Tシャツ素材のパンツ | チャンピオンマニアの視点

チャンピオンマニアの視点

チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

今回紹介したいのはこちら。


チャンピオンのロゴ入りパンツ。





































タグはこちら。


わかりにくいですが素材は88%cottonの12%rayonでTシャツと全く同じ素材です。


実はこのタイプ、ショーツも存在します。


機会があればそれも紹介したいと思います。























年代ですが


Tシャツでいうバータグ時代のリバース以外のパンツに付くタグは下のようなタグ。


Tシャツと同様のブルーバーです。


なのでこのパンツはトリコタグ時代になるわけで82年以降になります。

















また、もう少し詳しく言うと

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フットボールTでは82年以降ものでも上のよう2種存在します。


同じように見えますがランドリー表示の左から2つ目が違います。


左が「DO NOT TUMBLE DRY」なのに対して右は「TUMBLE DRY LOW」となっています。


左がTシャツでいうトリコタグ前期のタグ。右がそれ以降に付くタグになります。


なので、左が約82~84年。右が84年以降となります。


今回のパンツもランドリーマークに×がないので、おそらく84年以降ものと思われます。


(フットボールTのタグの変遷に関して詳しくは


チャンピオンのフットボールTシャツのタグの変遷・年代の見分け方  参照)





シルエットは刺繍タグ時代のリバースポケ付パンツでガゼット無タイプと同じようなスリムです。






































ディテールでは


ウエストを絞る腰紐ですがリバースでは内側から出ますがこちらは外に。


リバースは紐口が丸環で補強されてますが、こちらは60sなどのビンテージスウェットのように


糸による補強のみです。

























また、当時のこの手のパンツでは珍しくポケット仕様。





























股下、リバースならガゼットが付く部分ですがこちらはそれもないです。



























これらのディテールを総合すると


アスリート向けではなかったように思います。なのでチャンピオンロゴのみで


カレッジプリントものは存在しないように思います。


ロゴ無もあるのかなぁ~?妄想は尽きません。



それでは最後にチャンピオンのパンツのある風景を。


おそらく単色後期のリバースパンツ。紺には白ラバーがシックで合いますね。


バスケもののプリントはあまり人気ありませんがこう見るとカッコよすぎ。最高に似合ってます!!