脳梗塞からのREBORN日記 

脳梗塞からのREBORN日記 

脳梗塞を発症した若きおじちゃん?が、
日常生活を取り戻すための孤軍奮闘日記

―― 前編・上肢 ――

いまさらお恥ずかしい話ですが正直に言うと、
「筋緊張」「痙縮(けいしゅく)」などといった体験言葉を、
私は脳梗塞になるまで知りませんでした。

知ることも、使うことも無いと思っていました。(´-∀-`;)

今のような寒い時期に「寒い~、体が強張る~(>_<)」とかは

言ってたり、体感として分かっていましたが…😅

 

健常者だった頃の私は、
「足がつった」「腕が痛い」「腱鞘炎かな」「筋肉痛だ」
そんな言葉で、体の不調は十分に説明できていました。

 

ところが脳梗塞を発症してからは、
自分の体に起きていることを説明しようとすると、
今まで使ったことのない言葉が必要になったのです。

 


よく見る「腕が曲がったまま・手がグー」の状態

リハビリの動画やセンターや病院等で、
たまに麻痺側の腕が肘から曲がったまま、
手がグーの状態(握りこぶし状態)になっている症状の方を見かけることがあります。(ありますよね?)

これは多くの場合、
「痙縮(けいしゅく)」と呼ばれる状態です。

筋肉そのものが悪いのではなく、
脳から筋肉へのブレーキの信号がうまく働かず、
力が入りすぎてしまうことで起こります。

 

私は幸い、
腕や手が完全に固まってしまう状態ではありませんが。
ただし、「動く=問題ない」というわけではありません。

 


動かそうとすると、うまくいかない

私の場合、

  • 腕を伸ばそうとするとプルプル震える

  • 力を抜いて動かそうとすると不安定になる

  • 物を掴もうとすると指が硬くなる

  • 掴んだものを離すのがスムーズにできない

といったことがよく起こります。

これは、いわゆる「けいれん」とかではありません。
筋肉痛とも違います。

脳からの指令が、
弱く・遅く・不正確に伝わることで、
動きの調整がうまくいかなくなっている状態
です。

 

  • 動かそうとすると震える

  • 力を抜こうとすると不安定

  • 指が硬くなって離しにくい

  • 麻痺がベースにある

  • 痙縮が軽く混ざっている

  • 出力が弱い・不安定

  • 同時収縮(入れたい筋と抜きたい筋が同時に働く)

それまではわたくし自身勝手に「くそ~、運動失調だ~」なんて言ってましたが

医学的には、より近いのは👇

脳卒中後の運動麻痺に伴う随意運動障害
(=随意運動の協調性低下・運動コントロール障害)

とか、言うそうです😅そうなの?

 


 

見た目では分からない「使いにくさ」

一見すると、
私は腕も手も動いているように見えると思います。

ですが実際には、

・常に意識しながら動かしている
・無意識の動作ができない
・一つ一つの動作を頭で考えながら行っている
・気を抜くと動作が崩れる
・動作そのものより、集中することに疲れる

 

分かりにくいかもしれませんが、

もう少し具体的?に言うと、

・体を「操作している」感覚が常にある
・自動運転ではなく、常にマニュアル操作
・動きが滑らかにつながらない
・ワンテンポ遅れて体がついてくる
・思った通りの軌道で動かせない
・微調整がきかない
・やり直しの動作が増える
・短時間でも神経を使い切る
・体より先に頭が疲れる

・急かされると途端にうまくいかなくなる

といった感覚もあります。

(まだ他にも伝えたいけど・・)

返って分かりずらいかな?😅

 

これが苦手シリーズ①

これが苦手シリーズ②

これが苦手シリーズ③

これが苦手シリーズ④

 

と、まぁ、そんな状態で日々の日常生活を送っています。

(※脳卒中患者によって症状の個人差はあると思いますが)

これが、
脳梗塞後の上肢に残る後遺症の一部です。

 

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次回予告(後編へ)

次回の後編では、
歩行やバランスに関わる 下肢の症状 について書こうと思います。(仮)

  • つま先が上がらない

  • つまずきやすい

  • 膝が不安定な感覚

  • 足の出しどころが分からなくなる瞬間がある

  • 体と足の動きが噛み合っていない感じ

  • 等々…

これらが、体の中で何が起きている結果なのか。
自分なりに整理して書いてみようと思います。

 

