家元の初釜に行きました。我が社中の稽古も始まりです。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

先日、東京で行われた家元様の初釜に,師匠は行ってきました。

 

とてもよかったようです。

 

そこで,初釜に使う鈴の置かれ方、花びら餅の置き方、形なども

蓬莱山飾りの形などもしっかり見てきて、

正しいやり方を覚えてきたようです。

 

鈴の紐はこんな風に、、します。

緑が上です。

 

 

 

蓬莱山飾りのウラジロは,正解!

やはり白い面が上でした。

 

我が家のウラジロは今はこうなっています。

 

 

ウラジロはちりぢりです。

 

そして、我が社中でも議論になった花びら餅。

 

くっつけ合わせた面を手前にするか、、それとも向こう側にして,

手前には折り曲げた方にするかで,多少意見の違いがあったようですが、、。

 

折り曲げた方を手前、くっつけた方が向こうと言うことで一件落着でした。

 

 

いよいよ我が社中も稽古が本格化。

 

これが今の茶室の軸。

 

全体で見るとこうです。

 

 

ところでこの軸は,珍しく,由緒あるそうで、、

 

大徳寺、九代管長の太田毎巌(本当は毎の字は、日+毎ですが,字が出てこない!)老師

 

そして風帯は、

 

 

こんな風に本体に一体化してます。

押風帯、と言うそうです。(おしふうたい)

 

さらに下の方は、紙がわかりにくいですが,,

くしゃくしゃのような感じです。

 

揉紙、もみがみと言うそうです。

 

なかなか立派ですね。

 

花は椿とウグイスカズラ。

 

細い枝がウグイスカズラ。

 

春先に小さなピンクの花を咲かせますが、、

今は枝のみ。

 

家元様の所でも使っていたので、、。

知り合いからいただいて,飾ってあります。

 

ところで今日は、

三成(さんせい)棚、を使ってのお手前でした。

 

これです。

 

 

はじめ,石田三成ゆかりなのかな,,などと思いましたが、

関係ないみたいですね。

 

とってもよかった家元様の初釜。

毎年出られるわけではない,,とかも言いますが、

 

一生懸命頑張って,茶道文化の普及と

お弟子さんの育成に燃えている師匠です。

 

どうか来年も行けますように,,と祈っています。

 

それでは。