糊こぼしを飾りました。お水取りですね。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

東大寺、お水取り。


2月堂で行われる儀式、


特に松明が赤々と動きまわるさまは大和路の春を告げる

あまりに有名な風物です。


それにちなんで、我が家の茶室にも、糊こぼし(造花)が飾られています。


造花を作る際にこぼれた糊が、白いしみとなって、開山堂の近くにある椿の花に似ている姿になったので、糊こぼし、と言うとか。


ちなみに今の茶室の姿は、こんな感じです。






その糊こぼしは、こんな感じです。





葉のついた枝は、本物の椿の枝です。


この鮮やかな花が、造花の糊こぼし。


実際の花は、もっと本当に白の絞りざきで、


糊のこぼれた感じです


左の花は、椿とバイモの蕾。




こんな感じです。




バイモはなかなか花芽をつけなかったのですが、


この頃やっと花がさくようになりました。


最後ですが、この感じのいい軸は、






心廣體胖春  です。


心広く、体のびのび、、そんな春!ということでしょうか。


まだ寒い日の続く、寒暖の差の激しい季節です。


私も風邪気味、みなさまもご自愛、ご自愛ください。