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ゴミ・クリエイティブ

――日本と世界の"可能性"を届けてまわる。

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村のあちこちにキオスクが建っている。確認できただけでも6軒で、通り沿いの家からなら徒歩10分圏内だ。便利さは日本のコンビニと変わらないね。ちなみにマイクロファイナンスの融資を元に開業しているとのこと。


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この辺境の地で"冷たい"コーラを買えることにびっくり! 200mlの缶が1本50セント。


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店内は意外と品揃えが豊富。米に砂糖、塩、調味料、ジュースにビールにミネラルウォーター、お菓子に洗剤にハサミなどの日用雑貨まで。支払いの応対や残金の確認も子どもが行っていた。洗剤は1リットルサイズの粉で1ドル50セント。塩は1カップ50セント、米は1カップ1ドル。


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「この建物は?」
「診療所」
「今日はお休み?」
「3ヶ月くらい前からずっといないんだ」
「…………」
後から聞いた話によると、人手不足なため駐在できないとのこと。


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鍵がかかってなかったので、診療所の中を覗いてみる。棚にあるのは簡単な消毒薬と、マラリヤの薬と、注射針を廃棄するキット。診療代は無料らしいのだが、医師がいなければはじまらない。勝手に診療所の中へ入れるのだから自分でちょっと薬を…………なんてことはやらなさそうだなあ。


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診療所の中で地図を発見。左からイラオノ村、ピティリティ村、エテピピ村のsub-villageが続いている。イラオノの端からエテピピの端まで中央の道を歩くと、小一時間ほどかかる。3つのsub-villageを合わせて人口は3,000人ほど。


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ピティリティの中心部にある公衆トイレ。ちなみにトイレがあるからといって村人がトイレで用を足すとは限らない。
「公衆トイレまでは遠いし、トイレのない家もあるけど、どうしてるの?」
「どこかそのへんで」


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池をせき止めてつくった洗濯場。平たい岩があり、ブラシと洗剤で女性人が洗濯をしている。質問しても残念ながら恥ずかしがって答えてもらえず。いきなり写真をバシャバシャとっちゃまずかったか。


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ちなみに池は個人所有のものらしい。


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こちらはトウモロコシの実を粉にする機械。中央下部のエンジンを回し、右上から実を投入すると、下から粉になって出て来る。一回の使用につき料金40セント。


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竹も材料として販売されている。1本(2メートル位)で1ドル。


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ピティリティ村の小学校の校長先生にインタビュー。


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東ティモールの教育制度は日本と同じ6-3-3制。この学校の全校生徒の数は342人だった。生徒の数に比べて教室・先生ともに数が不足しているので、午前(1年生~3年生)と午後(4年生~6年生)の二部制となっているとのこと。ちなみに午前は8時~12時、午後は13時~17時まで。


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これが教室。


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職員室の全景。

中には厳しい先生もいて、珍しい外国人がきたとはしゃぐ子どもたちを「授業に集中しなさい!」と叱りつけていた。


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教科書がポルトガル語のものしか無いため、子どもたちおよび先生の理解力不足から十分な教育が行えないとか、


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黒板がボロボロで、先生がチョークで書く字を生徒が読めないとか、


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ボールペン(25セント)やノート(1ドル)が買えずに、ドロップアウトする子どもがいるせいか、学年が上がるにつれて生徒数が減っているとか、


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教材や遊具はときおり訪れるNGOなど外国人からの寄付に全面頼りとか、

さまざまな問題点があるように見える。が、

「学校の運営にかんして、何か困っていることや問題に感じていることはありますか?」
「何もないですよ」
「…………え?(もう一度聞き返す)」
「ですから、特に問題はありませんよ」

…………なるほど。

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輝く海を見ながら朝食・・・


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食べ終えたので、自転車を借りて散策する。時刻は朝7時、小学生たちがまさに登校中だった。7時40分頃になると鐘が鳴り、みんな慌てて走りだす。どこの国でも同じだね。ちなみに学校はかなりの数が建てられているようで、ここから車で10分ほど行ったあたりにもある。


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バスケットを持って柵を越えようとする女性二人は、給食を作る係。


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海沿いの道を学校と反対方面に向かうと、そこにはお土産屋とゲストハウスがちらほら。


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ペットボトルに入っているのはガソリン1リットル。値段は1ドル50セントで、首都のディリと比べると25セント割高になっている。


