思い出録  | TIG+HUG

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MTFとして、一人の人間として、まだまだ未熟な私の日常や色んな考え事をマイペースに書き綴っております。

私はなんだかんだと適当に生きているし、後世に何か残せるわけでもない。

立派に就職して働いてるわけでもないし、ドロップアウトも何度か体験してきた。

自分の体のことで悩み、苦しんだ日々もあった。今それが完全になくなったわけではないけど。

私が生きた証をこの世に残したい、なんて高尚な望みもあまり興味はないけれど、生きているうちに吐き出せるものは吐き出しておいた方が軽々と旅立っていけるのかもしれない。


明確な目的は何もないけれど、気が向いた時に少しずつ自分の歴史を記録に残しておこうかなと、考えた。

そんなわけで、自分自身のことをこれから書き綴っていこうと思う。少し、掘り下げながら。


思ったままに書いていくから、読みにくいのは、ごめんなさい!





私は差別は嫌いだ。好きな人なんてそうそういないだろうけど。

とは言うものの、自分でも無意識に差別してしまっていることは多々あると思う。

もしそのことを気づけたら、直していきたい。とは思っている。


完全に差別をなくすことは不可能だし、何を持って差別とするのかは主観による。

だから、自分のスタイルとしては、受け入れられるモノを多くすることにしようと思っている。


嫌いなものは嫌いだし、どうしても受け入れがたいこともあるけれど、なるべく、なるべく、排除したりしないこと。

物事を、単一の視点で判断しないこと。


自分でブログ紹介を考えたときに、ふと浮かんだ言葉が私は好きでいる。


世の中にはいろんな人がいるのです。


自身がマイノリティであることを受け入れた時、私の許容範囲は大きく広がったと思う。

それ以前は、マイノリティになってはいけないなと感じていたからだ。

でも、受け入れることで、楽になれたと思う。



自分を受け入れること、他人を受け入れること。

受け入れることで私は広がっていった。





少し話がそれるけど。


私が自分の将来をイメージできないまま漠然と毎日を過ごしていた大学3年の冬頃。

まだ自分が性同一性障害かどうかで悩んでいなかった頃。というか、性同一性障害のことを知らなかった頃。

本屋で一冊の本が偶然目に留まった。

ご存知の方も多いであろう、能町みねこさんオカマだけどOLやってます だ。(現ブログはこちら

別にピンと来たわけでもなく、おもしろそうかなぁと思って手にとって、ぱらぱらと立ち読みした。


少し読んで終わりにしようと思ってたのに、最初から最後まで読破してしまった。

買わない本を立ち読みで読破だなんて、マナーの悪いことをしたなぁと思ってしまった。


それから、数日がたって、私はどうしてもあの本の内容が忘れられなくて、ネットで能町さんのブログを検索した。

とりあえず、直近のいくつかの記事を読んで、いつのまにか読みふけっていた。

なんだか、読んでるうちに、自分の心の中に何かがどんどん溜まっていっている、そんな気がした。


また数日たって、立ち読みをした本屋に立ち寄ることがあった。

私は、迷わずにオカマだけどOLやってますをレジに持ってった。

そして家に帰ってまたじっくり読んだ。


この本を読んで私は、自分もこうあるべきなんじゃないか?と思った。

それは初めて、自分の漠然とした将来への悩み、叶わないはずと思っていた願望、自分の性格を受け入れられたことなのかもしれなかった。


とはいえ、いきなり自分がGIDであることを確信できたわけでもないし、自信も覚悟もなかったけれど、今になっては、能町さんの存在に出会えたことが、自分の将来を変えられる可能性に出会えたことだったと思う。

だから本当に感謝している。




そして同時に、能町さんのマイペースなスタイルが好きになってしまった。

能町さんのブログのプロフィールに、こう書いてある。


◆オカマとか性同一性障害に偏見がある方は来るななんて言わないからむしろそういう人こそどんと来いコラ。


潔いなぁ。

と素直に感じた。


能町さんの言葉やスタイルに、自分がマイノリティであることを卑屈に思うことはないんだと感じさせられた。

(でも時々卑屈になります、ごめんなさい)




GID関係のブログを見て回ると、

「このブログは性同一性障害についての内容が含まれます。ご理解頂けない方はご退室お願いします」

みたいなくだりが紹介文に入っていることが、たまに、たまにだけどあるんだけど、そういうのって、自分が否定されたくないから、書いてしまうんだと思うのだけど、私は、そんなこと書かなくてもいいって思うのです。

(あと少ないかもしれないけど、GIDのブログを見て回ってそういう文を目にした人が、テンプレート的に模倣して書いてしまってる人もいるんじゃないかと、思う)


確かに、傷つくのは嫌だし、そういうこと書くのもしょうがないとは思う。

でも、ぶっちゃけ意味ないと思うんです。帰ってくださいって書くのは。


本当に興味ない人や理解できないし不快に思う人は、そもそも読まないと思う。

ネットは自由に好きなことを書き出せる場でもあるけど、それを閲覧する側も自由。

読むのも読まないのも、訪れた人の自由。

帰ってくださいという言葉を見て素直に帰ってくれる人がいるほど強制力があるものでないことはわかってるけど、追い返すような態度を取る必要はないと思う。

内容説明を読んだうえで、そのブログを読むのは、取捨選択の結果であって、嫌なら読まなければいい話。それでも読むのならその選択をした責任はその人にある。不快な文章が並んでいたとしたら、筆者にも責任はある。


だから私は、訪れてきてくれた人に対して、どうしろとも言わない。

自由に判断してくれて、構わない。

ただ、世の中にはいろんな人がいるということを、知って欲しいと思う。

許される人と許されない人といたりするけれど、できるだけ多くの人が普通に暮らしていけるようであって欲しい。


能町さんの本に出会い、自分の体のことや将来のことを考えるようになり、

GIDとしての道を歩むようになって、今までになかった色んな体験をするようになって、

色々なブログを見て回ったり、自分でブログを書くようになったりして、

その中で、色々な人を見て、会ったり、話したりするようになって、こんなふうな考えになっていった。


まだまだ未熟だけれど、迷った時に自分に言い聞かせられる考えは、持てているんじゃないかな、って思います。


そんな感じ。

長くなったけど、うん、やっぱりまとまってない気がする。



自分の中身について、考えてみた。
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そういうことかな。