伊勢参宮道で伊勢詣り Day2の7 | らんまるの街道歩きブログ

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10月3日(火)~6日(金)の伊勢詣での旅、旅程2日目(10/4)の旅の模様その7です。

ガイドブックは『ちゃんと歩ける伊勢参宮道 善光寺街道』。

 

Day2の歩行ルートは↓。今回は街道遺構が多いので、立ち寄りポイントの記載は殆どしていません。必要に応じて記事を書きながら書き足していきます。

 

その6では、塀などの屋根部分に七福神のおわす、めでたい感じの民家や、煉瓦塀ある旧家っぽい家を激写したところまでをご紹介しました(↓再掲)。

 

さらに進んで行くと高架道路の下を潜ります。ここまで続いてきた家並みもこの辺りでいったん終わりになりそうな感じ。

 

高架道路を潜った後、踏切を渡ります。さっき電柱に貼ってあった地名からするとおそらく踏切の名前は、、

 

うん、やっぱり高茶屋踏切でしたね。さっきまで坂を登った少し高いところを歩いていたので、おそらく茶店の一軒、二軒もあったってことかな、と思ってググってみると、Wikipediaに記載があり、やはり台地上にある地形で、茶屋が多かったようです。

まんま「名が体を表す」を地で行く感じですね。

 

暫くは左右に田畑が広がるところを進んで行きます。

 

しばらく歩いてようやく出会った住宅。街道に面した窓の感じから見て少し微妙ながら廃屋でしょうかね。

 

その先の街道右側にあるお寺は玉造院。新四国八十八ヶ所の石柱と石仏があるそうですが、門前で簡単にお参りをして先に進みます。

この間も雨は降ったり止んだり。

 

これは長屋門を改造して住居仕様にしたっぽい感じですね。一定以上の床面積があれば住めますよね、長屋門。

 

変わった家だなあと思ったら古本や古民具を取り扱っている夢家という店のようです。

以前ここを歩かれたブロ友さんがご記憶で前回記事でコメント頂いたのがこちらかと。

 

軒下をちょっと見せて頂くと、、レナウンの看板や、

 

古いペプシなどの看板がありました。この黄色いバックのペプシのマークも懐かしいなあ。

 

 

その先の街道左側にあるのは、津市の殿木築圃場整備事業の記念碑。

他のところにあったものをわざわざ移設しているので、開拓が大変だったのでしょう。

 

昭和な酒屋。試しませんでしたが、どうやら店舗の前にある自販機も動いてなさそうなので、左側にくっついている住居部分のみ現役なのではないかと思います。

 

境目が分からなかったのですが、そろそろ雲出(くもず)の宿場に入っており、さっきの山本酒店の先で信号交差点を超えると街道左側に雲出宿の柏屋本陣跡があります。

雲出はこの先の雲出川の渡しを控えて賑わったということですが、今はさみしい感じです。

 

あのお方が休憩されたくらいなので、やはり賑わいのある街だったんでしょう。

 

街道を少し進むと左側の古民家の前に小さな道標がありました。

読みづらいですが「神明道」と刻まれており、雲出長常村の神明社に続く道なんだそうです。

 

立ち寄りたい所があるので、このままこの神明道を進んで街道から離脱します。途中、例によって山神さんがちょっとした壇上に祀られていました。

 

立ち寄りたかったのはこちらの円福寺。

 

この円福寺の軽打にあるソテツは津市の天然記念物なんだそうです。枝ぶりが見事、なんだと思います。

 

天然記念物のソテツも見たので、安心して街道に戻ると前方に雲出川の堤防が見えてきました。

あそこで右側に曲がって堤防道に上がることになります。

 

堤防の手前で道なりに右折して、Y字路の左に当たる、堤防に上がる道を進みます。

 

坂を上がっている途中、右下方向を見やると「開運毘沙門天霊場」とお刻まれた石標がありました。かつてここに毘沙門堂があったんだそうです。

他にも「北畠大納言の守護尊」標石と、伊勢湾台風で枯れてしまった「島貫の松」碑があったそうですが、気づかずスルーしてしまいました。

 

堤防道を上がった後、橋を渡るためそのまま堤防道を直進します。本来はこの辺り(↓)に雲出川を渡る渡し場があったようですが、今はもっと、向かって右側方向の県道まで出ないと川を渡れません。

 

 

どっこらしょ、と歩いて県道413号まで出ると橋の袂に常夜燈があります。

元々はさっき見た渡し場の所にあったもので、県道沿いに移されたそうです。

 

雲出川を渡る雲出橋。今は雨が止んでますが、いつまた降ってくるか分かりません。

 

雲出川下流方向(東側)の眺め。この川を下って行くと河口近くの川沿いに、前々回の記事で言及した香良洲神社があります。

 

雲出川を渡ると須川という集落に入りますが、続きはその8でご紹介します。