。
ドコモのランキングでは、「らくらくホン ベーシックII」と「F-04B」がそれぞれ順位を上げた。NECのスリム端末「N-01B」は5位にランクダウンした。
また、トップ10圏外から防塵、防滴性能を備えた「らくらくホン6」が10位に浮上した。
auのランキングは、ボディにステンレスを採用した東芝製のスリム端末「T003」が首位にランクインした。8Mカメラ搭載モデル「SH004」は連続首位記録を3でストップし、2位に下落した。3位には「EXILIMケータイ CA004」が入った。SH004とCA004はともに旧モデルをブラッシュアップして求めやすい価格帯で提供したもので、安定した人気を獲得し続けている。
動きの少ない状態が続いていたソフトバンクモバイルのランキングだが、今回はWオープンスタイルを採用したパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末「931P」が5位、ダブルワンセグと無線LANを搭載したシャープ製の「AQUOSケータイ 943SH」が6位と、高機能な2モデルがそれぞれ順位を上げた。
イー・モバイルのランキングでは、下り最大7.2Mbps/上り最大1.4Mbpsの通信速度に対応した折りたたみ型端末「H31IA」が8位から6位にランクアップした。同社の携帯電話として最速の通信速度を誇る同端末だが、さらなる順位の上昇はあるだろうか。【山田祐介】
【表:携帯販売ランキングTOP10】 【拡大画像】
キャリア総合ランキングでは、前回初登場で1位を獲得したAndroid端末「Xperia」がその座を守った。予約が殺到したことを考えると、前回の首位は順当な結果だったと言えるが、今回もランキング上の勢いは衰えなかった。これまで日本では「スマートフォンではなくiPhoneが売れている」という状況だったが、Xperiaの登場が状況を変えるかもしれない。次回の順位も引き続き注目だ。
上位5モデルには変化がなく、2位と4位は「iPhone 3GS」の16Gバイトモデルと32Gバイトモデルが獲得。3位には高機能ケータイの人気モデル「SH-01B」がランクインし、5位にはシンプル端末「Jelly Beans 840SH」が入った。
シニア層をターゲットにした「らくらくホン ベーシックII」は6位、“セパレートケータイ”として話題を集めている「F-04B」は7位とそれぞれランクアップ。一方、auの「T003」「SH004」はそれぞれ順位を下げ、全体的にauの勢いが感じられない結果となった。
ドコモのランキングでは、「らくらくホン ベーシックII」と「F-04B」がそれぞれ順位を上げた。NECのスリム端末「N-01B」は5位にランクダウンした。
また、トップ10圏外から防塵、防滴性能を備えた「らくらくホン6」が10位に浮上した。
auのランキングは、ボディにステンレスを採用した東芝製のスリム端末「T003」が首位にランクインした。8Mカメラ搭載モデル「SH004」は連続首位記録を3でストップし、2位に下落した。3位には「EXILIMケータイ CA004」が入った。SH004とCA004はともに旧モデルをブラッシュアップして求めやすい価格帯で提供したもので、安定した人気を獲得し続けている。
動きの少ない状態が続いていたソフトバンクモバイルのランキングだが、今回はWオープンスタイルを採用したパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末「931P」が5位、ダブルワンセグと無線LANを搭載したシャープ製の「AQUOSケータイ 943SH」が6位と、高機能な2モデルがそれぞれ順位を上げた。
イー・モバイルのランキングでは、下り最大7.2Mbps/上り最大1.4Mbpsの通信速度に対応した折りたたみ型端末「H31IA」が8位から6位にランクアップした。同社の携帯電話として最速の通信速度を誇る同端末だが、さらなる順位の上昇はあるだろうか。【山田祐介】
ここ1~2年で中古ケータイ市場が急拡大した。「契約期間や契約解除料を気にせず、欲しいと思った時に新しい端末に乗り換えられる」という購入目的だけでなく、「手持ちの不要な端末を処分したい」という売却目的で利用するユーザーが増えている。中古ショップならその場ですぐに現金化できることもあり、買い取り依頼の件数も日増しに増えているという。
