ゴルフ上達に必要なのは、自分がゴルフしやすいスタイルを見つけることです。年月が経過すれば、良いとされていたこと、ダメだと言われていたことに変化があらわれますし、ゴルフ書籍などに書かれていることが、自分に必ず合うとも限りません。
グリップ（握り方）に関して
例えば、ジャンボ尾崎さん若いときのスイングを見ると、グリップ（握り方）は、ウィークグリップです。当時は、ドライバーのヘッドが小さくて、ヘッドが返りやすくて、フック回転のボールを打ちやすかったからです。なので、捉まり難いウィークグリップが主流でした。
左手はストロンググリップ（フックグリップ）、右手はウィークグリップ
最近は、ドライバーヘッドが大きくなったことに伴って、重心距離が長くなり、ヘッドローテーションがし難いドライバーが増えました。なので、グリップ（握り方）にも変化があらわれてきており、左手はストロンググリップ（フックグリップ）、右手はウィークグリップで握るというのが主流となってきています。ゴルフクラブを持って、構えたときに、左腕よりも右腕が上になるような構えとなります。
昔の理論と比較すると、不思議な感じがしますが、これが最近のトレンドのようです。
深く握るストロング（フックグリップ）
左手ストロング（フックグリップ）といっても、掌の生命線よりも奥でグリップエンドを握り込むくらい深い左手ストロング（フックグリップ）もあります。これは、かなりフェースが返りやすくなりますし、左手の甲を飛球線に向けて返しやすいです。なので、フェースローテーションしやすいですし、かなりボールが捕まります。
右手ウィーク＝スクエア
グリップ（握り方）の変化というのは、ゴルフクラブの進化に合わせて、変化してきていると言えます。海外選手のローリー・マキロイも左手ストロンググリップ（フックグリップ）、右手はウィークグリップです。右手はウィークというよりは、スクエアに近い感じですね。しかも、マキロイは、ゴルフ技術書で紹介されていることと異なることをしていたりもします。
ある程度のチカラでグリップ（握る）する
海外メディアで紹介されていましたが、マキロイのグリッププレッシャーは、とても強いようです。強く握っているということです。握手したり、握力をはかったわけじゃないですが、グリッププレッシャーが強いようです。
よく言われることは、強く握らない、チカラを入れないと言われます。たしかに、あまりにも強い力でグリップ（握る）していると、ヘッドスピードが速くなりませんし、クラブヘッドが適切な軌道で加速してくれません。
が、ある程度のチカラでグリップ（握る）しなければ、ゴルフクラブが掌の中でズレてしまうこともあります。とくには、アイアンショット、アプローチショットの場合、ある程度のチカラでグリップ（握る）ことが必要です。
ストロンググリップ、スクエアグリップ、ウィークグリップの違い
そもそも、ストロンググリップ、スクエアグリップ、ウィークグリップの違いって、本当に判っているのかどうかも怪しいです。ゴルフ書籍などで、グリップ（握り方）が紹介されていることもあります。拳のナックルが２つ見えるとか、３つ見えるとか、本当にそれで見分けられているのか、握り方を分けられているのか判りません。正直なところ、私は見分けがつかないことがあります。
昔の打ち方、今の打ち方などを融合させて、自分が打ちやすいスタイルを見つけるのがイチバンですね。
上の動画、左がジェイソンデイ、右がローリーマキロイです。右手のグリップ（握り方）が少し異なります。
マキロイの右手はウィークっぽいです。
右手ウィークは、右肩が出やすくなることもある
私も左手フックグリップ（ストロング）、右手はウィークグリップで握るようにしてます。ただ、右手のウィークグリップは、上から被せるように強く握るとフックしやすくなります。親指の入り具合でボールの捕まりに影響します。また、あまりにもウィークグリップであまりにも強く握ってると、テイクバックで右肩の回旋がし難くなってしまい、常に右肩が前に出やすくなり、身体が開きやすくなり、スライスの原因になることがあります。
グリップ（握り方）に関しては、レッドベターのお祈りグリップ という記事も併せて読んでみてください。
１日１ミリでも前進するゴルフで頑張ります