許状の引次(ひきつぎ)、、その様子です。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

今日は、許状の引次です。

お弟子さんが、お稽古、修行の成果である、許状を、家元から頂いたので、その引次,と言う意味とのこと。


許状とは、なんと言いましょうか、資格のような、あるいは英検2級とか言うような、その方の稽古の段階に応じて出される認定証です。


引次とは、家元になり代わってて、ご本人にお渡しするわけで、それなりに厳粛な形で行われますす。

先生によっては、「ハイこれ、、」と手渡して終わることもあるそうですが、、それは寂しいですよね。

ということで、部屋はこんな感じです。




まずは正面の床には利休居士様の絵の書かれた軸。これは座禅の、悟りを開いたという証明書、、印可のようなものなんでしょうか?良くはわかりません。



近くで見ると。こんな感じ、、




さらによく見ると、、



こんな感じ。利休居士になんとか、、と見えるんですけど、、。芝刈り爺さんの、私にはよくわかりません。
どなたかおしえてください。

訂正、たった今、調べに調べて、、、利休展の目録にありました。利休様が、利休の居士号を、正親町天皇から頂き、そのことを、古渓和尚がお祝いした手紙が元になっているみたいです。玄々斎宗匠が書いたものの写しでしょうか。
さらに調べてみますね。

詳しい方がいたらぜひご教示を。

今調べたら、知恵袋にしっかり載ってました。なんと左から右に読むんですね!!
お騒がせしました!


床の様子の全体は、こんな感じです。






下の方は、、こうです。




松の枝を探すのに大変苦労しました。最近の家は松を植えないんですね。手入れが厄介ですし。

山の松も、松くい虫の影響で、元気が無いですし。あちこち声かけて、友人の方が持ってきてくれました。


そうして今日使う棚が、  真台子。漆塗のすごい落ち着いた棚です。

唐金の道具、ここでお点前、大円の真の手前を(まず師匠が、次に許状を受ける人、すなわちお弟子さんが)して、引次が完了です。







ところでこの漆。塗の素晴らしさ、、。感動モノです。

高名な作家さんのものと聞いています。表が鏡になるくらいに、綺麗にぬられています。名人の技はすごい。








japan  といえば日本の漆。  Nipponianipponn  これはトキ。

さすが日本の代表的工芸と、感動した次第です。

無事引次も終わり、、、また道具の片付け、、これも大変。

腰を傷めた私はあまり使い物にならず。ごめんなさいね、、タカポン先生。

ということで。