【詳細画像または表】
買い取りの際に気になるのが「キズや汚れがあると、どれぐらい査定が下がるのか」「古い端末でも買い取ってくれるのか」といった点だろう。買い取りに際して覚えておきたい点や、査定額を上げるための意外なテクニックを中古ショップに聞いた。
パソコンやデジカメと比べ、キズは厳しく査定される
中古ケータイの取り扱いに力を入れるじゃんぱら秋葉原3号店の遠藤 智氏は、「液晶画面とボディーに付いたキズを特に細かくチェックする」と語る。ノートパソコンやデジカメなど他のジャンルの商品と比べ、携帯電話は特にキズを厳しく査定するという。常に手にして使うアイテムゆえに、購入客がキズを細かく気にする傾向が強いためだ。
液晶パネルやトップカバーなどの目立ちやすい場所のキズに対しては、最大30%のマイナス査定を付ける。本体底面や側面の細かなキズなど、ふだん気になりにくい場所ならば、それほど厳しくマイナスにはしないとのことだ。
遠藤氏は「査定額を落とさないためには、購入時に液晶保護フィルムを装着しておくのがお薦め」と語った。どんなにボディーの状態がよくても、液晶画面にキズがあれば大幅な査定ダウンにつながってしまうためだ。
取材時に買い取り査定中だったNTTドコモの「L-01A」を例に解説してくれた。買い取りの基準金額は1万4000円(4月2日時点)だが、これは新品の状態を基準とした上限価格であり、商品の状態によって減額される。査定中の商品は、液晶画面に細かな線状のキズが生じていたため、10%マイナスになるという。本体の右上には何かをぶつけたような小さなキズもあり、こちらも10%マイナスと判断された。合わせて20%のマイナスとなり、買い取り金額は1万1200円となった。
キズには厳しいものの、意外にも付属品の欠品によるマイナス査定は少ない。説明書が欠品でも500~1000円前後のマイナスにしかならないという。極端な話、箱や説明書などの付属品が一切なくても、キズによるマイナスと比べれば査定への影響は少ないという。肝心なのは「端末の状態がいかに良好か?」ということに尽きる。
外装を新品に交換してから買い取り査定に臨むテクニックも
マイナス査定を防ぐ奥の手として「買い取りに出す前に、キャリアが提供する外装交換サービスを利用するのがお薦め」とこっそり教えてくれた。
NTTドコモの場合、3990円でフロントカバーとリアカバー(バッテリーカバーのみオプションで、別途420円が必要)を新品に交換できる。ケータイ自体は問題なく動作するものの、落下などで本体がボロボロになっている場合は、事前にこのサービスを利用しておくのがよい。NTTドコモの場合、代金の支払いにドコモポイントが利用できるので、直接の出費なしで済むのがメリットだ。
だが、もともと買い取り上限金額が低い端末では、このテクニックを利用するメリットは薄い。買い取り上限金額が4000~5000円程度の機種ならば、もし20%の減額査定になったとしても、マイナスになるのは1000円以下で済む。ある程度の買い取り金額が期待できる人気機種限定のワザといえよう。
シャープ製端末やスマートフォンは高額買い取りが期待できる
中古ケータイに力を入れるイオシスの石山祐輔氏は、「キズや汚れ以前に、人気機種であるかどうかがもっとも重要」と力説する。人気が高くて回転率のよい売れ筋機種は、ショップとしてもノドから手が出るほど欲しい。そのような機種は高値安定の傾向が強くなる。
なかでも人気なのがシャープ製の携帯電話だ。キャリアを問わず「AQUOSケータイが欲しい」という指名買いがとても多いという。
AQUOSケータイは、液晶テレビの技術を生かした美しい表示の液晶パネル、パネル面だけが90度回転してワンセグ放送が見やすくなるサイクロイド機構、コンパクトデジカメ並みに優れた描写力を持つカメラ機能など、他社製品と比べて特徴が多い。「シャープ製端末=ハイエンド」との認識が広まっており、特に機能重視のユーザーの人気が高い。買い取り価格は、NTTドコモの「SH-01B」が上限2万4000円、auの「SH006」は上限2万円と、他メーカーの製品と比べても高めで推移している。
