万引き家族 | らんまるの街道歩きブログ

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今日は天気予報的に歩く日ではなさそうだったので(つい数か月前に雨天で歩きを強行して厳しい目に遭いましたし)、映画デーとし、

話題の「万引き家族」を見て参りました。

 

パルムドール受賞作だから、とかでは全く無く、先日パルムドール受賞

記念で放映された海街diaryが気に入ったことと、役者さんとしての

安藤サクラさんの演技が見たかった、というのがこの映画を選んだ

一番の理由かなあと思います。

 

まだ上映中の作品なのでネタバレは避けますが、本当に色々と

考えさせられるところのある映画で、終幕直後には感想や

気持ちが整理しきれず、映画館を出て20~30分ほど立ってから

多種多様な感想や想いが噴き出してきた感じですね。

是枝監督も、観た人にそれぞれ考えて欲しい、的なことを言って

いたと思うので、正しく思う壺でしょう。

 

働いても暮らしていけない人たちのこと、虐待を繰り返す親のこと、

家族を家族たらしめるのは何なんだろうということ、けっきょくあの

「家族」はなんだかんだ言って幸せだったんじゃないか、等々本当に

様々な感想を持ちましたね。

 

冒頭のポスターに写っている出演者の方々の演技は子役の二人を

含め全員素晴らしかったです。松岡茉優さんもかなり好きな

女優さんですが(「ちはやふる」シリーズのクイーンもよかったです)、

安藤サクラさんと並びその演技に強く引き込まれました(是枝監督

常連の樹木希林さんやリリーフランキーさんは言うに及ばず、ですが)し、子役の二人の自然な演技にも何度も胸を撃たれました。

 

映画って一度行くと、開始前の予告編で見たい映画がたくさん

できてしまうので、また近々いくつか見に行こうかなと思います。