5月、風炉の季節になりました。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

炉から風炉に、いよいよ初夏。

 

畳にふたをして、、。その前に炉の灰を出して、、

 

またまた湿し灰つくりその3,を行って、いろいろ大変な時期でした。

4月末に炉の稽古を終えて、すぐに総入れ替えです。

 

今の掛け軸は、この時期の定番、、です。

 

 

三級波高魚化龍

 

三段の瀧は流れが急ですが、それをさかのぼり魚は龍になる。

 

そんな意味合いでしょうか。中国の故事ですね。

 

 

そして、入れ替えて風炉を設置した今の茶室。

 

古かった花は取ってあります。

 

湿し灰つくりは省略して、大変なのは、炭の総入れ換え。

 

 

炉の炭を取り出して、風炉用の炭に。

これが風炉用の炭。

 

 

 

ところで我が家の水屋は、こうですが、

 

 

下には、炭を格納する炭箱が床下にあります。

これです。ふたを取ると、、こうなっています。

 

 

 

 

 

淡交社の本、「自慢できる茶室の作り方」を参考にしたとか。

 

 

まあ師匠が、この茶室を作るため、、

廊下は畳敷きに、

畳は、京間のサイズに、

そのほか天井は竿縁天井に、

障子は、、、とかいろいろ気合いを入れたようです。

 

風炉も土風炉のウルシがさすがのはがれ、廃棄にしました。

結構高いもので、10年以上は持ったのですけど、

蒲池窯(かまちがま)の焼き締めのものを用意してそうです。

 

初夏、、夏になりますね。寒暖の差が激しいこの頃。

皆様もご自愛を!

 

 

 

じきに端午の節句と言うことで、お飾りが再登場です。