スマートフォンも高値で安定している。特に、先日発売されたNTTドコモの「Xperia」の注目度が高まっている。早くもポツポツと入荷しているが、店に並べたその日のうちに完売するほどの人気ぶりだ。買い取り査定中、様子を横で見ていたお客さんに「それ売るの?」と聞かれて、店に並べる間もなく買い手がついた例もあるという。少し前までの爆発的なiPhoneブームをほうふつとさせる注目度だという。ショップとしても「欲しいケータイ」の筆頭格といい、買い取り上限金額も3万5000円と高値を付けている。
定番のiPhoneについては、知名度がきわめて高いことから引き合いは強く、買い取り上限金額も3万円台後半と高い。特に外国人が積極的に購入していくといい、しばらくは買い取り金額の高値安定が続く見込みだ。
最新モデルでも不人気機種は査定が低くなる
反対に、売れ筋ではない不人気機種や、在庫がダブつき気味の機種などは、たとえ新しめの機種であっても買い取り金額が低くなる。
NTTドコモのシャープ製端末「SH-08A」は、太陽電池によるソーラー充電ができることが話題を呼んだ。だが、発電の効率が悪くなかなか充電できないことや、人気モデルと比べて本体の厚みと重さがある点が不評で、多くのユーザーがこぞって買い取りに出すことに。中古品の売れ行きも芳しくないために在庫がだぶつき、買い取り価格が急落した。
販売店による在庫品の大量放出も、買い取り相場を下げる要因になる。イオシスでは、NTTドコモの「N-06A」や「SH-08A」、auの「S002」などの旧モデルが集中的に入荷したため、買い取り価格を急きょ引き下げた。下げ幅の大きい機種は、1万円以上も下がったという。
運悪くそのような不人気機種を持っている場合、予想外の低い買い取り価格になる可能性がある。一部の中古ショップは、Webサイトで買い取り価格を公開しているので、事前に調べておくとよい。販売店によって買い取り価格は異なるので、あるショップで安かったとしても、あきらめずに別のショップに当たってみることも重要だ。
手持ちのケータイを2つのショップで査定してみると…
筆者がふだん使っているケータイを中古ショップに持ち込み、いくらの査定が出るかを調べてみた。今回調査の対象としたのは、NTTドコモの「P-01A」。すでに型落ちとなった2008年モデルだが、いまだ人気が高いモデルとして知られる。
まず、じゃんぱら 秋葉原3号店に持ち込んだ。カバーの隅にぶつけたようなキズがあり、10%の減額を受けた。それ以外にも細かなキズがあったが、それらを考慮したうえでカバー全体でマイナス10%という評価になった。液晶画面は、端の部分に細かい線キズが見つかり、10%マイナスの査定に。合計20%の減額となった。「人気機種で状態もそこそこ良好だが、キズがあるのが残念」(遠藤氏)とのことだ。
▼じゃんぱら 秋葉原3号店
・上限買い取り金額:9500円→査定結果:7600円
続いて、イオシス あきば中央通店で査定を申し込んだ。カバーと液晶画面のキズに加え、本体底面の小さなキズにも厳しくチェックが入った。だが、液晶部分に保護フィルムを貼り付けていたのが好印象だった様子で、大きな減額は上記の3点のみになった。「全体のコンディションを見て、総合的に査定した」(石山氏)という。
▼イオシス あきば中央通店
・上限買い取り金額:1万2000円→査定結果:9000円
多少古くても、ダメモトで買い取り査定に出してみるのがお薦め
中古ケータイ買い取りの際の要点をまとめてみた。
・液晶パネルの状態は重要。どんな細かなキズでも減額対象になってしまう・説明書などの付属品が欠品していても、減額は思ったよりも少ない・買い取り金額が高い人気機種は、外装交換サービスを利用するのもお薦め・AQUOSケータイやiPhoneなど、知名度のあるモデルは高額査定が付きやすい
中古ショップでの買い取り金額は、キズをはじめとする状態のよしあしだけでなく、端末自体の人気の高さも重要視される。人気機種を大事に使っているならば、予想外に高い査定が得られることもある。使い込んで状態がボロボロだとしても、外装交換などのテクニックで査定ダウンを防ぐことも可能だ。
多少古い機種でも、NTTドコモの905iシリーズなどは7000円程度で買い取ってくれることもある。古いからといってあっさり廃棄処分するのではなく、まず中古ショップの買い取り価格を調べてみるのがお薦めだ。