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ゲストハウスのオーナーらしき人物に突然呼び止められて、片言の英語で軽く雑談。
「メガネを貸してくれないか」
「どうしたの?」
「いやあ、最近めっきり目が悪くなってね。そのメガネをくれないか?」
「あげません」


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道には《ワニ注意》の標識が。ちなみに東ティモールはワニを神聖視していて、たとえ人が襲われてもワニを殺すことはタブーです。「行いが悪いからワニに食べられた」という扱いを受けるとか。


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ワニがいないかキョロキョロしながら浜辺へ。伝統的な舟は両側に浮きをつけていてより安定するようにしているらしい。なかには船外機をつけている舟もある。


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海が透明だねい。


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「魚は捕れた?」
「いいや」



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いよいよ(昨日もこの言葉を使った気がする)フィールド調査の実施地であるピティリピ村へ向かう。首都のディリから東へおよそ200km。車で約8時間とのこと。地図上の左の赤丸から右の赤丸へ、海沿いの道をひた走る。後から聞いた話だと、この話は東ティモールの主要幹線で、"国道一号"だそうな。どんな道かはこの記事の後ほど。


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ホテルから見た朝焼け。


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出発前にホテルの前を散歩。立派(少なくとも自動水洗があってwifiが使えてお湯が出たり出なかったりするよう)なホテルの前でもこんな感じ。飲料水を買っている様子。


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薪も売っていた。一束15セント。2日分の調理用燃料。


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ディリ市内のスーパーにあった、地産地消コーナー。この国はわざわざ"東ティモール産のものを作って買おう!"と呼びかけなければならないほど商品は輸入に頼っている。国民の7割が農家だそうだが、主食の米はごっそり輸入しているというのだからなんともはや。


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NGOが作っているココナッツオイルの石けん。75セント。


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ハチミツ1本(300mlぐらい)3.6ドル。


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ココナッツオイル1本(500ml)6ドル。


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さて、山越え谷越えいざ行かん。ピティリピ村まで。


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ドライバーのマサラ。31才。結婚していて男の子が二人いる。マナトゥトゥ出身で、ミクロレット(小型のバス)に乗ってディリに通っている。ドライバー歴は6年。200人以上のドライバーが所属するエージーエス(エーディーエス?)という会社で働く。月収は200ドル。結構な高給だ。フィリピンやインドネシアの大卒初任給に匹敵する。国の経済規模は全然違うのに。

 彼の家にはラジオは無いがTVがある(携帯も持っている)。運転は友達の車を借りて覚えた。父親は農家で米やトマトを作っている。ちなみに、ドライバーのライセンスは5年につき30ドル支払う必要がある。とのこと。彼によると、ディリ市内でホンダのバイク(原付)買うと1,500ドル、自転車は150ドルするらしい。


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2,30分に一度トラックや小型のバス(ミクロレット)とすれ違う。マサラによると、ミクロレットの値段はディリ市内なら25セント、マナトゥトゥ⇔ディリは片道4ドル、バウカウ⇔ディリは5ドル、ロスパロス(東ティモール東部で最も栄えている地方都市)⇔8ドルの運賃。なお、トラックは消費財を積んで各町村の商店に卸したり、建材を運んでいる。


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通り過ぎる村の建物は、わらぶき屋根からコンクリ製まで、格差が激しい。川沿いほど栄えている様子。真新しい電線が傍らをずっと走っている。行き先のコム村は8ヵ月前に通電したとのこと。


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途中の屋台でチリソースとナイフを売っていた。ナイフの持ち手はタイヤでつくっているっぽい。


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バウカウで昼食。今の政府首脳陣の多くはこの街出身で、ポルトガル占領時に待遇の良かった名家らしい。


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バウカウのマーケット。品揃えは意外なほど豊富。野菜に果物、穀物に服、履き物、日用雑貨におもちゃまでそろう。


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壺や、


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アロンアルファ的な接着剤まで。


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夕方6時にピティリピ村へ到着。思いがけない歓迎式典が。民族衣装を纏った少女たちが鐘を叩く中、タイス(伝統的な織物)が全員に渡され、その後学校までで歌と踊りとまじないの披露。カソリックのお祈りを子どもがしていたのが印象的だった。ちなみに司会は式次第を見ながら、マイクとスピーカーをつかって、英語とファタログ語で話している。意外としっかりしてるのね。300人くらいの村人が見物している。半分は子ども。携帯で我々の写真や動画を撮る村人も。


