[コピー]大炉の特色、炮烙(ほうらく)、湿灰(しめしばい)、炉中に炭を組むこと。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

早いですね、2月も下旬。

あっという間に大炉の季節も終わってしまいそうです。

 

今の茶室は、こんな感じです。

 

 

花は、赤の西王母とマンサク。

 

 

まるで赤い紙を切ったような、かわいい感じの椿です。

花入は備前、

敷板は杉。

素焼きの花入ですから「草」の形です。

 

そして大炉。

 

炮烙に、湿灰、練香。灰匙などをセットします。

これが特色、その一です。

 

湿灰です。

 

そして灰匙と練香。

 

 

こんな風にセットして完成です。

 

灰匙が向こうを向いてますね。

あの暑いさなか、正確には5月の日差しの中で作った湿灰です。

 

そして大炉のほうは、、

 

今日は、午後の撮影になるので、

後炭手前です。

 

雪輪瓦の奥に炭をセットします。

 

輪胴を入れて

 

さらに

丸毬打、割毬打、丸管炭、割管炭を入れて

枝炭3本入れて、、

 

わかりにくいですが、こんな感じです。

 

いやはや、奥深いですね。

私自身、仙台の大学の楽心会、というサークルで数年間

お茶は学んだんですけど、、

 

当時師匠は、初夏でも有名、東北大の化学の教授でもあった有井凌雲先生でした。

 

ウルトラ不詳の弟子で、、先生すみません、お茶がこんなに奥深いとは、、。

あの頃何も知らず、炭手前なんかあることも知らず、

薄茶、濃茶の平手前、、棚を使った手前。

炉と風炉をこなしてお茶を分かった気になってましたが。。

 

慙愧、慚愧です。

深いですね、お茶の世界は。

門前の小僧として精進します。