伊勢参宮道で伊勢詣り Day2の6 | らんまるの街道歩き・暗渠散歩ブログ

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10月3日(火)~6日(金)の伊勢詣での旅、旅程2日目(10/4)の旅の模様その6です。

ガイドブックは『ちゃんと歩ける伊勢参宮道 善光寺街道』。

 

Day2の歩行ルートは↓。今回は街道遺構が多いので、立ち寄りポイントの記載は殆どしていません。必要に応じて記事を書きながら書き足していきます。

 

その5では、雨に降られながらシブい元たばこ屋の前を通過したところまでをご紹介しました(↓再掲)。

 

そこからしばらく進むと街道右側に、一段高いところにある成就寺というお寺の参道入口に差し掛かりました。

 

上の写真を撮ったところよりも少し手前側には第十八番札所と刻まれた石柱が風情たっぷりに傾いていました。

 

伊勢参宮道と交差する道路の傍らには「大日如来出現所香水道從是四丁」とあります。

私が名付けたところの古代過労トリオ(=全国各地での逸話が多すぎて、それが実話なら過労死するレベルで忙しかったはずの空海、源義家、行基のお三方)の一角を占める行基さんの登場です。

関東県内だと八幡太郎義家の方が出現回数が圧倒的に多いですが、関東を離れると行基のプレゼンスが増しますね。行基さんも没後ずいぶんと時間が経ってから、「過労」などと言われるとは想像できなかったことでしょう。

 

階段を上って一段上の境内に着くと、なかなか長寿そうな桜の木があったので、本堂とコラボで激写しました。

 

お参りしたら階段を下りて街道に復帰します。しばらくは現代の住宅街が続きそうな感じ。

 

南昌寺というお寺がありましたが、この日も時間が押しそうなので門前から略式でお参りして先を急ぎます。

 

山二造酢のあった町のような建物は比較的少なく、こちらのお宅も幕板こそあるものの、地域の特色の厨子二階や袖壁仕様ではなかったです。

 

微妙にまっすぐではない道が古道の道筋そのまんまですねえ。

 

前日の疲れも残る中上り坂に差し掛かり、「うわっ!」と思いましたが、この頃になるとようやく体の方が長距離用の歩き方を思い出し始めてくれたようで、前日の鈍さが嘘のように歩けるようになってきました。

短距離のウォーキングはよくしていましたが、長距離歩きは一年も休んじゃうと、カンが鈍るのも無理はありませんね。

 

今度は下り坂。微妙な高低差を上がったり下がったりしている感じです。

 

その先で「式内加良比之神社」の社標と、、

 

そのすぐ後方に比較的珍しい銅製の常夜燈があったので激写しました。

 

銅製の常夜燈を激写した後、腕時計で時間を確認して、屋根付きのバス停に腰を下ろしました。

スマホでネットに繋ぎ、自己採点で結果は分かりきっていましたが、8月に受験した社労士の合格者の受験番号発表を確認し、自分の番号が無いことを確認しました。

 

分かっちゃいたけど、けっこう頑張ったつもりだったけどそうかぁ、などと思っていると、バス停の外がみるみるうちに大雨のどしゃぶりに!何ちゅうタイミングだ( ̄▽ ̄;)。

 

2分ほどすると小雨に戻ったので「ともかく歩けってことだよね」と納得して街道歩きを再開します。せっかくの特別休暇なんで楽しむことに集中しないとね(≧∇≦)。

 

で、きっぱりと歩きに集中すると、、おお、立派な門構えと塀の家がありますね。街道沿いっぽい感じでGoodです!

 

形状がちょっと特殊で味のある建物だなあ。

あっ、右端に標識が微かに入っとった!

 

前日の天気予報だとそろそろ晴れてくるはずなのに、今スマホて天気予報見たら、終日降ったり止んだりみたいな予報に変わっとるじゃないかΣ(・ω・ノ)ノ!。

「あ、止むっていう予報取り消しときました(・ω<) 」みたいなのはやめて欲しいなあ。

 

うむ、錆びっぷりがよろしい!特に二階!!

 

こ、これは、、上部以外全部もじゃっとる!

「浴槽店」という字の跡が残っているので、浴槽等を商っていたんでしょう。もじゃの隙間から見ると建物の内側まですっかり「もじゃキングダム」的な様子になっていました。

 

鎌田種苗園!こちらも廃業だけでなく、住居としても役目を終えているようです。

 

何で撮ったものだか忘れてしまっていましたが、ガイドブックと照らし合わせると、左の石標の下方に書いてある「稱念寺」という寺院の寺標ですね。右は「圓光大師 津 二十五霊場十五番」ですね。

圓光大師とは浄土宗の開祖、法然のことを示すそうです。

 

その石標のすぐ横にはお堂らしきものが立っていました。六阿弥陀堂なんだそうです。

 

魚嘉商店はよほどの事が無ければ魚屋のはず。

 

その先の街道右側には常夜燈と「高茶屋神社」の社標、そして鳥居がありました。

雨だし階段上ると濡れそうだし、ということで省略して、↑の地点から遥拝のみして進みます。

 

むっ、こちらのお宅は塀のあちこちに仏様が。

 

あら、恵比寿さま!

 

こちらは大黒天さまですね。

 

煉瓦塀に立派な門に門後方の巨大な樹木。こちらもこの辺りの分限者でしょうかね。

 

そろそろDay2の行程も中盤に入ってきましたが、つづきはその7でご紹介します。