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村の首脳陣とともに夕食会! ライスにチキンの煮物やフライドチキン、野菜の炒め物。インドネシア料理に近い感じ。美味しく頂きました。




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いよいよ東ティモールへ出発! その前にバリ島にある「コペルニク」のオフィスへ向かう。コペルニクは途上国で役立つテクノロジーを"最貧困"の地へ届けるためのオンラインマーケット。オフィスはバリの繁華街であるクタから小一時間ほど車で北上したウブドにある。慌ただしいスケジュールの合間を縫って、コペルニク代表の中村氏から話を聞く。

※スケジュールが慌ただしくなったのは、頼んでいたバスが遅刻したり、全員が乗れないようなサイズだったり、道に迷ったりしたから。まあ、アジア的によくあることかもしれない。

※※だから、せっかく朝4時半に起きたのに。。。と悔しがっても仕方ない。


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コペルニクが提供しているテクノロジーの一つ、ソーラーランタン"d-light"。コペルニクのプロジェクトによって4,000個のd-lightが、東ティモールの更に僻地へと届けられている。


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これはガスが使えない場所で調理をするための"ロケットストーブ"。"ガス化ストーブ"と比べるとやや火力が落ちるが、下から燃料を入れられるのでいちいち鍋をどかさずにすみ、薪などの長い燃料でも差し込んで使うことができる。左側のオレンジ色のストーブはインドネシア製。右側のものが東ティモール製で、中村氏が昨日東ティモールから持ち帰ったもの。1個17ドルで製作可能だが、セメントで固められていて、ズッシリと重い(たぶん10kg以上)のが玉に瑕。


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オフィスの庭で実験中の浄水器。オーストラリア人がバリで発明したもの。上から注がれた汚水を蒸発させることで、キレイな水を集める。この装置で1日に20リットルの浄水をつくることができる。飲料水に必要なのは一人あたり2リットルなので、10人分。およそ2世帯分の水をこの装置でまかなうことができる。


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バリ⇔ディリ間のフライトは2時間ほど。ディリの空港に到着。隣り合わせたのは20代前半の在米マレーシア人。彼は国連の職員で、ほかにも国連の仕事で大勢のスタッフが来ていた。


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空港には、昨年訪れた時とは違って、なにやらレンタカーやホテル予約の出張所らしきものができていた。


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市内に出ると立派なショッピングモールができていた。中華資本だそうな。これも前回東ティモールを訪れた1年半前にはまだ工事中だった。


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たまたまイベント(子ども向けのミスコン)をやっていたので、大勢の家族連れで賑わっていたが、後日、平日に訪れるとガラガラだった。所得的にはそりゃそうだ、と思う。


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「旦那が日本で買ってきたお土産よ」


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プラザ内のお土産コーナー。タイス(東ティモールの伝統的な織物)を使ったカラフルな小物類が並ぶ。ペンケースやサンダル、鏡など。価格帯は10ドル前後。


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夜は波打ち際のレストランで、日本大使館の方々と会食。諏訪大使からいろいろな話を伺う。

・東ティモール政府は先端技術を取り込みたがり、"官民連携pjt"をやりたがるが、成果を上げるためのガバナンスが足りない。汚職もある。

・商品はインドネシアやマレーシア、シンガポールからの輸入。

・道路は雨期には崩れてしまうので、補修と新設の追いかけっこ。

・交通が不便で、輸送コストが高い。遠くから商品を運んできても、高いからなかなか売れない。ディリ戸ほかの町を結ぶ定期航路は無い。

・ディリには青空市場がいくつかある。おおきなところは「ハリララン」。こうした市場で者を買ったバイヤーが地方に持って行き販売している。

・乾期は一ヵ月ずっと晴れ、雨期は1日に3,4回「バケツを引っ繰り返したような」土砂降りが降る。

・アメリカ政府の支援団体USaidのプロジェクトが興味深かった。ビニールハウスでの栽培普及&保冷機能付きトラックでの輸送&外国人/富裕層向けスーパーでの販売と、総合的に農業ビジネスを構築するというもの。日本の支援は「生産性の向上」など一部分に特化しがち。作っても売れなくては続かない。

・国民の4割が1日0.88ドルの生活を行っている国で、どんなビジネスが成立するか興味がある。