私は学ぶことがとても好きです。
特に必要に迫られなくても学びます。
これはもう趣味と言っていいと思います。
で、自分で言うのも何ですが
学習効率は高い方ではないかと思います。
そんな私が、効果的な学び方、セミナーの受け方をお伝えしたいと思います。
さて、核論に入るその前に、
私にとって学ぶことの魅力は何か?
に触れておきます。
子供の頃からそうだったのですが、
学ぶことの何がそんなに好き?って、
知らないことを知ることが出来るのが喜びなんです。
わー、これ知らなかった!
↓
へー、そうなんだ?
↓
その通りやったらホントに出来た!
↓
わからなかったことがわかり、出来なかったことが出来るようになった!
↓
嬉しい!
というサイクル。
これは今も変わりません。
なぜこんな話をしているのかというと
ここに学ぶことの重要な前提が隠されているからです。
つまり、学ぶことの前提は
「私はまだ知らない」
ということ。
実はこれが非常に重要です。
え?
知らないからわざわざ学びにいくのでしょう?
何を当たり前なことを。
とあなたは思われたでしょうか?
けれど、本当に、
「私はまだ知らない」
という態度・姿勢で学びに臨んでいるか?
もう一度チェックしてみてください。
「私はまだ知らない」
という態度は
純粋に、先入観なしに
言われたことをいったん
「へー、そうなんだ!」
と受け取るということです。
まず受け取る。
私の見る限り、
純粋にこれが出来る人ばかりではないように思います。
セミナーで、講師の言ったことを、
様々な形でフィルタリングしている人がいます。
「それは違うんじゃないかなあ」
「私は前こう習ったけど、それとは違うことを言ってるぞ。どっちが本当なの?」
「えー、意味わかんない。」
「あ、それはもう知ってる。つまり○○ってことでしょ。」
などなど。
これらはみんな、与えられたものをそのまま受け取っていません。
フィルタリングして、弾き返してしまっています。
これらが起きているとき、学習効率は悪いと言わざるを得ません。
これが、非常にもったいないセミナーの受け方です。
私はこれらをやらず、
まずは「へー、そうなんだ!」と受け取ります。
いっぺんは、全部受け取るわけです。
にわかには同意し難いことだろうが、
自分の既存の理解に反するものだろうが、
理解できなかろうが、
です。
理解出来ないものは受け取らない
という姿勢は
そもそもセミナーが「まだ知らないこと」を学びに来ているのだとしたら
本末転倒とも言える行為です。
けれど
「理解できないから、納得出来ないから、受け取らない」
という姿勢はしばしば見受けられます。
それをやめることは
私達が受け取る量を格段に増やしてくれます。
そして、自分の既存の理解や概念に勝手に当てはめて理解しようとすることも、極力排除します。
こうすることで、全部受け取り、
自分の理解を見つけてゆくのはその後、ゆっくりと、現実の生活の中でやってゆけばいいのです。
それがわたし流学習効率の高め方。
まあ天然ですが、自己分析の結果そういうことのようです。
だから私は何を学ぶときも、
素直な子供みたいな気持ちです。
既に自分の専門領域に近い分野などだと
講師の方が気を遣って「ご存知かと思いますが」
なんて言ってくださるときもありますが、
「初心者だと思ってください」
と言います。
そこから学ぼうという意思を持ってやって来た時点で
「私は何も知らない」のです。
だから逆に
「私はこんなによく知っている!」
「私の知識はすごいんだぞ!」
というのを講師に認めてほしい気持ちが強い方は(たまに見かけます)、その時点でかなりのものを受け取り損ねているわけです。
答え合わせに行くだけなら、あなたの持ってるものは何も増えないわけですから、そのセミナー受ける必要ありますか?って話です。
「それって○○ですよね?知ってます。」
というのも、せっかく触れた新しい知識を、自分の既存の概念の枠に押し込めてしまいかねず、とても残念です。
学ぶことの醍醐味は、自分の認知の枠を広げることなのに、自分の小さな枠に押し込めるっていったい・・・と思うのですよ。
出来るだけ素直に開いて、その日受け取れるだけのものを最大限に受け取って、取捨選択や分別や咀嚼は、後でやればよいのです。
以上、「脱!もったいないセミナーの受け方」でした。
今日も最後までお読みくださってありがとうございました。
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