新しい Ubuntu が発表されました。角の生えた牛のようなヤツが元気に飛び跳ねています。日本では見かけることが出来ない珍しい動物のようです。そこで極楽はぜは、そんな元気を少しでも分けてもらおうと早速インストールしてみました。さて、元気は分けてもらえたのでしょうか。そんなところを簡単メモにしてみました。
リリースノートにこんな解説がありました。
「22.10 版は暫定リリースであるため、 9 か月間の標準の非 LTS サポート期間に従います。つまり、2023 年 7 月までサポートされます。今後の開発の焦点は 23.04 および将来のリリースになるため、重要なバグ修正とセキュリティ アップデートのみが提供されます。22.10 がサポート終了になる前に、23.04 がリリースされたらアップグレードすることを強くお勧めします」。
要は、サポート寿命が短いので注意してくださいとのことのようです。
最新 OS をインストールしたのは、我が家では最古参になる頑丈で重いオールドマシンです。まだ使えているのが七不思議の一つです。
NEC PC-LL800KG
・発売日 : 2007/09
・CPU : Core 2 Duo T7250
・メモリ : 2G
・重量 : 3.6 Kg
今回の ISO ファイルは、世界中で人気者の超軽量版がバージョンアップした antiX-22 を使用してUSB へ焼いています。
もうすぐ初雪が降り、やりたくない雪片付けが夢に出てきそうな今日この頃ですが、今回もこんなことをしながら頑張っている極楽はぜです。
1. インストール
2. アップデート
3. 日本語入力設定
4. 簡単カスタマイズ
5. メモリテスト
それでは次へ進めていきます。
1. インストール
これからインストール始めます。
a. インストーラ
これはライブ版ですので、簡単に試用してみてからインストーラを起動します。これはいつもの分かりやすくて安心なものです。ただ、ネット接続していないと日本語にはなりませんので、選択する必要があります。
b. ロケーション
一番上のデフォルトそのままです。
極楽はぜのオールドマシンは、特に理由のない限りマルチブートにしていますので、一番下の「手動」を選んでいます。
e. パーテーション編集
インストール先パーテーションを選択し、ダブルクリックか、編集からパーテーションの設定ウインドウを開き、環境に合わせて編集します。
・内容 : フォーマット
・ファイル : EXT4
・マウント : /
f. ユーザー情報
自動ログインに設定し、ユーザーネーム、パスフレーズを入力します。
g. サマリー
ディスクへ書き込む前に、インストール情報を再確認します。これはアクシデントを防ぐための必須事項です。
環境によりますが、割と短時間でインストールが終了します。
すべて完了しました。USB を抜いて再起動します。
j. 完成
完成しました。
トラブルもなく終了しましたので、次へ進みます。
2. アップデート
これをしておかないと気持ちが悪いので、さっさとアッブデートをしておきます。
a. ソースの接続先
メニュー / 設定の「Software Source」からソースの接続先を確認しますと、デフォルトでは「メインサーバー」になっていました。そこで、安定に接続できそうな「日本サーバー」へ変更します。
b. アップデート
そうこうしている内にアップデートが来ました。
アップデートが終わると、最新カーネルになっていました。
アップデート通知が来ない場合は、メニュー / 設定の「Apply Full Upgrade 」または Muon パッケージマネージャーから実行します。
ここまでで一応一通りのことが終了しましたので、次へと進めていきます。
3. 日本語入力設定
ここからの極楽はぜの一番の関心事は日本語入力の確認です。ところが、Muon パッケージマネージャで確認してみたところ、主役の Mozc が何処にもありませんでした。
となれば、直ぐにやらなければならないのはパッケージマネージャから Mozc をインストールすることです。ここでは最新版の fzitx5 を選択しました。インストールのため選択するのは Fcitx5-Mozc パッケージ1個だけですが、他の依存関係パッケージは自動で選択されています。
