ひっくり返るかね気をつけましょう。 | 自動車コラムニスト中込健太郎のブログ『込氏のブログ』

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自動車ライターですが、最近はノリで買った積載車が忙しく、レッカー・搬送、搬入搬出、自動車何でも屋みたいになっております。自動車絡みだったりじゃなかったりの日々を綴ります。


国道1号で妙な渋滞。


事故かなあと、ノロノロの列について進んでいくと、軽自動車がひっくり返っていました。


前後ボコボコになった新しい輸入車が一台、レッカー屋さんの積載車の上に。もう一台国産のSUVがやはりダメージを受けて後ろに止まっていました。


そして腹を出して横転しているのは軽自動車。


最近時々こういうの見るのです。


ひっくり返るかね、しかし。


正直なところそれが私の第一印象でした。





事故は誰もあいたくないでしょう。周りにも迷惑かけるけど、まあ、本人が一番凹む。愛車の凹みよう以上に、ものすごく凹むと思います。


だからお気の毒ではあるのだけれど。まあ気をつけねばいけません。




しかし、こういう事故、どう考えてもいろいろ支援装置が付いてるはずの新しいクルマが多い印象。


データでは、死亡事故は減っているとかいうのですが、肌感化では、そういうの装備されていてもなかなか減らない印象が根強いのです。


逆にそういう装備がつく以前のクルマがこうなっているの、まあ見ないですよね。古い車乗る人は大切にしている趣味人多いから。車自体の絶対数が相当少ないので比較にならんのでは。。まあ理由はいろいろあるでしょう。


でも、それなら比較にならないんじゃないか?という域は、この話どうしても出ないのではないか?と思っています。


私は、クルマの機能に運転や走行がやり過ぎているからこその事故があるんじゃないか。個人的にはそんな気がしています。サポートしてくれるのは助かるはずなのに。


ユーザーがどんな機能がどう働いているか認識理解していないのではないか。そこのサポートがリスクに転じているのではないか?そんな気がしてならないのです。


なぜこれを問題視するかというと。これらの機能、タダじゃないからです。タダでつけてるならまあいいですが、結構このためにクルマの値段高くなってます。


あと、これがついても減らない事故。ぶつけると治すのはべらぼうに高いです。センサーやカメラ類。バンパー直すとそれらも更新します。ただポン付でいいモノではありません。「キャリュブレーション費」平たく言うとセットアップする費用が必要になります。工作点数、工数減らすために部品が大型化されて高くもなっていますので、国産の小型車でもバンパー交換で10万15万すぐかかります。



それってバンパーなのか?輸入車はぶつけると高いから、は今は昔。国産車も相当高いですね。


どうせぶつかるなら、その事故が減らないなら、意味あるのかなあ?と思ってしまうわけです。



そもそも、直すに直せない。直す気にならない。

どこがサステナブルなのか。。


事故を見るたびに苦笑、なのであります。



とはいえ、事故起こさないように。事故に巻き込まれないように。気をつけていきたいモノですね。