茶飯釜の茶事、、無事終了。いやはや疲れました! | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

買い出し、料理作り(これは本当に大変!

1日以上、立ちっぱなしでなにやら作っていました)、

道具を出すこと、食器洗い、乾かして、、、

食器道具の片付け、、等々。

 

実際に茶事をすると言うことは、なかなか大変です。

 

後先になりますが、これが、

使った食器、漆器のたぐい。

 

 

 

これは、すべて次から次へと私の手洗い。

 

ゴシゴシと洗えないから、、気を遣います。

 

 

また、吹き竹、ざる、等々独特な道具。

 

 

右下が吹き竹。使ったことないでしょうね、、私はありますよ。

お風呂沸かしとか、ご飯炊きとか。

ちなみに栃木県の福田知事の

県民便りか何かのコラムが

吹き竹、、ですけど、、わからないんじゃないかな、皆さん。

 

 

そして、いつものお手製の庭。

 

 

 

諸般の事情ですべて手作り。

 

工夫は、外腰掛け待合と枝折り戸、

蹲などの配置でした。

 

こんな感じです。

 

 

待合を出て、ここで一休みの、外腰掛け待合。

 

手前が待合の出口。その右が外腰掛け待合のしつらえ。

 

 

 

中に目を向けると、

待合はこんな感じ、

 

 

悠々千古心

 

いい軸ですね。

 

 

置いてあるだけのタバコ。

 

お飾りの刻みタバコ。

中も入っているそうで。骨董品です。

山吹となっています。

 

 

そして茶室は、、

 

 

この釜、バランスがきわめて悪く、傾いてしますそうで、、

重しを磁石でつけて、、バランスを取りました。

 

 

この後、後半、、また変わります。

 

こうなりました。

 

軸がなくなり、、真ん中に花。

大工さんが、床柱に釘を打つことや床壁に

釘を出すのにためらっていました。

 

 

昔々、私がまだ学生で、

茶道をはじめた頃、

 

茶会と言えば、濃茶、薄茶の大寄せ茶会が

お茶、と思っていました。

 

違ったんですね。

それは、ほんのさわり、

予告編。。

魚の骨みたいなもので、、

 

もっともっと奥深いものがあったんですね。

炭手前、後炭、、なかだち、

などなど、、。

 

てなことで、和やかにお茶事が進みました。

 

 

このお茶事、、出るところにでれば、2,3万とか、、。

我が社中は、、何千円の世界。

 

でも、準備やら料理の買い出し、お料理を作ること、、

道具の用意、片付け、、この手間は、、大変です!

 

そして今回に限らず、

大変お世話になったのが、この本たち。

 

とても参考になったとのこと。

特に、「自分で作る茶懐石」。

シリーズで、今淡交社から刊行されています。

これはいいと言っていました!

 

 

いやはやお金抜きの世界で、、

ただただお茶の奥深い世界を、お弟子さんたちに、

お伝えしたい熱意でこなしたとのこと、

 

師匠は、ちょっとぐったりしていました、、。

 

今回の、茶飯釜の茶事、、

都合で参加できない方もいたので、また来年の

釣釜の時期に、再度予定しています。

 

いやはやタカポン先生!あなたはえらい!

と、芝刈り爺さんは思いました。