5月1日発売の日経トレンディ6月号「スマートフォン&iPad」では、今年に入り注目度が急上昇しているスマートフォンについてのあらゆる情報を網羅している。特に注目を集める端末の1つが、iPhoneが支配していたカテゴリーに久々に現れた“大型新人”、「Xperia(エクスペリア)」だ。
【詳細画像または表】
アンドロイドOSを採用したスマートフォン「Xperia」(NTTドコモ/ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズ)が注目されている。こうした“対iPhoneの切り札”とも呼べる端末が登場したことで、そろそろスマートフォンデビューを考えている人も多いだろう。ただ、気になるのが月額料金などのランニングコストだ。そこで、さまざまな料金プランや通信サービスを徹底検証。Xperiaのランニングコストを一般的な料金プランよりもさらに下げる方法があることがわかった。
まず、Xperiaは一括払いでの購入が望ましい。独自のポイントが付く家電量販店などであれば、そのぶんが得になる。5月31日まで行われる「デビュー割スマートフォン」キャンペーンを利用すれば、3万7842円で端末を購入できる。
一般的な料金プランの場合、Xperiaのランニングコストがどの程度になるのかを計算してみた。
Xperiaを一括払いで購入し、「タイプシンプル バリュー」(780円)と「パケ・ホーダイ シンプル」(0~5985円)に加入。通話も通信もしなかった場合、最安の月額料金は780円。通話をせず、パケットを最大限に使った場合は7080円だ。
ランニングコストを下げるため、無料通話分が付かないぶん、基本料金が安くなるタイプバリュー シンプルで計算したが、パケット使い放題で月額7080円というのはやや割高に感じる。
だが、“通信専用プラン”でXperiaのランニングコストはさらに安くできる。
注)各料金は各種割引サービスを利用し、契約から2年以内のもの。端末を一括払いで購入し、通話なしとして計算。端末の価格は編集部の予測も含む
「通話」を捨てれば劇的に安くなる
実は、Xperiaにはデータ通信専用の定額料金プラン「定額データプラン スタンダード」を適用できる。定額データプランはもともとPCなどを対象にした料金プラン。そのため通話はできず、一部の通信に制限があるほか、端末購入時の割り引きなどを受けられない場合もあるが、バリューコースなら月額料金を1525~6510円にできる。
さらに劇的に安くする方法もある。
現在持っているケータイがNTTドコモのものであれば、データ通信専用のSIMカード「b-mobile SIM U300」(日本通信)を使って、Xperiaのランニングコストを大幅に下げられる。
まず、現在使っているNTTドコモのケータイをXperiaに機種変更。手続きが終わったら、Xperiaに差さっているSIMカードをケータイに戻す。その後、b-mobile SIMをXperiaに差して使うのだ。
b-mobile SIMは、1年間使い放題の場合、実勢価格が2万9800円。ひと月2500円弱で使える計算だ。ケータイとXperiaの“2台持ち”になり、Xperiaで通話はできないが、ランニングコストを大幅に安くできるのは魅力だ。
■2枚のSIMを使い分ける
b-mobileの通信速度は遅め
b-mobile SIMの実体はNTTドコモのSIMカードだが、通信は上下とも0.3Mbps程度に制限されている。実際に試してみたところ、ウェブページの表示などに遅さを感じた。ただ、メールなどの利用が中心であれば十分実用的といえる。
日経トレンディ6月号ではXperia以外にも、iPhone 3GS、HTC Desireなどのランニングコストを徹底比較しているほか、各端末の通信速度がどれだけ速いかのスピードテストを東名阪で実施。ほかにiPad(アップル)やスマートフォンの必携アプリ101個、スマートフォンをさらに活用するための便利グッズなど幅広い情報を紹介している。
(文/佐々木淳之=日経トレンディ)
注)掲載している測定値は、あくまでも編集部の計測結果で、速度を保証するものではない。通信速度は時期や電波環境により変わる可能性がある