房総往還を歩く第六回 その4 | らんまるの街道歩き・暗渠散歩ブログ

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2018年6月9日()、房総往還の青堀から佐貫町までの区間を

歩いた記録のその4です。

 

当日の歩行ルートは☟(クリックすると大きな地図にジャンプします)。

 

その3では、旧道沿いの沢にかかる謎の古いMy橋らしきものを

発見し、戦慄を覚えたところまでをご紹介しました(☟再掲)。

 

道なりに進んで行くと、右手に見える内房線の踏切を渡って

国道465号に合流します。

 

国道は、歩道もなく、路肩も狭く歩きにくいのですが、しいて言えば

向かって右側の路肩を歩きます。少し進むと、右後ろ方向に

謎の坂道が!

たぶん個人の畑などの土地かなあと思いますが、ぱっと見だと

ちょっとしたミステリー的です。

 

国道なんですが、路肩の無さといったらありません。緑だらけで

それは結構なんですが。

 

真っ青な空、緑豊かな風景、路肩が狭いこと以外は悪くない

道行きです。

 

やがて右側に、東京湾観音へ向かう坂道が現れます。

 

坂の名前は「洗心坂」。

おぉ、南無観世音菩薩と唱えながら坂を登ると浄心できる、と。

 

しかしながら、私は疲労も限界ですし心もきれい、な筈なので、

ほんの少し登っただけでお茶を濁し、先に進みます。

 

街道に戻りもう少し進むと、下り坂に差し掛かって急に視界が

開け、青空がいっぱいに広がります。

前方に見えている橋は、跨線橋で、下を通るのは先ほども横切った

内房線。トンネルが見えていますが、レンガ式のトンネルはやはり

味があります。

 

坂を下りてゆくと、何やら鉄道の駅の構内放送の様なものが

聞こえてきました。

 

よく見たら、すぐ先の右側はこの日帰途に就く予定の佐貫町駅。

右側に渡ればすぐ佐貫町駅なのですが、房総往還はここから

左側に逸れてしばらく迂回してから、☝の写真の道の少し前方に

出てくるので、そこまで歩くことにします。

 

☝の地点から左に伸びている旧道を進みます。

 

道の曲がり具合といい、なかなかの旧道風情。

 

途中左の崖に、封鎖されたナゾの洞窟的なものを発見。

防空壕か何かが崩落の危険性で封鎖されたのでしょうか。

 

その先、細い道が二股に分かれ、どちらが房総往還だったのかは

解釈が分かれるところなのですが、いろいろ検討してみた結果、

左側に進み、☟の床屋さんの隣を通っている道に進むのが

正しいルートであろうと結論づけ、そちらに進みます。

 

その奥に進んでゆくと、房総らしい絶景が待っており、ここで

何枚も何枚も激写をしてしまいました。

護岸されていない川と、いっぱいに広がる緑。中山道や甲州街道の

風景とはまた別の意味で素晴らしい絶景だと思います。

 

車で行けばすぐに来られるところを、何かにも分けて電車代を

かけて、歩きで到着し、じっくり風景を楽しめるのですから

街道歩きって贅沢な趣味だなあ、と改めて思いました。

 

その先で、先ほどの佐貫町駅前の道と交差する地点に出ます。

この日の街道歩きはここまで。右折して佐貫町駅に向かいます。

 

駅前に到着。

向かって左側が駅。 正面奥に見えている坂道は、先ほど駅の

構内放送が聞こえた地点です。

 

駅に入り、ホームを跨ぐ陸橋の上から、最後に佐貫町の景色を

楽しみます。

 

あとは記念に駅名のプレートを激写。

 

倒木への衝突から回復して、時間通りに来てくれた電車に乗って

帰宅したのでした。

 

いやあ、だいぶ房総半島の奥の方に入り興も高まってきました。

他の地方には無い房総半島独特の美しい景色がとても魅力的です。

 

私はもともと遠くの街道と近くの街道を並行して歩くことにしてますが、

房総往還もそろそろ遠くなってきてしまいましたが、なるべく間隔を

あけず、次も歩きたいと思います。

(もっとも4週間後に先日一次試験を受けたテストの二次試験が

あるので無理しないようにします)