Fcitx5-Mozc
ひと手間必要でしたが、割と簡単に日本語入力を設定することができました。極楽はぜの必需品、かな入力もすでに入っていました。
次は極楽はぜにも使いやすいように、少しだけカスタマイズしてみます。
4. 簡単カスタマイズ
いつでもカスタマイズの強い味方はこのコンフィグレーションセンタです。この中から、極楽はぜでも簡単にイジれるものを選んでやってみました。中には難しくて設定方法の分からないものもありますが、気にしないでパスしています。
この設定では、特殊効果の影、透明度、フェード、その他を詳細に設定出来ます。極楽はぜのオールドマシンにはそんな特殊効果は不要なので、もったいないですがサッサと全部外してしまいました。
b. セッション
このセッションには、基本設定、ユーザーディレクトリ、自動起動、環境(詳細)の項目があります。この自動起動の中から普段使用していない印刷設定、Qlipper、スクリーンセーバーを外しています。せっかくの便利な機能満載なのですが、目をつぶりました。
c. 外観
この外観の項目では、ウィジェットスタイル、アイコンテーマ、LXQt テーマ、フォント、マウスカーソル等の設定が出来ます。そこで、ウィジェットのスタイルを Windows、アイコンテーマをOxygen、 LXQt テーマを Light へ変更しています。
電源管理のでは、バッテリー、ふた、アイドル、電源キー等の設定が出来るようになっています。この設定では、電源ボタンが押された時はシャットダウン、ふたが開閉された時はサスペンドに関連付けました。
e. Openbox 設定
Openbox 設定には、テーマ、外観、フォント等多くの設定項目がありますが、その中からテーマを Clearlooks へ、デスクトップ数を4から2へ変更しています。
f. root で開く
通常ならば、必須のファイルマネージャーは速攻で SpaceFM へ変更するのが極楽はぜのルーチンなのですが、今回は変更しませんでした。実は、デフォルトファィルマネージャが root で開けるようになっているからです。余計な追加作業などせずとも、ツールタブからパスワードを入力することで root で開けました。これは便利ですね。
色々とカスタマイズしましたので、メモリテストへ移ります。
5. メモリテスト
飽きないのと言われれば、まだまだ飽きていませんと言い返すメモリテストの時間です。結果は普通に軽量版のメモリサイズで特筆するほどのことはありませんが、強いて言えば LXQt はやはり軽量版でした。
# free -h
一時期はこの Lubuntu をメインマシンにしていたこともありましたが、LXDE から LXQt に移行してからは少しづつ距離を置くようになっていまいました。何故と問われても明確に答えることが出来ませんが、LXDE の古い体質にどっぷり浸かりすぎたため、抜け出せなくなってしまったのが答えなのかもしれません。
近所のりんごの木は、残っている葉っぱが少しずつ紅葉し始めてきています。
毎朝見ているネットニュースにこんなのがありました。
「リンゴの皮にフランスのマクロン大統領の似顔絵などを浮き上がらせた「絵入りリンゴ」が地元の袋店で箱詰めされました。例年、日仏交流のために仏大統領府などに送っていますが、今年は在日ウクライナ大使館にも贈呈します。
今年はウクライナへの応援として、同国をイメージしゴッホの「ひまわり」などの絵柄も採用しました。袋店社長は「各地の自然災害やウクライナ侵攻を受け、平和への祈りを込めて絵を決めた」と話していました」。
平和が一番ですね。
最近の極楽はぜは、まだ高血圧に効きそうなツボを探しています。新しいツボは天柱(てんちゅう)と言い、首、肩の緊張や頭脳作業による頭痛に効くそうです。
場所は、後頭部の髪の生え際で、太い筋肉「僧帽筋」のすぐ外側で、左右にあります。押し方は、両親指をツボ位置にセットして、5秒間押し、5秒間で離します。これを5回ほど繰り返します。では、また。
こりゃ重いリンゴの気持ち分かってよ