今回紹介したいのはPOPEYE創刊号。
この創刊号が付録でついていましたが
やはり、この創刊号はすごいの一言に尽きます。
なのでどうしても今回紹介したくなりました。
もちろん、そこはチャンピオンものも散りばめての切り口で。
まずは当時の時代背景から
発売された年は1976年。当時、男の雑誌と言えば「MEN'S CLUB」。
メンクラというファッション誌しかなかったところから
ライフスタイル誌というスタイルも当時は画期的だったんじゃないでしょうか。
それだけでなく、メンクラは当時、IVYも一周して西海岸のヘビデューティーや
アスレチック特集という方向性も模索してました。
しかし、それは西海岸でもEASTWEST。オレゴン辺りが多かった。
なので、その時代にカリフォルニアに焦点を当てた最初の雑誌としても
その先見性には脱帽に値します。
そして、ナイキのシューズを大々的に特集していることでも有名ですが
それはこの特集があったから。
70sっぽいスタイリングでこのアスレTが最高にカッコいい。
そもそもPOPEYEの創刊は
「都会での生活がどうしたらもっとハッピーになるか、生きていくことが楽しくなるか」
それを提案していく。それがコンセブトでした。
ということで創刊号はカリフォルニアのライフスタイルを収集してそれを紹介する号となりました。
なのでジョギングする人たちを見て、そのシューズに目が向けられたことは必然だったと言えます。
加えて、下の写真のような特集を組んだのもジョギングしている人を見ていたら
当然だったのではないでしょうか。
プリントも目を引きますが、おそらくチャンピオンの88のリンガーTでしょうね。
また、こちらも。
ライフスタイルを紹介する上で今流行っていることや物を探すにはどこがいいか。
それを考えると日本もそうかもしれませんが若者から発信されてるものを。
そうなると大学に目がいく。これも自然な流れだったのかと思います。
真ん中と右の学生が着ているスウェットはリバースですね。薄っすらUCLAのプリントも。
やっぱり、スウェットにショーツってのがたまらない。
こう見ていってもその着眼点が本当に素晴らしいし
取材力もすごいし、記事の中身も本当に濃い。
それと何より「モノ」というものは文化と知恵と技術の産物であることを教えてくれた。
そんな中で「いいモノ」をいち早くキャッチして紹介する。
その編集者たち思いが伝わってきます。
当時、これの虜になった人が多くいたのもうなずける伝説の一冊ではないでしょうか。
それでは最後に
この創刊号のcalifornia big daddyというコンテンツでの1コマ。
注目したいのが一番右のパーカーの人。
これもきっとリバースでしょうね。カッコいいです!