これらはすべて筋肉の状態に関連する用語ですが、それぞれ異なる特徴や原因を指しています。
症状の現れ方や根本的なメカニズムが異なります。
それぞれの定義と違いは以下の通りです。
1. 筋緊張 (きんきんちょう - Muscle Tone)
筋緊張は、最も一般的な生理学的状態を指します。
定義: 脳や脊髄からの神経信号によって絶えず維持されている、筋肉の安静時における適度な張力(張り)や硬さのことです。意識的に動かそうとしていない時でも、姿勢を保ったり、いつでも動ける準備をしたりするために必要な正常な状態です。
特徴: 健康な人にとって不可欠な機能であり、随意的に調節されます。
2. 痙縮 (けいしゅく - Spasticity)
痙縮は、病的な状態の一つです。
定義: 脳卒中や脊髄損傷、多発性硬化症など、脳や脊髄といった中枢神経系の障害によって引き起こされる筋肉の過剰な緊張(高まりすぎた状態)です。
特徴: 伸ばそうとすると、最初は強い抵抗を感じますが、ある程度以上伸ばすと急に抵抗が抜ける(「折りたたみナイフ現象」と呼ばれる)のが特徴です。動きが速いほど抵抗が強くなります。これは、筋肉を制御するブレーキ役の神経回路がうまく機能しなくなるために起こります。
3. 強張り (こわばり - Stiffness)
強張りは、主観的な症状を表す一般的表現です。
定義: 筋肉や関節がスムーズに動かない、動かしにくい、固まった感じがする、という感覚や状態を指します。
特徴: 原因は多岐にわたります。 生理的なもの: 長時間同じ姿勢をとっていた後や、朝起きた時の一時的なもの。 病的なもの: 関節リウマチのような炎症性の疾患(朝のこわばりが有名)や、パーキンソン病、あるいは単なる筋肉痛や使いすぎによる場合もあります。 「筋緊張」や「痙縮」のような特定の神経学的メカニズムを指す言葉ではなく、あくまで「動きにくさ」という感覚を表現する言葉です。
まとめると 用語 状態 原因 特徴
筋緊張 、正常な生理機能 正常な神経調節 姿勢維持に必要な適度な張り
痙縮、 病的な状態(症状名) 中枢神経系の損傷 伸ばすと急に力が抜ける、速度依存性 強張り 感覚的な表現(症状) 様々(リウマチ、筋肉痛、正常な範囲も含む) スムーズに動かせない感覚
「痙縮」は「筋緊張」が異常に高まった状態の一つであり、「強張り」はそれらを含む様々な原因で起こる「動かしにくい」という感覚や症状全般を指す、と理解すると分かりやすいでしょう。
これは情報提供のみを目的としています。
【詳細】
| 用語 (日本語/英語) | 定義 | 特徴・メカニズム | 主な原因・具体例 |
| 筋緊張(Muscle Tone) | 筋肉の安静時における適度な張力や硬さ。 | 脳や脊髄からの信号で絶えず維持され、姿勢保持や即座の動作に必要。随意的に調節される。 | 正常な生理機能。健康な人なら誰にでもある「準備状態」。 |
| 痙縮(Spasticity) | 中枢神経系の障害による筋肉の過剰な緊張状態。 | 伸ばすと最初は強く抵抗し、ある程度で急に抜ける(折りたたみナイフ現象)。動かす速度が速いほど抵抗が強い。 | 病的な状態。脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症など。 |
| 強張り(Stiffness) | 筋肉や関節がスムーズに動かない、固まったような主観的感覚。 | 神経学的メカニズムを指す言葉ではなく、あくまで「動きにくさ」という感覚の表現。原因は多岐にわたる。 | 長時間の固定、朝起きた時、関節リウマチ、パーキンソン病、筋肉痛など。 |
脳卒中により痙縮状態から筋緊張が正常に機能せず強張り症状が起こる?
なんか難しいよね。
理解しようと頭の中で整理しようとすると、
上手くまとめることと理解できずに
ただただ、どっと疲れてしまう…![]()
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これも脳卒中患者の症状あるあるなのである・・。![]()