6月18日(土)放送の『ぐっ!ジョブ』は・・・! | それって儲かるの?

それって儲かるの?

~TVQぐっ!ジョブ番組スタッフの取材日記

福岡の個性派飲食チェーン・ONOグループ

「採算度外視」のウラに地道な効率化あり!

 

今回のぐっ!ジョブは、福岡を中心に10以上の飲食店を展開する「ONOグループ」。

和食懐石からホテルレストラン、ラーメンとジャンルも業態もバラバラだが、

共通するのは、料理の質・量において「お客が満足するまで帰さない」という

“おもてなしスピリッツ”だという。

採算度外視にも見える手厚いサービスの裏には、

地道な効率化の取り組みがあった。

去年11月、福岡市天神にオープンした新スタイルの飲食店

「ザ・オノ・マーケット」が盛況だ。

海鮮、ベーカリー、中華、イタリア総菜、バーなどの売り場が並び、

買ったものをフロア中央の席で楽しむマーケット方式。

運営するのは、福岡市内でさまざまな飲食店を展開する「ONOグループ」。

その実績と経験を生かして作りあげたのがこの店だ。

グループのこだわりは「お客が満足するまで帰さない」という手厚いもてなし。

例えばラーメン店では150ものメニューを開発、

替え玉やご飯のお変わりは無制限という大盤振る舞い。

創作中華やホテルレストランでもお客の想像を超える

「質とボリューム」を追及し、根強いファンを獲得している。

一見採算度外視にも映るが、その裏では地道な効率化の取り組みが続いていた。

その拠点となるのが冒頭の「ザ・オノ・マーケット」だ。

小野孝社長が1人で目利き・一括仕入れした食材をこのキッチンで仕込み、

グループ全店に供給する。余った食材も総菜として無駄なく活用、

業務効率化とコストダウンにつなげていた。

こうした取り組みで、

コロナ禍に平時の3割まで落ち込んだグループの売り上げは7割にまで回復。

さらに、今夏JR九州が京都にオープンするホテル、

「ザ・ブラッサム京都」で、レストラン事業を担うことが内定。

独自の「小野のもてなし」を全国発信しようとしている。

 

出演:中島浩二、土居祥平、小野口奈々