のりこぼし(椿)、お水取り、そして茶飯釜のお茶事の準備 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

3月12日、東大寺二月堂のお水取り。

 

お水取りと言えば、、火の粉をまき散らす、たいまつ。

12日だけで無く、たいまつは何日か見られますが、

12日の大松明が、やはり見応えありますね。

何回か見に行き、感動しました。

 

この時使う、花びらの造花を作るときに

糊がこぼれてしまったような模様の椿、、のりこぼし。

 

その花を造花にして飾ってあります。

 

 

床の中央左にあるものです。

 

アップで見るとこんな感じです。

 

大変お世話になったお師匠から、頂いたものだそうで、

師匠にならって、飾ることにしているそうです。

 

花は、クサボケと椿。

椿は岩根絞り。

 

 

この岩根絞り、今は光源氏に変更してあります。

理由は、この岩根絞り、今日開きはじめたら

あまりに、のりこぼしに似ているそうで、

替えた、とのことです。

 

そして今の茶室は、軸が変わっていました。

 

 

 

一花開天下春

 

この時期らしい言葉ですね。

 

花は、先ほどの理由から光源氏。

 

確かに赤身が少ないですね。

 

のりこぼしのアップは、

 

先ほど書き忘れましたが、上の蕾は本物、

下の花が頂いた造花です。

 

 

今日は、釣釜が下がっていますが、

 

着々と、茶飯釜の茶事の準備が進んでいます。

 

お茶事に使う軸の用意もしています。

 

 

我が家は外腰掛け待合がありませんから、

玄関先に長いすを出して、待合にします。

 

その準備もしてあります。

 

 

椅子の下にある黒い箱は、

火消し壺(箱)、、。

危ないのでここにおいてあります。

 

お茶事の日が、暖かないい日であることを、祈ります。