奥州街道を歩く シーズン1 番外編 白河小峰城見物 | らんまるの街道歩き・暗渠散歩ブログ

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2016年5月2日(月)に、奥州街道歩きシーズン1のゴールの女石の追分まで到達しました。

その日はもうどうやっても一歩も動けないほど疲れ切ってしまい新白河で宿泊をして翌日5月3日に白河小峰城を見物しました。

さすがに前日の疲れで朝起きたのは7時過ぎ。TVの天気予報ではこの日の福島県の天気は晴れ、と言ってる最中に自分の部屋のカーテンを開けて見ると:
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えっ、ちょっ、、、こういうの晴れって言わないでしょう。

のろのろ動き出しホテルで朝食を摂った後、血行を改善すべくお風呂に入って(通算3回目)、少し元気回復。

9:19新白河駅発の下り列車で白河に到着。小峰城は10:00からの開園なので少し市内を散策して時間を調整します。

白河駅から南に進んで皇徳寺というお寺に向かいます。

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前日白河宿を歩いている時に見たかったものの、体力不足で見られなかったお寺です。

参道を進んで行くと右側に蔦に覆われた低めの鳥居を発見。

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狛犬をじっくり見てみると何だか普通の狛犬っぽくない。

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これは犬でなくて狐でしょうか?人気もなくちょっと怖くなったので詳細見ずにそそくさと離れてしまいました。(顔だけ見てるとネズミか?と思いますがネズミでこの姿勢はないですしね)

境内の奥の墓地の方まで入ると最初に新選組隊士の菊池央(たのむ)の墓があります。
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二十二歳の新選組隊士で、やはり白川口の戦いで命を落としてしまったそうです。

さて、墓地の一番奥に小原庄助のものと伝わるお墓があります。説明板を読んでみます。
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正確には、無類の酒好きで、 「朝によし 昼になおよし晩によし 飯前飯後その間もよし」、と
酒を終日飲みたい旨の辞世の句を残した久五郎という会津の塗師が、そういった酒好きのエピソードのため、いつからか民謡「会津磐梯山」に登場する小原庄助さんであると伝えられるようになった、という事なんですね。

久五郎さんの墓碑は思い切り徳利とお猪口の形をしています。

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お酒もたくさん備えられていますね。久五郎さん、やるなぁ!

通りに戻ると大工町という町の説明書きに、かつての古地図というか町割りの図が掲載されています。
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貴重な記録ですね。

そのまま東に進むと街道筋ではないですが道が桝形に。

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さすが城下町だなぁと思いつつきょろきょろすると桝形のすぐ南側には白河ハリストス正教会聖堂がありました。

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ビザンチン!といった雰囲気の強いこの聖堂は大正四年に(1915)建てられたもの。

良い時間になってきたので一旦白河駅の方に戻り、、

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駅のすぐ東側にある地下道を通ってJR線の北側に回り小峰城の方に向かいます。
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地下道の壁には所せましと奥州街道関連の説明や、

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奥州街道の昔の絵図や、
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(↑の右端の二股が昨日ゴールインした女石追分ですね)

2011年の大震災による小峰城の石垣損壊の情報や

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その他近隣の観光地の宣伝などがずらりと並んでいました。

地下道から上がると小峰城はもうすぐ目の前。早速入園です。(入園は無料です)
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聳えているのは三重櫓(さんじゅうやぐら)という櫓で、戊辰戦争で焼け落ちたのを平成三年(1991)に

復元したものだという事です。

城内のあちこちに震災の爪痕が残っていて立ち入り禁止の部分も多いのですが、正面の桜門から本丸御殿跡に入り、三重櫓に至るルートは健在なのでそのルートで奥深くに入ってゆきます。

まずはお堀。
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石垣が素晴らしいですね。

上の層の本丸御殿に上がる桜門は正面で突き当り右に曲がる桝形構造。
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本丸御殿に上がると三重櫓と前御門が聳えてます。

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かっこいいですね。

三重櫓に近寄ってみるとどうも中に人がいる様子。

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事前調べを全くしていなかったのですが中に上がって観覧が可能なのですね。早速私も中に入らせてもらいます。

中は三層構造で(外から見ても三層構造でしたが)でものすごく急な階段で上に上がります。
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二層目に上がると、お城の天守閣によくあるパターンの、真下が見える開き窓みたいなものがあります。
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更には小さな覗き窓のようなものもあります。
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更に上の三層目にも行ってみたかったのですが、人が多くかつ5人ずつしか上がれないという事で断念しました。

三重櫓から出て、一旦前御門をくぐってから御門と三重櫓を併せて激写してみます。
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いい感じで撮れました(^^)。

最後に本丸御殿跡からもう一度お城の姿を振り返り、、

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最後に二の丸跡の公園を散策して帰ります。
西側の方を見るとまだ壊れて修理中の石垣も多く修復には時間(と予算)がかかる事が分かります。
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熊本城も今後の修復は困難を極めるだろうと思いますが早く元の姿に戻ってくれるといいなと思います。

白河駅前からバスで新白河に戻り駅前の芭蕉像にご挨拶。

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また続きを歩きに来ますからね。

新幹線の改札を通るとなんと白河関があるじゃないですか!

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白河ならではの粋な計らいですね(^^)。

新白河から帰途についたのでした。
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車中のお昼ご飯は比較的慎ましやかなコンビニメニュー。

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買った土産は色々。
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とら食堂の白河ラーメンはすでに4日(水)の家族のお昼ご飯になりました。

スープがとってもおいしかった。

白桃ケーキは桃の香りのするケーキで満足。

ずんだぷっちょは会社の仲間向けのお土産でまだ味見前ですが、なかなかおいしいのではないかと
思います。

今後の奥州街道歩きについては、この後シーズン1の感想的な記事を一つ書きますのでその辺りで構想をまとめたいと思います。