東北の旅を振り返って バイク旅を考える
東北周遊の旅を振り返っています。
今後の旅のために、かかった費用、バイク旅のメリット・デメリット、愛車CB400SBを長距離ツーリングに使った感想、旅での見聞で思ったこと感じたことなどを記録しておきたいと思います。
きょうのブログでは、バイクを利用した旅のメリット・デメリットについてまとめてみました。
自分がメリットと思ったこと
(順不同で丸数字は順位ではありません)
①交通費がかからない(燃費が良い)
昨日の費用についてまとたブログで報告してありますが、今回の旅では、愛車のCB400SBの燃費は26.2km/Lで、かかったガソリン代は18,823円でした。
車の1人旅だと、燃費が悪いため、もっと高額のガソリン代がかかります。
また、バイクは、電車や飛行機利用に比べても圧倒的に低額で移動できる手段だと思います。
②運転が楽しい(山道が楽しい)
もともと車でも山道(酷道・険道)を走るのが大好きなのですが、バイクで山道を走るのはとても爽快で楽しいです。
まだまだバイクの運転が下手で、下りのコーナーなどが怖く、うっかりすると原付バイクに抜かれそうです。
それでも、コーナやアップダウンで自由にバイクを操れる感がするのを楽しく感じます。
③気軽に停車したり、狭い道にも入っていける
ブログに投稿するためということもありますが、きれいな景色などや市役所・町村役場を写真に記録しています。
写真を撮影するために、バイクを道端に停めたり、駐車場の枠内にきちんと停めずに端っこに停めたり、バイクだと他に迷惑をかけないように気軽に停車できます。
また、山中の酷道や険道、田舎の農道や住宅街の裏道のような狭い道でも、気軽に入って行けます。
これまでのバイクをテーマにしたブログでも書いていますが、グーグル先生(グーグルマップのナビ機能)は到着時間が早ければ、狭い道でも容赦なく案内してくれます。
そんなときも、すれ違い(専門用語では離合)にあまり気を遣わずに走れるのは、やはりバイクのメリットだと思います。
また、渋滞時のすり抜けで、早く進めるというメリットにもなりますが、これは危険なのでなるべくやらないようにしています。(少しはやってしまいましたが…)
④周囲の雰囲気を感じやすい
今回の東北周遊の旅では、山中を走ったときの紅葉がとってもきれいでした。
当然、車でも景色を見ることはできますが、屋根に覆われている分、見える範囲は狭いです。
バイクなら、ヘルメットで視界が狭いですが、首を動かせば真上から真下まで、また、停車すればですが、身体と首を動かせば360°見渡せます。
また、寒い暑いにつながりデメリットにもなりますが、オープンエアのため、その場の匂いやさわやかな感じなどを全身で感じることができます。
今回の東北周遊の旅では、温泉地の毒ガス(硫化水素)の匂いや、稲を刈り取った後の田んぼの匂い、山に登ったときの空気の美味しさ(爽やかさ)を感じることができ、とても風情がありました。
自分がデメリットと思ったこと
(順不同で丸数字は順位ではありません)
❶乗り降りする際にいろいろ面倒くさい
車に乗り降りするときは、昔い流行ったドキン(土足厳禁のこと)の車でなければ、何も面倒なことはありません。
しかし、バイクだとヘルメットやグローブの脱着があります。
しかも、自分は眼鏡使用者のため、ヘルメットの脱着の際には、眼鏡も脱着する必要があります。
その上、現在はコロナの影響によるマスクの脱着が加わっています。
その他に、人が多い場所でバイクを離れる際には、盗難防止のためナビに使用しているスマホをホルダーから外してポケットに入れ、後ろのシートバックから貴重品入りのウエストバックとヘルメットで乱れた髪の毛を隠すためにかぶる帽子を取り出し、そこにグローブをしまいます。
ヘルメット盗難もあり得るので、ヘルメットをハンドル部分にワイヤーロックで固定して、バイクのカウル部分の小物入れからデジカメを取りだします。
バイクに戻って、再び乗り出す場合には、この作業をすべて逆回転させる必要があります。
毎回行っているのでだいぶ慣れましたが、それでもフルコースだと2~3分はかかります。
そして時には、シートバックを閉じた後、ヘルメットをかぶろうとしたときに、まだ帽子をかぶっていることに気がついて再びシートバックを開けることになったり、マスクをかけたままヘルメットをかぶってしまい、再びヘルメットを脱いでマスクを外すことになったりすると、とてもイライラしてしまいます。
なので、写真を撮るぐらいの停車なら、バイクから離れることなく、ヘルメットもかぶったままで写真を撮ることが多いです。
❷雨が大変
今回の東北周遊の旅では、7日目と8日目に一時的に雨に降られました。
レインウェア(雨ガッパ)や防水のグローブ、シートバック用のレインカバーは、雨に備えていつもシートバックに入れてあります。