(文/白石ひろあき)
【詳細画像または表】
買い取りの際に気になるのが「キズや汚れがあると、どれぐらい査定が下がるのか」「古い端末でも買い取ってくれるのか」といった点だろう。買い取りに際して覚えておきたい点や、査定額を上げるための意外なテクニックを中古ショップに聞いた。
パソコンやデジカメと比べ、キズは厳しく査定される
中古ケータイの取り扱いに力を入れるじゃんぱら秋葉原3号店の遠藤 智氏は、「液晶画面とボディーに付いたキズを特に細かくチェックする」と語る。ノートパソコンやデジカメなど他のジャンルの商品と比べ、携帯電話は特にキズを厳しく査定するという。常に手にして使うアイテムゆえに、購入客がキズを細かく気にする傾向が強いためだ。
液晶パネルやトップカバーなどの目立ちやすい場所のキズに対しては、最大30%のマイナス査定を付ける。本体底面や側面の細かなキズなど、ふだん気になりにくい場所ならば、それほど厳しくマイナスにはしないとのことだ。
遠藤氏は「査定額を落とさないためには、購入時に液晶保護フィルムを装着しておくのがお薦め」と語った。どんなにボディーの状態がよくても、液晶画面にキズがあれば大幅な査定ダウンにつながってしまうためだ。
取材時に買い取り査定中だったNTTドコモの「L-01A」を例に解説してくれた。買い取りの基準金額は1万4000円(4月2日時点)だが、これは新品の状態を基準とした上限価格であり、商品の状態によって減額される。査定中の商品は、液晶画面に細かな線状のキズが生じていたため、10%マイナスになるという。本体の右上には何かをぶつけたような小さなキズもあり、こちらも10%マイナスと判断された。合わせて20%のマイナスとなり、買い取り金額は1万1200円となった。
キズには厳しいものの、意外にも付属品の欠品によるマイナス査定は少ない。説明書が欠品でも500~1000円前後のマイナスにしかならないという。極端な話、箱や説明書などの付属品が一切なくても、キズによるマイナスと比べれば査定への影響は少ないという。肝心なのは「端末の状態がいかに良好か?」ということに尽きる。
外装を新品に交換してから買い取り査定に臨むテクニックも
マイナス査定を防ぐ奥の手として「買い取りに出す前に、キャリアが提供する外装交換サービスを利用するのがお薦め」とこっそり教えてくれた。
NTTドコモの場合、3990円でフロントカバーとリアカバー(バッテリーカバーのみオプションで、別途420円が必要)を新品に交換できる。ケータイ自体は問題なく動作するものの、落下などで本体がボロボロになっている場合は、事前にこのサービスを利用しておくのがよい。NTTドコモの場合、代金の支払いにドコモポイントが利用できるので、直接の出費なしで済むのがメリットだ。
だが、もともと買い取り上限金額が低い端末では、このテクニックを利用するメリットは薄い。買い取り上限金額が4000~5000円程度の機種ならば、もし20%の減額査定になったとしても、マイナスになるのは1000円以下で済む。ある程度の買い取り金額が期待できる人気機種限定のワザといえよう。
シャープ製端末やスマートフォンは高額買い取りが期待できる
中古ケータイに力を入れるイオシスの石山祐輔氏は、「キズや汚れ以前に、人気機種であるかどうかがもっとも重要」と力説する。人気が高くて回転率のよい売れ筋機種は、ショップとしてもノドから手が出るほど欲しい。そのような機種は高値安定の傾向が強くなる。
なかでも人気なのがシャープ製の携帯電話だ。キャリアを問わず「AQUOSケータイが欲しい」という指名買いがとても多いという。
AQUOSケータイは、液晶テレビの技術を生かした美しい表示の液晶パネル、パネル面だけが90度回転してワンセグ放送が見やすくなるサイクロイド機構、コンパクトデジカメ並みに優れた描写力を持つカメラ機能など、他社製品と比べて特徴が多い。「シャープ製端末=ハイエンド」との認識が広まっており、特に機能重視のユーザーの人気が高い。買い取り価格は、NTTドコモの「SH-01B」が上限2万4000円、auの「SH006」は上限2万円と、他メーカーの製品と比べても高めで推移している。
