Berberjin25周年 | チャンピオンマニアの視点

チャンピオンマニアの視点

チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

2月23日、25日、26日と3日間にわたり、古着の名店「Berberjin」にて

 

25周年の特別入荷がありました。

 

20周年ももちろん伺いましたがあれからもう5年も経つんですね。

 

年を重ねるごとに月日の流れが早く感じしてしまいます。

 

今回大きく感じたことはビンテージの値段が急速に上昇していること。

 

私はチャンピオンしかわからないのでその目線で言うと

 

リバースウィーブは(特定の人気プリントを除いても)

 

AVEにして5年前の2倍~3倍くらい。

 

今回は特に染み込みメインだったんですがポリ単色以前のパーカーは

 

本当に少なくなった感は否めないです。

 

世界的なビンテージブームは収まる気配はないので

 

日本でリバースブームが落ち着いたとしても

 

それなりのプリントものでコンディションの良い

 

トリコタグ以前のもの値は上がる一途ではないかと思います。

 

そこで今回は

 

この入荷で個人的に「これは!!」

 

と思ったBEST5選を解説させてもらいます。

 

今回も山田さんのOKもらってます!

 

私はマニア目線なのでリバース後付けバックプリント

 

みたいなものは出てきませんので(笑)

 

第5位

 

HAWAIIのALL染み込みフットボールT

HAWAIIのフットボールTはなかなかお目にかかれないです。

さらにランタグかと思いきや初期のバータグ!

ここも個人的には評価高いです。なぜかというと年代が後になればなるほど

ALL染み込みは本当に出てこないので。

 

 

 

第4位

 

ステンシルのコットン100%Tシャツ

このようなステンシル3段Tシャツはなかなかお目にかかれない。

この年代ならではの雰囲気は最高の一言。

こんなの久しぶりに見ました。さらに年号入り。

FRESHMANということでバスケ部の新入部員用です。

 

 

第3位

 

ダブルコーテーション(”)入りフットボールT

1段目がアーチで2段目がダブルコーテーション入りのプリント

こんなプリントもデカランタグ期ならでは

なかなかお目にかかれないです。珍しい!

 

 

第2位

 

5分丈?両面プリントコットン100%Tシャツ

これは初見でした。まだまだ見たことないものあるんですね。

袖は5分丈のような感じのTシャツで割胴になってますので特注なのは間違えないです。

さらに両面プリントですが表と裏でプリントの色が違う特注ならではの豪華なプリント。

表のプリントからどこかの大学か高校のクロスカントリー部が別注したものでしょう。

これは本当に珍しい1着です。

 

 

映えある

第1位は

 

リバースウィーブ

ここだけ王道になっちゃいました。(笑)

なんですがすべてのリバースウィーブではなくて

下の写真のもの。ポイントはフォントと文字サイズ。

これらは上がハーフブロックというフォントで下がフルブロックというフォント。

でデカ文字。このデカ文字はリバース初期特有ものも。

さらに

 

通常のプリントは下の写真のように上がフルブロックで下がハーフブロックになるのが王道で

のちにこの2つのフォントを使う場合は

上段が必ずと言っていいほどフルブロックになります。

なので最初の2枚はその王道のプリント手法が

確立する前のものと言える。

そういう意味でそんな古いものが

まだ出てくるのかという

驚きも込めての1位となりました。

 

 

私は古着のチャンピオンを愛してもう30年近くになります。

いつか古着熱は冷めるかと思いきや古着を始めたころから

今もその思いは全く変わっていないです。

そのころはあまりお金も無かったのでスウェットは買えず

チャンピオンTシャツばかりを買ってました。

今振り返るとその時に買っていたお店でいまだにチャンピオンものを

買える古着屋で残っているのはベルベルジンしかありません。

古い古着屋で名前は残っていても

やはり路線変更を余儀なくされているところばかり。

いまだこのようにチャンピオンを買える数少ないお店。

これからも細く長くお世話になっていこうと思います。

そして、最後に偉そうに入荷商品にコメントしてすみません。

それとこれだけ言わせてください。

染み込みメインの中、このプリントを25周年に

持ってくるところが社長らしいですね。

25周年本当におめでとうございます!