しかし、急に雨が降って来たときに、交通量が激しい道路などでは、路肩に停車してこれらを装着するのは困難です。
また、レインウェアを着ても、ヘルメットのシールドにワイパーはないので、水滴で前が見にくいし、路面が濡れるとタイヤがスリップしやすいので、慎重な運転の必要が生じます。
また、8日目は道の駅で昼食の間に大雨が降り、当然屋根など無い駐車場に置いてあったバイクのシートバックがびしょ濡れになって、中の衣服などに雨がしみこんでしまいました。
あと、ナビ用のスマホが濡れてしまえば動かなくなる恐れがあります。
スマホの雨対策として、ビニール袋で覆って輪ゴムでとめたものを、バイクのスマホホルダーに取り付けることを考えて、その準備をしてから出かけました。
しかし、いざ、雨が降ってからそれを行うと、水滴がついたスマホをビニール袋に入れようとしたときに画面に触れてしまい、ナビの画面が変化してしまいました。
カバーを掛けた後には。それを直そうとしても画面に触れられないため操作できないことがわかり、実用的ではないことが判明したのです。
なので、スマホが濡れたまま走行したのですが、最近のスマホはある程度の防水性能があるようで、大丈夫だったのが幸いでした。
今後の旅のためには、スマホ用の防水ケースを購入するなど、対策が必要なことがわかりました。
❸寒い
真夏は暑さに閉口したことがありますが、今回の東北周遊の旅では、予想通り寒さが大変な日がありました。
気温が12℃以下ぐらいになると、やはり寒いです。
今回は、上は冬用のツーリングジャケット、下はツーリング用のジーンズ着用でした。
初日はどうにかなりましたが、2日目からは寒かったので、首回りから風が入るのを防ぐためにスキー用のネックウォーマーを着用し、ジャケットの下にフリース素材のパーカーを着込みました。
パーカーだと頭にかぶる部分をジャケットから出すことにより、首回りを覆ってヘルメットとのスキマをふさぐことができます。
また、ジーンズの中にヒートテックのタイツを着用しました。
これでどうにか対応できましたが、それでも高い山に登って気温が低下したときは耐えきれずに、雨が降っていなくともレインウェアを着て、ウインドブレーカーがわりにしたこともありました。
冬用のグローブを着用していたのですが、やはり気温が低いと耐えきれなくなりましたが、愛車のCB400SBには、グリップヒーターが標準装備のため、それをMAXで使えばどうにかなりました。
❹荷物が積めない
これもあたり前のことですが、バイクでは荷物をたくさん運ぶことができません。
それでも長期のバイク旅に備えてかなり大きめのシートバック↓を購入したのですが、着替えやレインウェア、身の周りの小物やわずかの食料、貴重品を入れたウエストバックなどでめいっぱいになってしまいました。
このため、スーパーなどで飲食物を購入するときも、なるべく少量になるようにし、購入後はウエストバックを取り出して身につけ、空いたスペースに飲食物を入れることになりました。
ウエストバックを身につけて運転するのはうっとうしいため、なるべく宿泊先に近いスーパーなどで購入するようにしました。
また、お土産などを持って帰ることも無理で、送料覚悟で旅先から2回ほど宅配便で自宅に送りました。
❺バイクに乗ったままお金を払うのが大変
デメリットの❶ともかぶりますが、グローブをはめているため、有料道路の料金所や有料駐車場の料金支払場所でお金を払うのが大変です。
今回の東北周遊の旅では、有料の高速道路は利用しませんでしたが、有料駐車場と観光用の有料道路を利用する機会がありました。
ちなみに、愛車のCB400SBには、ETCが標準装備になっているため、ETCが使えるところなら何の不自由もありません。
駐車場では、料金支払場所から少し離れたところでバイクを降り、料金を確認してから、シートバックに入れてあるウエストバック内の財布から硬貨を取り出し、歩いて料金を払いに行きました。
そして、係員さんに、あのバイクで入場しますと確認してもらってから、駐車場に入りました。
有料道路は事前に料金を調べて、その金額の硬貨を小さなポリ袋に入れて、ジャケットのポケットに入れておきました。
料金所に着いたら右手のグローブだけはずして、袋ごと料金を受け取ってもらう予定でした。
しかし、ポケットからポリ袋を取り出すときに袋が破れてしまい、中の硬貨を道路に落としてしまったのです。
しかたがないので、料金所から離れたところにバイクを移動して、後ろの車に先を譲り、その車が料金を払い終わって移動した後に、硬貨を拾って料金所の方に手渡したのです。
なんと、カッコ悪いことだったのでしょう。(汗)
これらのように今回の旅は、バイク旅でのいろいろなメリット・デメリットをあらためて確認することになりました。
この後は関東以南も寒くなるため、しばらく長旅に行く予定はありませんが、次の旅に行くときの備忘録にするつもりでまとめてみました。