感想・・・昔の食事は多少ひもじい(お腹が空いた)思いをしていても、日本人の場合は人間の体に合った理想的な食べ物だったので食事が原因で病気になる人は少なかったのです。
だから結核などで亡くなる人は、線の細い気弱な人が多かったと思います。
まさしく〝病は気から〟なのです。
気持ちのしっかりした人は、感染されるといわれた結核病棟に入って行っても伝染することはなかった。
まさしく心が主で肉体は従です。
善い意味でも、悪い意味でも精神が大きく影響します。
一瞬にしてガンができることもあれば、消えることがある
それはガン(病気)が心の在りようを教えてくれている。
病気になったらどうしよう!ではなく
なぜ病気になったのか?
食生活を含め心の状態をチェックする必要があると思います。
本文
世界を平和にする為には、幸福にする為には、神の心のままに各自が、この人生を生きぬいてゆかねばなりません。
神の心とは、愛であり、光(光明)であり、調和であります。
そうした心が、人間の本心なのであります。
ですから、こうした心を離れた想念(おもい)は、すべて神を離れたもので、迷いであり、業(カルマ)であるといい得るのです。
怒りの想い、争いの想い、恐怖の想い、妬心、悲しみ、等の想念は、みずからの血を汚し、血液の循環を乱す、と、医学者もいっておりますが、血を汚し、血液の循環を乱すということは、自己の生命の運行を損っていることになります。
しかも、そればかりではなく、そうした想念は、そのまま波動となって、他の人々、社会、人類に伝って、それぞれに悪影響を与えてゆくのです。
人間一人の想念は、自己に影響することは勿論、このように他にも影響を及ぼしてゆくものなのです。
(五井昌久『霊性の開発』38頁・39頁)