雨と雪で退散したら、ご飯が美味しかった。
パートⅡの4日目、2月1日です。
朝起きたら、きょうの天気予報を思い出しました。
雨~雪の予報でした。
カーテンを開けて外を見てみると曇りでしたが、今にも雨が降り出しそうな空でした。
昨日までと同じ頃に宿泊先を出発して、上越国際スキー場当間ゲレンデ駐車場に着くころには小雨が降っていました。
8時15分に駐車場に到着したら、端の方に従業員の車が停まっているだけで、客としては自分が一番乗りでした。
やはり、平日でこんな天気の日に、こんな山の中のゲレンデに来る客はいませんでした。
一応、滑ってみようと思い、スキーの身支度をして、リフトに乗ったのは8時35分でした。
リフトの営業は8時30分からですが、滑る人は自分しかいないので、今日初めてリフトに乗る客となりました。
第1リフトを降りたところの景色です。↓
小雨が降るだけでなく、ガスっていて視界がめちゃ悪かったです。
ゲレンデコンデションの確認とウォーミングアップを兼ねて1本滑ってみました。
圧雪車で雪面をならしてありましたが、夜冷えて固まった雪が雨で濡れ、なんとも滑りにくかったです。
また、前が見えないので、スピードも出せませんでした。
このまま滑るのを終えたい気分でしたが、上のゲレンデに行けば雨ではなく雪かもと思い、リフトを乗り継いて、上部に行きました。
予想通り雨が雪に変わりましたが、一度濡れてビショビショになったスキーウェアに雪が降ると、そこで溶けてしまい余計に濡れてしまいました。
(最初から雪だと、雪はウェアにこびりつかないので、そんなに濡れることはありません。)
上まで来たからと、いつものように第4クワッドリフト沿いのコースを滑り降りました。
きょうは、昨日よりももっと人がいませんでした。
途中ほとんど平らなところで止まったと思ったら、まだ完全に止まっていなくて、バランスを崩してコケてしまいました。
視界が悪いと、動いているのか止まっているのかわからなくなることがあるのです。
だんだん気分がサゲサゲになってきました。
しかし、せっかくなので第6リフト沿いのコースを滑りました。
少し積もった新雪の上を滑る感覚は楽しかったですが、ずぶ濡れのウェアのせいで身体が冷えてきました。
グローブも濡れてしまい、手も冷たくなってきました。
がんばってもう1本だけ第4クワッドリフト沿いのコースを滑ってから、駐車場まで降りて、スキーは終わりにしました。
やはり還暦をすぎたものが、こんな天候の中、無理して滑るのは身体によくありません。
車中でスキーウェアのアウターだけ脱いで私服に着替えてから、宿泊先に戻るのとは逆方向に向かい、道の駅「南魚沼」を目指しました。
きょうは天気が悪いから早めにスキーを終えて、南魚沼市にある道の駅でランチを食べようと思っていました。
事前にネットで調べたところ、この道の駅にある「ちゃわんめしたっぽ家」というレストランは南魚沼産コシヒカリのご飯が美味しいということで、それを食べたかったのです。
自分が30歳台の頃、ここの近くにある「八海山スキー場」に来て、そこのホテルに宿泊したときに食べた南魚沼産コシヒカリが、人生で食べたご飯で一番美味しかった記憶があります。
さんざん迷ったあげくに選んだメニューは、「妻有ポーク塩糀ロースト定食」です。↓
ご飯は、無料の大盛にしました。(かなり大盛でした)
ネットで見たときには、そのネーミングから厚めの豚肉のステーキ(トンテキ)をイメージしていたのですが、全然違う料理でした。
塩糀味の薄切りのロース肉を焼いたものに、白ネギと青ネギがたっぷりのせてあり、そこに何ともよくわからない黄色っぽいソースとこげ茶色のソースがいっぱいかけてありました。↓
食べてみると、さわやかな酸味とほのかな辛味と甘味があるフクザツな味で、これまで食べたことがないような味でした。
舌がんサバイバーで味覚障害があるから、正確な味はわからないのでしょうが、黄色っぽいのはマスタードに何かをまぜたソースで、こげ茶色のソースはバルサミコ酢ではないかと思いました。
それなりに味を感じて美味しかったですが、本当の味を感じていたのか、違う味に感じていたのかは謎のままでした。
それよりも、予想通りコシヒカリのご飯が、とても美味しかったです。
香りよし、歯ごたえよし、甘味あり、いつも食べているお米とは段違いでした。
(とはいえ、昔に食べたときのほうが、美味しかったように思います。)
ここのレストランは、それが売りのため、ご飯と漬物と小鉢、みそ汁だけのメニュー「釜炊きコシヒカリちゃわんめし」という、ご飯を食べるためのようなメニューがありました。↓
(道の駅南魚沼のHPより拝借した画像です)
自分が残念だったのは、舌がんサバイバーのため食べるのが遅く、食べ終える頃にはご飯が冷たくなってしまったことです。
しかし、冷えてしまっても美味しいご飯でした。
お腹がいっぱいになり、宿泊先に戻ろうとしましたが、途中で国道沿いに気になる看板があったことを思い出しました。↓
これは、現地に最も近い所のものですが、これと同じものが8km程度離れた国道沿いにあるのを毎日見ていたのでした。
グーグル先生(グーグルマップのナビ機能)に尋ねてみたら、しっかり場所をご存じだったので、時間もあるから行ってみることにしました。
これは、このあたりの地名「越後妻有(えちごつまり)」で開催されている「大地の芸術祭」の芸術作品の展示場所を示す看板でした。
行って見ましたが、その場所には、古びた民家があるだけでした。↓
しかたがないので、そのまま引き返して、宿泊先に戻りました。
ブログを書くにあたり、グーグル検索してみたら、現在は公開休止中だったことがわかりました。↓
この民家の中に、リンク先のHPにあるような芸術作品が展示してあったようです。
思いつきで動くのではなく、事前にちゃんと調べることが大事だと思い知らされました。
宿泊先に帰ってからはゆっくり過ごした後、明日帰宅するのでこれから荷物を整理します。
明日は曇りの予報ですが、最終日なのでちゃんと滑れることを期待しています。