クラブ職人の徒然草~2 -47ページ目

「マスターに叱られる」?

お客様からクラブの診断、調整を承る案件では当然ながら持ち込まれたクラブの仕様を拝見し、さらには数項目の数値も計測して診断をするのですが、

細かく計測して数値を判断する、という工程に至るまでも無くそのパーツの組み合わせから、このクラブで今どんな球、どんなミスが頻発してどういう状況に陥っておられるか、が

お客様の口から伺う前に「見てたん?」と言われるくらい言い当てられてしまうケースが結構あります。

なんでそんなん分かるんですか?と驚かれることもしばしばですが、それは僕自身が肉体的に劇的変化をする50歳台を過ごし、その間に自分自身を実験台にして様々な仕様を試し、泥沼にはまりかけたり快復方法を見つけたり、と、散々もがいた経験があることは小さくないと思います。

また、多くの上級者の顧客から伺ったお話で答合わせが出来ていることも経験値の一部として蓄積されていると思います


ですから、こういうのを今使ってるとこういう状況に陥って、こうなる可能性すらあるから最低でもこの辺りにしといたほうが良いと思いますよ。

みたいな話をすると、「あぁ、またマスターに叱られたぁ」と、まぁ半分上段半分真面目に仰るお得意様もおられます、、割と多く。

叱るなんてとんでもないですが、もしかしたら脅して我田引水してる?と思われてることもあるかもしれません。

クラブ診断なんて、いわば言いたい放題と思われても仕方ない側面がありますから、霊感商法じゃないですけど、あなた、このままこれ使ってたらダフリ地獄と右ペラ沼から這い上がれませんよ、みたいな話は実際あります。

でもね。信じてください。

ツアープロのレベルでも左に行くクラブ(注:正しく振って正確なショットを打てる人だからクラブが左に行く仕様になってれば仕様通りに左へ行く)を左へ行かさないように振ってたら謎のスランプに陥って、真っ直ぐ行くように調整したら原因が納得できてリハビリ順調の答えが返ってきた、という事例もあるんです。

すべてのお話(説法)はお客様のためです。

決してお客様の優位に立ってえらそーなこと言って気分よくなりたいんじゃないんです。
実際、そーゆー方おられますが、僕が人として商売人として最も忌み嫌う人種です。

広島出張旅行

年に数回、カミさんと2人で一泊二日2ラウンドのゴルフ旅行するんですが、


今回の広島は3月から日本三景の厳島神社参拝を含めて予定していたところ、

出発の2週間前にご縁の出来たプロに初めてお渡ししたクラブの確認•打ち合わせもあってご一緒して頂ける事になりました。


厳島神社、初めての参拝。

JR宮島口駅のすぐ前からフェリーで10分。

本殿参拝の前に手前にある豊国神社の五重塔を見て、

本社の参拝へ。

海に立つ大鳥居。
(境内からの写真もあるんですがカミさんが顔出しNGとのことで)

ドピーカンで暑い1日でした。
厳島の最高峰が弥山という山で弘法大師が開かれた修験場。

ロープウェイがあるというので看板だけを頼りに本社から乗り場まで歩いたんですが、

シャトルバスがあることを知らないばっかりにちょっとした登山でした(^_^;)


ロープウェイ駅から弥山頂上までの往復1時間を歩く用意も時間も無かったので、デンして降りて来ました。

翌日は鷹の巣ゴルフ倶楽部。

ご一緒下さったプロは人柄がゴルフしてるような方で、カミさんはすっかりラウンドレッスン状態でしたが、この日だけで10年分上手くなったと思います。

ご自分でもクラブにスイングを狂わされている感覚はあったそうで、リハビリ中です、と仰ってましたがクラブを納品してから数日間の打ち込みで、納品した直後からの感覚がリセットされていく方向に変化していっているとのこと。

当たり前ですか豪打連発で、クラブの扱い、スイングに遠慮やアジャストが見えないので安心。
今のプロならこの球筋、このドロー幅ではないか?という辺りの感覚も意見が一致して、プロの好まれる感覚、調整•製作の方向性も擦り合わせが出来ました。

2日目は広島ゴルフ倶楽部鈴が峰コース。

ここは倉本昌弘プロの少年時代を育んたコースで、現理事長も倉本プロ。

アマチュア時代の輝かしい成績の軌跡が展示されてます。

15番ティ横の茶店には倉本語録。

340ydくらいでティとグリーンの間は谷、左のフェアウェイに打ち下ろしてセカンド打ち上げの右DLホールなんですが直線距離だと300は無い。

プロもワンオンチャレンジしましたが倉本プロの思惑通りに左の林でした(^_^;)

倉本少年、常にワンオン狙ったそうです。

住宅街と隣り合わせで表示距離は短いんですが打ち上げ、打ち下ろしの地形とクセの強いコウライグリーンが立ちはだかる難しくてスリリングな面白いコースです。

あぁ、なるほど!道理で似てると思った!というのも設計者の佐藤儀一氏は白浜ゴルフクラブ、玉野ゴルフ倶楽部と同じ設計者でした。
こういう地形を巧みに使うのがお得意なんでしょうね。

2日目のプロはアイアンの球筋と精度がグンとアップしてピン横にビタビタ。
相乗効果でFWウッドの当りも厚くなってました。

いつもお客様に申し上げる事ですが、クラブセットの基礎土台はアイアンの仕様がフィットする事、という理念を証明して頂いた感じです。

同じティに立って、あのインパクト音、飛球の風切音を聞いてあの球筋を間近に見られるのが幸せで幸せで。

これからのご活躍を確信しました。

彼からファミリーパスを頂いて会場へ応援に行ける日が待ち遠しいです。


今週の臨時休業

今週の水曜日から金曜日まで広島へ出張のため休業いたします。

サポートを始めたプロに送った第一弾のクラブ(DW,FW,UT)、追っかけ送るアイアンセットの様子を伺い、今後どのように進めていくかを打ち合わせしたいと思います。

それと、もう老い先短いのでこの機会に厳島神社に参拝してこようと思います。

6/1(土)より通常営業いたします。

ご用命をお待ちしております。