今回紹介したいのはこちら
遠目でみると綺麗な2toneになるリバースウィーブ。
生地は当時の言い方だとガンメタルグレーと言われる黒が多めの色合い。
所謂、USMAのものと同じものになります。
リブもUSMAと同じものを使用した粗めの硬いタイプになります。
タグはというと胸に77と入るのでアクリル単かと思いきや
ポリ単色になります。
この年代のガンメタルグレーは本当にいい風合いで
ビンテージリバースのお手本のように思います。
しかし、今回着目したいのはこちらのフェニックスユニオン高校。
DIST.とはdistrictの略になります。
なぜここに着目したかというとこの高校のアイテムは
60s後半から70sにかけてチャンピオンもので
実は非常に多く存在するんですが1つ特徴的なとことがあるんです。
例えばこちら
そして、こちら
これは私物で枻出版の「VINTAGE CHAMPION」
に掲載してもらったもの。
これもすべて同校のものになりますが
お気づきになりましたか?
この胸のプリントを拡大すると
先ほどのTシャツもそうですが「SYSTEM」って入るんです。
長年いろいろなチャンピオンのアスレティックTシャツを見てきてますが
このSYSTEMって入るのはこの学校だけなんです。
またこちらはTシャツですがリバースも存在し
同様に緑のプリントになります。
インスタグラム@yonemittoo
こちらも小さくですがちゃんとSYSTEMって入ってます。
こちらはハードルを跨ぐグラフィック入りでこのタイプのTシャツも存在します。
実際の着用写真はこちら。
では、なんでこのようなSYSTEMというワードを入れたのか。
このPHOENIX UNION HIGH SCHOOLですがDISTRICT
と文字が入っていることに起因していると思ってます。
DISTRICTとは学区を意味していて
東西南北に4つの高校が集まっていました。
なのでその学校間で体育関連は連携したもしくは
合同で体系作りをしていたからなんだと思います。
そして、同じ学校であれば同一のスクールカラーで
プリントされるはずですが
これらを見てもらうとわかるように
青、黒、緑とプリントの色もいろいろ。
これもこの学区の4校でスクールカラーが違うから。
なので同じP.U.H.Sでもいろいろな色のものが
存在するんだと思います。
それでは最後にこの学校の写真をいくつか
こちらはリバースのクルーネック。同様のプリントでパーカーも存在します。
これもプリントは緑になります。
胸のカプセルナンバーが70なのでおそらくタタキの最終タグですね。
こちらは67年なのでおそらくチャンピオンのランタグですね。
こちら73年。上のリバースと同じプリントでハードルを跨ぐプリントが薄っすらわかります。
こちらはハードルのグラフィック無しの上の紹介したTシャツと同じタイプ。
こちらは最初に紹介した青プリントのリバースと同じプリントになります。
今回はこんなところで。
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