夜咄の茶事をします、その準備が大変,大変。山は熊鷹、シラハゲ沢。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

当然、夜行われる夜咄の茶事。

準備が大変で,一人でコツコツやってますが,時々お手伝い。

その前に,稽古の茶室は。

 

 

閑坐聴松風

静かに座り松風に耳を傾ける、、。

軸は,夜咄らしいものにしたとのことです。

 

花は稽古のものが残っています。

草の花入,素焼きの花入には、塗り物でない板。

真の青磁,白磁、唐金には、黒の塗り板とか。

行、,釉薬がかかる花入は、、すみません爺さん、忘れました。

この前教わったんですけど、、、。あとで思い出したら書きます。

 

おっとりとした感じの字ですね。

 

花はズイナにアケボノ椿。これはもう使わないので撤去。

夜咄には花はいらないそうで。

 

 

夜咄の茶事は、

ほかのものに比べ,燭台やら和ロウソクなど、

道具の用意も大変です。

 

出番待ちの道具たち。その1。

 

 

この時期、、

年間で、一番夕方早く暗くなるので、

12月上旬、お弟子さんの要望を入れて行います。

 

これらが,まずは出番待ちの道具。その2

こうしたものをあちらこちらに,納めてあるところからまずは出してきて、、

 

 

水屋前にもあるんですけど、、どれがどれやら??

 

 

 

それから献立。

豆乳を使ってのものを考えていましたが、、

試作品を作ってみたり、、

 

 

この豆乳での試作は,固まらず失敗。

近くの豆腐屋さんで,濃い豆乳、豆腐の原料を

購入、これで固まるようです。

うまくいかなくて、試行錯誤したりです。

 

 

会記もあれこれ思案中。

 

 

 

なんとか決まったようです。

 

 

待合は、、

 

丑年で十牛図から。

牛にのって帰宅する、、。

激しく求め,暴れていた牛、,迷いの心がおさまり

帰宅するんですね。

丑年にちなんでとのことです。

 

さて、茶室をのぞくとまたまた変わっていました。

 

 

茶室の燭台?

いよいよ明かりのつけられるものになっています。

アブラを注いで、、灯すのではないかと,思いますけど、、。

 

さてお茶事の準備はこれくらいで、

先日行った,熊鷹山の写真。

シラハゲ沢の遡行です。

 

前は道があったのですがすっかい廃道に。

ですから道を探しての,遡行。

元同僚様の同行、案内で行きました。

 

静かな沢、鹿の声を聞きながらの遡行でした。

 

 

林道から、大戸川。

きれいな清流、,清流はきれいに決まってますけど。

 

そして本流から離れシラハゲ沢。

斜面のトラバースが,私には怖い!

 

だんだん沢が細くなり、

 

小さな滝もあちこちにあって、

 

2時間くらいでたどり着いた、

山頂からの眺め、。

 

その名の通り、白根山(日光白根、雪が多いですね)。

 

これは赤城山。左は浅間山。

 

いくらか雪のある男体山と帝釈、女峰山など。

 

下りは西沢に。

 

最後のモミジ。周りは,すべて落ち葉になっていました。

 

下りたら沢沿いは,紅葉真っ盛り。

 

 

林道ができてダメになった沢がある中、このシラハゲ沢は

貴重です。

 

その林道も今は通行止め。

 

林道も歩き,6時間ほどの山を楽しみました。

一人では臆病な私は絶対行かない,行けない山。

同僚様に感謝です。

 

これからは大好きな里山低山歩きの季節です。

 

いよいよ12月。

どんな年でしたか?とりあえず無事で元気なことを、

感謝します。

 

皆さんにとってはどうでしたか。

コロナも暴れまくりましたね。

2022年は良い年でありますように!少し早いですけど。

 

次は多分,本番の茶事ですね。