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。ニコ

 

 

 

これらはすべて筋肉の状態に関連する用語ですが、それぞれ異なる特徴や原因を指しています。

症状の現れ方や根本的なメカニズムが異なります。 

それぞれの定義と違いは以下の通りです。

 

 1. 筋緊張 (きんきんちょう - Muscle Tone) 

筋緊張は、最も一般的な生理学的状態を指します。

 定義: 脳や脊髄からの神経信号によって絶えず維持されている、筋肉の安静時における適度な張力(張り)や硬さのことです。意識的に動かそうとしていない時でも、姿勢を保ったり、いつでも動ける準備をしたりするために必要な正常な状態です。 

特徴: 健康な人にとって不可欠な機能であり、随意的に調節されます。

 

 2. 痙縮 (けいしゅく - Spasticity) 

痙縮は、病的な状態の一つです。

 定義: 脳卒中や脊髄損傷、多発性硬化症など、脳や脊髄といった中枢神経系の障害によって引き起こされる筋肉の過剰な緊張(高まりすぎた状態)です。 

特徴: 伸ばそうとすると、最初は強い抵抗を感じますが、ある程度以上伸ばすと急に抵抗が抜ける(「折りたたみナイフ現象」と呼ばれる)のが特徴です。動きが速いほど抵抗が強くなります。これは、筋肉を制御するブレーキ役の神経回路がうまく機能しなくなるために起こります。

 

 3. 強張り (こわばり - Stiffness) 

強張りは、主観的な症状を表す一般的表現です。 

定義: 筋肉や関節がスムーズに動かない、動かしにくい、固まった感じがする、という感覚や状態を指します。 

特徴: 原因は多岐にわたります。 生理的なもの: 長時間同じ姿勢をとっていた後や、朝起きた時の一時的なもの。 病的なもの: 関節リウマチのような炎症性の疾患(朝のこわばりが有名)や、パーキンソン病、あるいは単なる筋肉痛や使いすぎによる場合もあります。 「筋緊張」や「痙縮」のような特定の神経学的メカニズムを指す言葉ではなく、あくまで「動きにくさ」という感覚を表現する言葉です。

 

 まとめると 用語 状態 原因 特徴 

筋緊張 、正常な生理機能 正常な神経調節 姿勢維持に必要な適度な張り 

痙縮、 病的な状態(症状名) 中枢神経系の損傷 伸ばすと急に力が抜ける、速度依存性 強張り 感覚的な表現(症状) 様々(リウマチ、筋肉痛、正常な範囲も含む) スムーズに動かせない感覚 

「痙縮」は「筋緊張」が異常に高まった状態の一つであり、「強張り」はそれらを含む様々な原因で起こる「動かしにくい」という感覚や症状全般を指す、と理解すると分かりやすいでしょう。 

 

これは情報提供のみを目的としています。

 

【詳細】 

用語 (日本語/英語) 定義 特徴・メカニズム 主な原因・具体例
筋緊張(Muscle Tone) 筋肉の安静時における適度な張力や硬さ。 脳や脊髄からの信号で絶えず維持され、姿勢保持や即座の動作に必要。随意的に調節される。 正常な生理機能。健康な人なら誰にでもある「準備状態」。
痙縮(Spasticity) 中枢神経系の障害による筋肉の過剰な緊張状態。 伸ばすと最初は強く抵抗し、ある程度で急に抜ける(折りたたみナイフ現象)。動かす速度が速いほど抵抗が強い。 病的な状態。脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症など。
強張り(Stiffness) 筋肉や関節がスムーズに動かない、固まったような主観的感覚。 神経学的メカニズムを指す言葉ではなく、あくまで「動きにくさ」という感覚の表現。原因は多岐にわたる。 長時間の固定、朝起きた時、関節リウマチ、パーキンソン病、筋肉痛など。

 

脳卒中により痙縮状態から筋緊張が正常に機能せず強張り症状が起こる?

うーんなんか難しいよね。

理解しようと頭の中で整理しようとすると、

上手くまとめることと理解できずに

ただただ、どっと疲れてしまう…ぼけー汗

 

これも脳卒中患者の症状あるあるなのである・・。あせる