広島出張旅行 | クラブ職人の徒然草~2

広島出張旅行

年に数回、カミさんと2人で一泊二日2ラウンドのゴルフ旅行するんですが、


今回の広島は3月から日本三景の厳島神社参拝を含めて予定していたところ、

出発の2週間前にご縁の出来たプロに初めてお渡ししたクラブの確認•打ち合わせもあってご一緒して頂ける事になりました。


厳島神社、初めての参拝。

JR宮島口駅のすぐ前からフェリーで10分。

本殿参拝の前に手前にある豊国神社の五重塔を見て、

本社の参拝へ。

海に立つ大鳥居。
(境内からの写真もあるんですがカミさんが顔出しNGとのことで)

ドピーカンで暑い1日でした。
厳島の最高峰が弥山という山で弘法大師が開かれた修験場。

ロープウェイがあるというので看板だけを頼りに本社から乗り場まで歩いたんですが、

シャトルバスがあることを知らないばっかりにちょっとした登山でした(^_^;)


ロープウェイ駅から弥山頂上までの往復1時間を歩く用意も時間も無かったので、デンして降りて来ました。

翌日は鷹の巣ゴルフ倶楽部。

ご一緒下さったプロは人柄がゴルフしてるような方で、カミさんはすっかりラウンドレッスン状態でしたが、この日だけで10年分上手くなったと思います。

ご自分でもクラブにスイングを狂わされている感覚はあったそうで、リハビリ中です、と仰ってましたがクラブを納品してから数日間の打ち込みで、納品した直後からの感覚がリセットされていく方向に変化していっているとのこと。

当たり前ですか豪打連発で、クラブの扱い、スイングに遠慮やアジャストが見えないので安心。
今のプロならこの球筋、このドロー幅ではないか?という辺りの感覚も意見が一致して、プロの好まれる感覚、調整•製作の方向性も擦り合わせが出来ました。

2日目は広島ゴルフ倶楽部鈴が峰コース。

ここは倉本昌弘プロの少年時代を育んたコースで、現理事長も倉本プロ。

アマチュア時代の輝かしい成績の軌跡が展示されてます。

15番ティ横の茶店には倉本語録。

340ydくらいでティとグリーンの間は谷、左のフェアウェイに打ち下ろしてセカンド打ち上げの右DLホールなんですが直線距離だと300は無い。

プロもワンオンチャレンジしましたが倉本プロの思惑通りに左の林でした(^_^;)

倉本少年、常にワンオン狙ったそうです。

住宅街と隣り合わせで表示距離は短いんですが打ち上げ、打ち下ろしの地形とクセの強いコウライグリーンが立ちはだかる難しくてスリリングな面白いコースです。

あぁ、なるほど!道理で似てると思った!というのも設計者の佐藤儀一氏は白浜ゴルフクラブ、玉野ゴルフ倶楽部と同じ設計者でした。
こういう地形を巧みに使うのがお得意なんでしょうね。

2日目のプロはアイアンの球筋と精度がグンとアップしてピン横にビタビタ。
相乗効果でFWウッドの当りも厚くなってました。

いつもお客様に申し上げる事ですが、クラブセットの基礎土台はアイアンの仕様がフィットする事、という理念を証明して頂いた感じです。

同じティに立って、あのインパクト音、飛球の風切音を聞いてあの球筋を間近に見られるのが幸せで幸せで。

これからのご活躍を確信しました。

彼からファミリーパスを頂いて会場へ応援に行ける日が待ち遠しいです。