昨日は初釜が無事に終わって、後片付け。漆器の類や道具などの片づけ、終わった後も大変でした。師匠こと、妻殿は夜遅くまで方づkrに頑張ってました。というのも今日は今日で、「花月」の稽古が控えていてそのために、真台子をしまったりしました。思うのですがこの真台子にしても、炉縁(ろぶち)の高台寺蒔絵(輪島塗)にしても、こんな立派な工芸技術がこの国の作家さんたちにはあるのだと思うと、誇らしい一方、後継者がいなくて、消えていく技もあると聞くとさびしいですね。ということで片づけてしまったのですが、まだしまい残された、道具を一部紹介します。
役目を終えてくつろぐ道具たち。中央の大きな器は、灰器、湿灰(しめしばい)を入れました。この湿灰つくりがこれまた大変ですが、それは夏のことですのでまたあとで。左小さいですが、ぶりぶり香合。この時期独特のものとか。亀甲門、鶴、松竹梅、高砂の翁などめでたい図柄です。子供のおもちゃをもとにしたとか聞きます。
そしてこれがわが家の水屋。本格的な京間の8畳です。もちろん2月に使う「大炉」もしっかり作ってあります。釜を下げる、自在もあり、お茶を中心に季節の流れを感じられるようになっています。サラリーマンの妻が一生懸命、少ない予算そろえた貴重な道具さんです。