今回紹介したのはこちら
プリントを見るとわかりますが企業もののリバースウィーブ。
こちらは家畜用飼料を販売していた会社。
おそらく、社員が販促イベントなどで着る為に
配られたものではないかと思ってます。
タグはというと
C®hampionとなってますので中期トリコタグ。
80sのど真ん中だとおもいます。
また、こちら
胸にワンポイントの刺繍でパラマウントピクチャーズ。
タグはというと
刺繡タグになりますので90s。
おそらく、社内外での軽作業用に社員に
配られたものだと思ってます。
このように80~90sではキャンパスものだけでなく
企業ものも多く存在するということは
それだけリバースウィーブの良さが
カレッジシーンだけでなく、広く認知されてきた
という証なんだと思っています。
では、どの年代から企業ものが出始めたのか。
遡ると私の知る限りではこちら
SPORTS&HEALHT CLUBのリバースウィーブ。
今でいうスポーツジムみたいなところで
これが最古の企業ものと思ってます。
タグはというと
後期のタタキタグ。
このプリントはタタキタグの最終タイプでも存在しますので
おそらく60sの中期以降なんだと思ってます。
これ以外でタタキタグ期で企業ものは
あるんでしょうか。私は見たことないです。
そして、こちらも
ヨーロピアンヘルススパというスパリゾート会社のもの。
タグはというと
単色の初期ですので73年~75年くらのもの
これも企業ものの奔りだと思います。
こちらの詳細は以前のBlogをどうぞ。
このようにタタキタグ、初期単色期では
企業ものといってもスポーツ関連に少し近い企業が採用しています。
それが単色後期になると
こちらも私の私物で枻出版社の「VINTAGE CHAMPION」
に掲載してもらったもの。こちらは飼料関連の農業協同組合のもので
企業ものはこのような特注仕様のフルジップや
ダブルフェイスパーカーで多く目にするようなります。
ダブルフェイスパーカーは決まって緑ボディーに
木材加工会社バックプリントもの。
こうして80sになっていくといろいろな企業に
一気に広がっていったようです。
企業ものは全般的にプリントが
王道でないものが多いせいか
カレッジものと比較すると
人気はないように見受けられますが
数も少なく、面白いものもあるので
そんな視点で探してみるのも
個人的にはお勧めです。
それでは今回はこんなところで。