前回記事に引き続きワルキューレのエース・美雲ギンヌメール様のお話……
でもその前に……
ちょっと別の話題を……
マクロスシリーズでは神話だけでなくて古典絵画や、マクロスとは無関係の実写映画や他作アニメの要素がオマージュ的に取り入れられているかも
「愛・おぼえていますか」でも一条進様・早瀬未沙様が宇宙を放浪してたどり着いた星……それはゼントラーディ軍の攻撃により変り果てた地球だったシーン……
「向こうに海が見えるわ~」からの……
残骸と化した攻撃空母プロメテウスを発見した早瀬未沙様が……
「ここが私たちの地球だなんて」
そして映画「猿の惑星」(1968年)の超有名場面らしい……
チャールトン・ヘストン演じる宇宙船船長が禁断地区の「自由の女神像」にご対面
「Oh, My God…I'm back!(地球へ帰ってきてたんだ)……I'm home.(故郷だったんだ)」
衝撃のラストシーンのオマージュかも……
私、「猿の惑星」はリブート版しか見たことなくて、こないだ初めて古い方の5作品続けて観てビックリ
どちらも波打ち際に象徴的な残骸とか……スッゴク遊び心を感じる
あと過去記事でも取り上げた「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」
フレイアのモデルのひとつにもなっていると思える映画エンブリヨ(1976年)……
高能力だけど超短命なデザインベイビーがテーマの映画としては最も古いものかも……
渦巻き銀河を子宮に見立てたフレイアのマクロス・ギガシオンでのシーンと重なる大人体形の女性がそのまま胎児様になったカットはちょっとショッキングかも
赤ちゃんが生まれた直後にヒロインが衰弱死する設定とか……神話並みにガッツリ内容に反映されてたりしてるかも……
そしてお待たせしました……ここからが美雲様のお話……
マクロスΔは初めに観たのは「激情のワルキューレ」だからそれほど強い印象はなかったけど……
もしマクロスΔのTVアニメ……特に伝説の初回放送「戦場のプロローグ」をRTで観てたとしたら……
もちろん方言全開・変顔自在のフレイアちゃんもスッゴク可愛いんだけど、やっぱり印象に残るのは……
美雲様の魔法少女っぷり
ホログラムによる早着替えもあれだけど……
瓦礫に埋まって「やってっくれるじゃない……」からの脱出……マルチドローンプレートの支援があったとしても凄すぎる……
もはや超能力者かも……
えげつない跳躍力……飛行中の可変戦闘機の上にワイヤー一本で立って歌う……他メンバーと比べても凄すぎる……
人間とは思えない
圧倒的な身体能力
制圧すべき対象はヴァール・シンドローム発症者
……ということは……
フォールド細菌感染者
しかもその正体は…
「星の歌い手」クローン
さらには……
水槽で眠るzzz
あれれ……
もうひとりそんな人を知ってるかも……
竜巻を起こす超能力
圧倒的身体能力
敵は感染者
実は……クローンだったりする
水槽で睡眠!?
これはもしや……映画バイオハザードシリーズのヒロイン……
アリス・アバーナシー
……様ではありませんか
まさに美雲ギンヌメール様は“歌うアリス”と言っても過言ではない
恐らく美雲様のモデルのひとつはこのアリス……テレキネシス能力や量産クローンや水槽睡眠の設定が出てきたのは2007年のバイオハザードⅢ以降から……
あと逆に2010年作「バイオハザードⅣアフターライフ」ではマクロスF(2008年)に出てきた大量破壊兵器・ディメンジョンイーター弾とそっくりの爆弾が使われてたりする……
でもこの美雲様のアリスオマージュは単なるそれではなくて、映画エンブリヨのヒロインの運命がフレイアのそれと思いっきり重なったように……
アリスのそれは美雲様の運命、さらにはマクロス・サーガのストーリーにも大きな影響を与えそうな予感がするかも……
ところで映画バイオハザードではアリスはバイオハザードⅢあたりから量産されて消耗品のように死んじゃう……
でも「バイオハザードⅣアフターライフ」のアリス軍団は超時空ネットワークでつながったバジュラそのもの……個体が死ぬことを恐れていないのかも
……しかも最終作エンドは一応ハッピーエンドなのかな
美雲様の量産計画ははたして……水槽だけはいっぱいありそうだよね
1000人の美雲様が歌う「星の歌」大合唱とか……サブユニバースまで届くかも