Poplin jacket | チャンピオンマニアの視点

チャンピオンマニアの視点

チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

今回紹介したいのはこちら

ご存じ伝説の名書「TAKE IVY」にも

 

随所に登場してくるポプリンジャケット。

 

こちらは60sを代表するアイテムですが

 

古くは50sから存在し、最初に登場したのが

襟付きのパーカーポプリンジャケット。

 

このポプリンジャケットは60s中期に人気の最盛期を迎え

 

おそらく76~77年にはナイロンジャケットにその地位を譲った

 

今は無きアイテムです。

 

最初の写真のアイテムはチャンピオンのカタログでは

襟と袖にニットトリムを使用したジーランジャケットと言ってました。

 

60sはこれも人気でしたが

 

62年にはスタンドカラーのタイプが登場

こちらはハリケーンジャケットと呼ばれていました。

 

こちらの人気が出て来たことから63年には

 

ZIPサイドにコットンテープをあしらったラリージャケットが登場。

上の写真のようにマリンスタイルとしてフーデッドタイプもラインナップ。

 

古着での出現率からもこちらのスタンドカラーが

 

最も人気があったのではないかと思います。

 

この辺りは昨今の古着ブームの中では

 

全く注目されないアイテムとは思いますが

 

春先に着るには良いアイテムかと思います。

 

特にフードものは。

 

そんな前置きで今回紹介したいのはこちら

コットン100%のポプリン素材のプルオーバータイプ。

 

かぶりらしくBOXシルエットとなってます。

 

ハーフジップはCHICとあまり聞きなれないもの。

 

胸ポケット装備でこちらは着用時でも引き出しやすいように

小さなリングタイプを使用してます。

 

この辺りの小細工がにくいです。

 

また、裾は必要な際は紐で絞る仕様。

 

こんなのチャンピオンであるのか?って思った方

 

正解です。ありません。

 

ではタグは

よく60sのビンテージスウェットで見かける

 

ちょっと不良っぽい青年が

 

斜に構えたこちらのタグなんです。

 

昔は上で紹介したラリージャケットの

 

ポプリンフードも持っていましたが

 

チャンピオンのこのポプリンジャケットは

 

全般的に着丈が短く、袖が長い。

 

自分の理想の着丈を選ぶと

 

えらい袖が長くなっちゃうのが

 

どうしても自分には合わず。。。

 

チャンピオンマニアではありますがもちろん

 

その他のアスレティックブランドは着ないわけではなく

 

良いと思えば他のブランドだろうが着用してます。

 

とは言えラリージャケットのフードタイプは

 

本当に見かけなくなりました。

 

昔から少なかったですが。

 

なので、もしこの春先に何か羽織るものを。

 

なんて考えている人にはこのポプリンフードはお勧めです。

 

それでは最後にポプリンジャケットのある風景を

 

こちらは襟だけニットトリムのボタンタイプ。

これもチャンピオンじゃないですがカッコいいですね。

 

それではこんなところで。

 

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