小聖は山にかくれ、大聖は街にひそむ。汚れに住みして汚れに把われず、生命そのままに生きられる人は大聖である。
解釈
山にこもって修行して来たという人を私はすごいとも素晴らしいとも思わない。
その人が街中で立派に自立して、色んな人間関係にも出来事にもキチンと対処出来たり、人との調和がとれたりしていれば別であるが、世間が嫌になったと逃げていて、それで厳しい修行によって悟りを開きました。は違うと思う。
少し厳しすぎますか?
街中に住んで、仕事をして、家族があれば家族を整えて、人ともうまく付き合っていけている人を私は尊敬する。
だから、経済的にも精神的にも自立出来ている人、自立しようとしている人は素晴らしい!と思う。
人は「自立」出来て、初めて幸せになる。
私は精神的に自立している人とは、自分や家族だけではなく、人類の幸せを祈れる人だと思っている。