チャンピオンのアスレTのプリントから ~PART2~ | チャンピオンマニアの視点

チャンピオンマニアの視点

チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

霜降りボディーにこの黒のプリント。


これはデカランタグ時代から長きに渡り、チャンピオンのアスレTでは


よく使われてきた組み合わせ。


60sまではこれがスタンダードでした。




しかし、60s後半から生地のカラー化、プリント技術の発展と共に


いろいろなボディーの色といろいろなプリントカラーが出てきました。



中でも白×濃緑は70sっぽいアイテムとして


それと濃緑の風合いをもっとも引き立ててくれる


バータグ時代の100%cottonの白ボディーとの相性は最高です。




そしてもう一つ、70sっぽいアイテム。


それがこちら。


霜降りボディーに濃緑の組み合わせ。








タグはこちら。バータグの後期。

もちろん、この組み合わせはトリコタグ時代にも続きますが


80s以降のアメリカンフォントではなく


60sでも使われているこのフォント、70s特有の88ボディーとこの色使い


加えて、このプリント上めの感じが個人的にはツボです。



このチャンピオンのアスレTを見ていると


モノとは文化と知恵と技術の産物である。


いいモノとは


最高の知恵と当時の最新の技術と最高の素材があって生まれる。


それを教えてもらった気がします。


最後に70sのチャンピオンTを。


デカいプリントとプリント上め。カッコいいです。

1976年夏 平凡パンチ Men's Catalogより。


それと同じTシャツを着ているやつをもう1つ。


こっちはプリントがもっと上めです。