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僕の見たあの娘は彼氏の腕の中

Alternative Routine Works-iphone

iPodを無くしたので、自らの財力を省みずにiPhone3GSを契約。32GBのホワイト。

率直に言って、操作が困難を極める。文系且つ飽き性。応用力が無く暗記力だけで受験戦争の荒波を乗り越えてきた身分としては、不相応な代物であった。メールが打ちづらく、それを言い訳にメールを送る相手がいない自らのキャパシティの低さを誤魔化すことができることだけは、満足か……。お前は、それでいいのか?


Alternative Routine Works-かわかみ

情熱大陸の川上未映子の回がスーパーやばかった。昨年の芥川賞作家。新作出版までの過程を密着した内容だったのだが、追い込まれ具合が半端無い。

「小説を読むのは凄い好き。だけど、小説を書く行為は、まだまだ非日常」。そう言って、書けない小説を前に苦悩する。

その発言が非常に正直だと思った。アート的な言葉(椎名林檎の曲タイトルのようなモノ)なら、いくらでも思いつくと、ノートにびっしりと刻まれたアンバランスなキーワードの羅列。本棚に並ぶ哲学書の山。好きなタイプは頭のいい男。これってサブカル好きの典型的なパターンで、好感が持てるし他人のような気がしない。

締め切りに追われながらも、女性としての自己顕示欲や、上昇志向を一切隠さずに、日常をこなして行くことでしか、自らを癒すことができない。強くも、弱い女の一面。

モノ作りをするアーティストにも2通りの種類がいて、ポンポン作品が生まれる赤川次郎タイプと、産みの苦しみに悩まされるタイプがいると思う。でも、我々受け手は、完成した作品を前に評価を下すわけで、その過程を気に止めることは無い。

産みの苦しみを経た作品。それは、才能の産物と呼ぶのか?アーティストなら、滝のように才能が溢れでるのではないのか?自らの限界を自覚してないのか?脱落しながらも、諦めきれない僕らのような連中がマスコミに流れ、他人のふんどしで相撲を取り、一抹の夢を見る。

ちなみに、川上未映子の弟は有名なラグビー選手。僕らの同期で大工大ラグビー部経由の、明治大学レギュラー。これが、実は一番びっくりした事だった。

翌週の情熱大陸の斉藤和義も良かった。産みの苦しみを感じないタイプである。下の曲が最高。歌詞が最高。

週末に直島に泊まり取材に行ってきたが、壮絶の内容は次回に。


とどめをハデにくれ

十三の街にやつらがやってきた。

音も立てずにやってきた。

そう。追いはぎがやってきた。


駅前でちゃりんこ3台盗まれた経験から、ゲットーの巣窟である事は知ってたが、こんなたくましいヒトデナシが未だ存在することに感銘を受ける。世の中は心配せずとも、まだまだ腐ってるようだ。


24時間前

バイト終わりに、ホワイティ梅田で1人立ち飲み。ハーフ&ハーフ3杯を一気飲み。ラグビー部仲間のD志田と、しばし電話。旧知の連れとの会話に、忘れていた人の温もりを感じる。

23時間前

店を出た僕は、千鳥足で梅田を徘徊するリビングデッド。コンビニで缶ビールを購入し、駐車場に座り込みロンリー月見酒。孤独が胸に染み渡る。

22時間前

G氏が、DJをするということで、兎我野町のクラブへ突撃。バイト先の連中が溢れるフロアで、発狂し暗黒舞踏を披露。職場ではアスペルガー症候群と思われてるだけに、このテンションのふり幅に好奇の眼差しを突きつけられる。大化の改新2009バージョンという前衛的なコンセプトは、受け入れられるわけもなく、酔いで自らをごまかすアルコールフリークス。

21時間前

G氏のDJを堪能。ビートが脳内を刻み始め、豚小屋発宇宙行きの切符をつかむ。テンションはマックスで、普段会社では軽蔑してるような人間達に抱きつき、吐き気がするほどロマンチックな戯言を一方的にまくしたてる。

20時間前

記憶が無いが店を出たようだ。

19時間前

タクシーに乗り込んだ気がする。「大丈夫ですか?」という半笑いの声が、遠くから聞こえる。誰の声だ?

18時間前

なにかの壁の前で崩れ落ちるように寝そべった気がする。

10時間前

二日酔いで起床。体にいくつかの傷跡。転倒でもしたか?部屋のステレオが、台座から転げ落ちている。ちゃぶ台も、ひっくりかえっている。

喉が渇いた。ジュースでも買おう。手を伸ばすも、そこにあるはずの財布が無い。かばんを調べる。iPodが無い。ニンテンドウDSもない。レベル60まで挙げたドラクエも無い。僕の今年の夏の自我を形成するはずだった全てを失った瞬間であった。

おいおい。選ぶ相手間違えてるぜ。せめてこの上ない悲惨な身の上話聞いてから、スティールするか判断してくれよ。

切羽詰った人生に、最高なトドメの瞬間だった。ちなみに売れて名前でエッセイを書けるようになったら、さらに誇張してこの悪夢を書くから、宜しくお願いします。


サマーヌード

ご無沙汰の近況報告。

一昨日に、次号の原稿が全て終わり一息。今やドラクエ9に、大半の時間を削られながら生活している。

発売日の朝七時にセブンに買いに行った熱情を裏切る完成度ではあるが、脳を溶かす廃人仕様であることは間違いない。

7月某日

ポッケ君が孤独に限界を感じ帰阪。梅田でヒッチハイク企画撮影を頼み、十三で泥酔。

その翌日

クアトロでポッケ君とソカバン鑑賞。相合橋の前から気になっていた某飲食店に行くが、接客態度の悪さに発狂。三々寺会館のプカプカで痛飲。

7月某日

酒場本打ち上げを新地スナックで。クールで憧れの存在であるカメラマンT氏のはじけ具合が、今年最高のサプライズで感動。触発されて半裸でタイマーズ熱唱。昔の自分なら絶対無理だが、社会に迎合し場の空気を読むことができるようになってきた。

スナックで、これまたカメラマンのF氏が「どかーん」を歌ってて、真心を思い出した。


はしゃぎすぎてる夏の子供さ!