善光寺街道(北国街道)を歩く 第2回 上田-屋代 その8 | らんまるの街道歩き・暗渠散歩ブログ

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完全に季節が正反対になってしまいましたが、昨年の10月8日()に善光寺街道歩き旅の第2回として、上田から屋代までの区間を歩いた旅の第二弾、その8です。

 

当日の歩行ルートは↓。

街道復帰までの道のりや寄り道なども含めて歩いた総距離は23.5km前後だったようです

ガイドブックは山と渓谷社の『ちゃんと歩ける 伊勢参宮道 善光寺街道』です。

 

その7では鼠🐭宿の先の集落「新地」で、いかにも旧道っぽい道幅とカーブと傾斜のあるところに差し掛かったところまでをご紹介しました(↓再掲)。

 

上の写真の中央部左側に写っているのがこちら↓のお宅でした。

「お宅」と書いたんですが、これ建物の造りといい、窓から横倒しになった(恐らく)宇佐八幡宮の幟といい、民家ではなく神社の社務所というか倉庫なのではないかと思います。破風も厚くて立派だし、玄関の破風はちょっと反ってますか。

 

その先で街道右側に伸びる路地は「お八幡小(路)とあります。

Googleストリートビューの残る2014年当時の写真(↓)ではこの「お八幡小路」の標柱は立ってないので(赤で囲った辺りにある)最近のものなのでしょう。

 

今はほとんど営業している店舗なども見られませんが、かつてはぽつぽつと店のある商店街的な個所もあったのだろうと思われました。

 

CanonミニOAショップという表現自体がすでに最近の言い方ではないですよね。

㈲中沢商店の、黒地に白抜きの小さなラベルが妙に目立ちます。

 

こちらは井戸ですね。元々釣瓶の頃に使っていたと思しき縄が軒下に残っていますが、代替わりしたポンプもだいぶ古びています。かつては集落のみんながここに水を使いに来ていた、「村の社交場」だったんじゃないだろうか。

 

その先の四つ辻の手前左側に地蔵堂があります。

 

↓に写っている左端の開墾碑は大正十三年(1924)のもの、石灯籠は何と享保二年(1717)のものなんだそうです。

左側の灯篭の脇にあるのは自然石を使った庚申塔です。ガイドブックにはなぜか記載が全くありませんがかなりの年代モノだと思われました。

 

お堂(?)玄関の入口の右側にある甲子塔は大正十三年(1924)のものだそうです。

「甲子」は「庚申」(かのえさる)などと同じ十干と十二支の組み合わせで「甲子」は「きのえね」、つまり「きのえ」の「子」年ということで、甲子園は甲子の年に作られたのでそういう名前になったものです。

 

などと、比較的有名な話を勿体ぶって書いているうちに先に進んで行くとやはり古い集落らしい昭和の古民家をちらほら見かけました。

こちらは手前部分は比較的古そうですが門や更にその向こうの越屋根のある建屋などはずいぶんと新しそうです。

 

時々商店街っぽい街灯が電柱にくっついています。昔はもう少し店舗も多かったかな。。

正面に山が聳えている街道を歩くのはやっぱり(・∀・)イイ!!

 

その先で街道から左に伸びている路地は「畠中小路」。この道はすぐに突き当たっちゃいそうなイメージでしたが、後で地図を見ていると、街道の西側を並行して進んでいる国道の更にその向こうまで続いていて、ちょっとしたローカル街道だったようでした。

 

原付がやけに多数並んでいる店舗を見かけました。ブリジストンの立て看板があります。

原付の修理と中古販売などをしているのでしょうかね。休業日だったようです。

 

建て替えやリノベをしたと思われる立派な家がかなり多く並んでいます。

 

造りが重厚な建物が多いんですよね。この街道を歩き始めてからというもの、母屋を蔵造りにしているケースもかなり多く見てきました。

 

こちらは大口小路。

 

おや、右側の先に見えているのはもしや、、

 

左右非対称の長屋門のように見えますが、、

 

その左隣に土蔵と一体化しているもっと「正門」らしい構造物が見えるの、左右非対称の長屋門に見えたのはただの蔵なのかな?

 

茅葺トタン被せかと思いましたが、軒下を見ると茅葺きトタン被せ風の普通の屋根か。

 

側面の土壁が露出してしまっている長屋門。母屋の古びた様子が迫力あります。

 

こちらの「ふれあい広場 ショッピング いいじま」はまだ現役のようですが、この時はやっていなかったので、画面左外にある自販機でコーヒー休憩!

 

あ、これ、娘が好きな「東京リベンジャーズ」だ。ダイドーコーヒーって最近鬼滅の刃やら東京リベンジャーズやら色々コラボに凝ってる印象です。

 

糖分たっぷりのコーヒーで体力を回復して、更に進みますが続きはその9でご紹介します。

 

まだ延々とつづく