スマートフォンも高値で安定している。特に、先日発売されたNTTドコモの「Xperia」の注目度が高まっている。早くもポツポツと入荷しているが、店に並べたその日のうちに完売するほどの人気ぶりだ。買い取り査定中、様子を横で見ていたお客さんに「それ売るの?」と聞かれて、店に並べる間もなく買い手がついた例もあるという。少し前までの爆発的なiPhoneブームをほうふつとさせる注目度だという。ショップとしても「欲しいケータイ」の筆頭格といい、買い取り上限金額も3万5000円と高値を付けている。
定番のiPhoneについては、知名度がきわめて高いことから引き合いは強く、買い取り上限金額も3万円台後半と高い。特に外国人が積極的に購入していくといい、しばらくは買い取り金額の高値安定が続く見込みだ。
最新モデルでも不人気機種は査定が低くなる
反対に、売れ筋ではない不人気機種や、在庫がダブつき気味の機種などは、たとえ新しめの機種であっても買い取り金額が低くなる。
NTTドコモのシャープ製端末「SH-08A」は、太陽電池によるソーラー充電ができることが話題を呼んだ。だが、発電の効率が悪くなかなか充電できないことや、人気モデルと比べて本体の厚みと重さがある点が不評で、多くのユーザーがこぞって買い取りに出すことに。中古品の売れ行きも芳しくないために在庫がだぶつき、買い取り価格が急落した。
販売店による在庫品の大量放出も、買い取り相場を下げる要因になる。イオシスでは、NTTドコモの「N-06A」や「SH-08A」、auの「S002」などの旧モデルが集中的に入荷したため、買い取り価格を急きょ引き下げた。下げ幅の大きい機種は、1万円以上も下がったという。
運悪くそのような不人気機種を持っている場合、予想外の低い買い取り価格になる可能性がある。一部の中古ショップは、Webサイトで買い取り価格を公開しているので、事前に調べておくとよい。販売店によって買い取り価格は異なるので、あるショップで安かったとしても、あきらめずに別のショップに当たってみることも重要だ。
手持ちのケータイを2つのショップで査定してみると…
筆者がふだん使っているケータイを中古ショップに持ち込み、いくらの査定が出るかを調べてみた。今回調査の対象としたのは、NTTドコモの「P-01A」。すでに型落ちとなった2008年モデルだが、いまだ人気が高いモデルとして知られる。
まず、じゃんぱら 秋葉原3号店に持ち込んだ。カバーの隅にぶつけたようなキズがあり、10%の減額を受けた。それ以外にも細かなキズがあったが、それらを考慮したうえでカバー全体でマイナス10%という評価になった。液晶画面は、端の部分に細かい線キズが見つかり、10%マイナスの査定に。合計20%の減額となった。「人気機種で状態もそこそこ良好だが、キズがあるのが残念」(遠藤氏)とのことだ。
▼じゃんぱら 秋葉原3号店
・上限買い取り金額:9500円→査定結果:7600円
続いて、イオシス あきば中央通店で査定を申し込んだ。カバーと液晶画面のキズに加え、本体底面の小さなキズにも厳しくチェックが入った。だが、液晶部分に保護フィルムを貼り付けていたのが好印象だった様子で、大きな減額は上記の3点のみになった。「全体のコンディションを見て、総合的に査定した」(石山氏)という。
▼イオシス あきば中央通店
・上限買い取り金額:1万2000円→査定結果:9000円
多少古くても、ダメモトで買い取り査定に出してみるのがお薦め
中古ケータイ買い取りの際の要点をまとめてみた。
・液晶パネルの状態は重要。どんな細かなキズでも減額対象になってしまう・説明書などの付属品が欠品していても、減額は思ったよりも少ない・買い取り金額が高い人気機種は、外装交換サービスを利用するのもお薦め・AQUOSケータイやiPhoneなど、知名度のあるモデルは高額査定が付きやすい
中古ショップでの買い取り金額は、キズをはじめとする状態のよしあしだけでなく、端末自体の人気の高さも重要視される。人気機種を大事に使っているならば、予想外に高い査定が得られることもある。使い込んで状態がボロボロだとしても、外装交換などのテクニックで査定ダウンを防ぐことも可能だ。
多少古い機種でも、NTTドコモの905iシリーズなどは7000円程度で買い取ってくれることもある。古いからといってあっさり廃棄処分するのではなく、まず中古ショップの買い取り価格を調べてみるのがお薦めだ。
(文/白石ひろあき)