Goodbye Again -60ページ目

声を出して泣けたなら

君から電話がかかってきた。

君の第一声、
「もしかして、非通知で俺に電話してる?」

…するわけないでしょ。

どうして、私が非通知で電話をすると思えるのだろう。

私から君に電話をすることなんて、ほとんどない。


だって、電話をしたくても

君の電話番号が変わっているかもしれないこと、

君が電話に出ないこと、

君から折り返し電話がこないこと、

怖くてなかなかかけられないのに。


私は言った。

「もしかして、私に電話する口実?」


君は笑った。

「そんなわけないじゃん。で、最近どう?彼氏いるんだろ?」


相変わらずだね、君は・・・。


そして、君の近況を聞いた。


君は私に好きだと言いながら、
他の女の人と一緒に過ごしていたという事実を知った。


そして、君は私に相談してきた。


「彼女は心を開いてくれないし、俺を理解してくれない。
moreは、俺のことすごく分かってくれるのに」
って。


私は感情に出さないように気をつけながら、君にアドバイスした。


「自分を理解してもらいたいなら、まず相手を理解しようとしたらいい。
心を開いてくれないんじゃなくて、君が心を開いていないんだよ。」って。


それから、彼を突き放した。

心惹かれる女性がいるなら、私には連絡しない方がいい。
自分が逆の立場ならどう?
自分の好きな人が、元彼氏に連絡をして相談していたら…
ましてや、未練がある人ならどう思う?って。


君は笑いながら

「我侭だけど、俺にはmoreが必要なんだよ」と言った。


私は笑いながらバレないように泣いた。



君に出会って7年。

君に悩んで本気で相談したのは1度きり。

その時、君は私と向かい合ってはくれなかった。


君と離れて4年。


君から卒業できないのは、私の問題。

君のせいになんてしないから。


君の恋の話を聞ける程、整理が出来ていないんだ。


泣いていることをバレないようにするだけで精一杯。


電話を切った後、声を出して泣いてしまうと思った。


それすら出来なかった。


声を出して泣けたなら、少しは心が軽くなれるのに。



君の愛し方 君への愛

君に愛を告白される度に、

つらくなるこの気持ち。


こんなはずじゃなかった。


愛してる。
一緒にいたい。

そんな風に言われたら、
心の中は幸せでいっぱいになると思っていた。


こんなはずじゃなかった。


君に愛を告白される度、

強くなる私がいる。


恋って、こんなに複雑だったんだ。


本当は、

君のこと、

大好きだし、

心から愛しているの。


「私も好き」


たった一言なのに、やっぱり言えない。


きっとね、

君のことずっとずっと好き。


だから、

私の大好きな君のその笑顔を

他の誰かへ向けてあげてね。


私といて、「つらい」なんてもう思って欲しくない。


君からの電話に出ない自信がないから、

もう電話しないで・・・


これが私の愛し方。


君は、私が好きなんじゃない。
君は、君が大切なんだよ。





雨音

雨。


雨。


雨。


雨は嫌い。


いや、傘をさすのが嫌い。


窓を開けたら「雨のニオイ」がした。


嫌いじゃないな。このニオイ。


懐かしい気持ちになる。


そして、今は雨音を聴いている。


何かにぶつかり、水滴が跳ねる音。


強さによって変わる雨音。


ちょっとした演奏会。


たまには雨もいい。


でも、やっぱり雨の日は不思議な位泣きたくなる。