今年の相撲日程を終えた、琴奨菊関。年6場所、巡業全日程、すべて菊関は参加しました!
よくやったと思います。
現実問題は去年は優勝を経験し、今年は大関からの陥落、平幕の経験。そして初金星まであった一年でした。
懸賞本数取りこぼし第1位は、菊関。懸賞は各企業様からのありがたいもので、菊関は指名でよく懸賞をかけてもらえますが、勝たないともらえませんので、結果的に皆さんの期待には応えられなかったです。

では実際に菊関は弱くなったのでしょうか?勝敗を洗ってみました。
平成22年 48-42
平成23年 55-20 3月場所は無し、7月に大関昇進
平成24年 47-32-11
平成25年 47-31-12
平成26年 51-39 知り合って仲が濃くなった時はここから。名古屋場所で12勝3敗
平成27年 50-39-1 8月より本格的に一緒にトレーニングを始める
平成28年 47-35-8 1月に初優勝
平成29年 44-46 1月に大関陥落
こう見ると、一番強かったのは大関に上がった年になります。対戦相手のレベルは、幕内上位しか当たらないので全部同じとなります。
大関上がる前、上がりたての時はとにかくよく動いていました。動画で見ても運動量が多いです。
優勝の前、半年はトレーニング始めた時です。成績にも表れて実際優勝もしました。
しかしその時の知識は僕は「基本筋肉を鍛える。全身で「使う」筋肉を鍛える」でした。
そこから負けが混み陥落に移ります。しかし大阪場所の8勝7敗は、もしかすると優勝の可能性もゼロではなかったです。
変化→張り差し→変化で3連敗で終了しましたが、あれがまともに来ている運命であれば、もしかするとと思うところもあります。
コンディションは本当に良かったですから。
ただ、それで上がったとしたら、子供の誕生時今年4月までには土俵を去っていたでしょう。
その時の考えで行くと鍛える、強くするしかありませんので、変化やいなしにはついて行けずに負けが混むでしょう。
そして僕も古武術や、動力を真剣に考えるようになりました。古武術を知ったのは4月。かなり深くなってきたなと思うのは8月。
もちろん今でもそれは途上中です。
菊関に何ポイントか伝えて実践してもらって、その変化はきっちり感じ取りました。
トレーニングの方法も同じ種目でも考える概念が変わりました。
大まかにいえば、今迄は強くなって相手を負かす→結果的に相手が負けている。自分が勝っている。に変更しています。
その移行はかなり進んだと思います。
年間勝敗をみても、完全に力が落ちた数字にはなっていません。
今の考えがあれば、
初場所の負け越し
9月場所、最低でも優勝決定戦
これが変わっいたなと思います。
あと自分が強く言えば、3月場所の10勝もあったでしょう。(勢戦の心の変化問題)
今の相撲界、横綱白鵬関以外全部幕内上位は横一線です。その時に何かをつかんだ力士が優勝します。
白鵬関は、普通にすれば優勝します。その中で隙がある場所、心に余裕がない場所が出てきます。その時が優勝の椅子取り合戦です。
この冬巡業、自分でケトルベルを部屋から送ってもらいトレーニングして、そして沖縄では僕が合流してトレーニングしました。
この日は、沖縄の武道館でトレーニング。2015年世界クラシックパワーで一緒だった、我那覇さんを頼って県立武道館を紹介してもらい、重量挙げの選手とともに練習しました。
この日は僕と菊関4種目で勝負トレーニング。
第1戦 3分32kgケトルベルスナッチ 菊関52回 僕57回 僕の勝ち
第2戦 3分32㎏ケトルベルジャーク 菊関76回 僕42回 菊関の勝ち
第3戦 32㎏ケトルベルサイドすり足4mでスクワット5回を6セット 菊関41秒 僕43秒 菊関の勝ち
第4戦 ケトルベルスイング 菊関ギブアップで僕の勝ち 菊関にスイングレクチャー
2勝2敗となりました。
ちなみに菊関のサイドステップめちゃくちゃ早くなった。このトレーニングは8月からスタートしたトレーニング。サイドステップの重要性は本当に最近自分の中では身に染みてます。もう菊関は完全な軸移動でこなせています。
ちなみに菊関がギブアップした、ケトルベルスイング。これをすると菊関は腰が痛くなるとの事。お腹が断然大きくて、ポジションが取れなくてボトムに行くと背中がまるまるからだと思う。だから菊関にはスイングは種目から消しました。
ちなみに僕は、自分でも思いますがものすごく動力をうまく使っている。決して力ではありません。降ろすときに動力を遠心力を働かせて、立つときに力みをなくしてケトルベルを跳ね返して、背中に縦の軸と腕の軸を交差させています。
力で振るとほとんどこれは動きません。
このように鍛えるトレーニングから、ポジションをうまくとって、軸でこなすトレーニングに変わっています。
動力の概念も本当に大きく変わりました。
菊関も相撲の概念も変わっています。相撲の形態が変わっているのは、見ているファンもわかっていると思います。
琴バウワーもやめています。
来年ですが菊関には、最低1回は優勝する!運や自分の取り組みが良ければさらにもう一回といっています。
理由は やはり幕内上位リーグで地力がある。前に押す、正攻法で寄れる地力がある。
僕が知っている過去の中で、相撲に対する取り組み姿勢が良い。
柔らかく吸収しようという頭脳がある。
ケアをしっかりしている。
子供が相当起爆剤になっている。
これが理由です。取り組み姿勢は本当に良いです。次は東京で一番力が出る場所です。
今のご時世のトップスポーツ世界は、新星のごとく出てくる若い世代、修羅場をくぐってきたベテラン世代。この二つがガンガンに戦っています。
その時だけの勝負や、普段のポテンシャルは、だいたい若い世代が上です。
ただ競技は、その時の雰囲気、心理、などが絡まってきます。そういう時に「勝つ」ということに関していえば、総合的にベテラン世代が強いことが多い。菊関にはまだまだやってもらわないといけません。
来年もぜひ琴奨菊に応援賜りますよう、よろしくお願いします!!