半年ぶりに Zorin OS にアタックしてみましたが、あの Lite 版はその後どうなったのでしょうか。ホームサイトを覗いてみましたら、大きな変化はないようでした。それではと重い腰を上げながら、久し振りにインストールをしてみることにしました。さて、結果はどうなったのでしょう。いつものダラダラとした簡単メモをご覧ください。![]()
ホームサイトでは、相変わらずこんな解説から始まっています。
「Zorin OS は、コンピューターをより高速、強力、安全、かつプライバシーを尊重するように設計された、Windows および macOS の代替品です」。
Zorin OS 17 は、リリースからわずか 2 か月で50 万回以上ダウンロードされました。これらのダウンロードの 78% 以上は、Windows や macOS などの独自プラットフォームから行われているようです。

今回インストールしたのは、いつもの UEFI のオールドマシンです。
富士通 LIFEBOOK AH40/J
・CPU : AMD E2-1800 Radeon 1.70GHz
・メモリ : 4GB
・HDD : 640GB
・元OS : Windows10 Home 64bit
ダウンロードした ISO ファイルは、「Ventoy」を利用しています。これは ISO をコピーするだけでインストールできますので、大変便利なツールです。
病気治療中で暇な極楽はぜは、今回もこんなことをして遊んでいます。
1. Zorin OS Lite の現況
2. Zorin OS 17 Liteを入手
3. インストール
4. 日本語入力
5. 簡単カスタマイズ
6. 新ブラウザ Brave
7. メモリテスト
進めていきます。
1. Zorin OS Lite の現況
廃止されることになった Lite エディションですが、現況はこのようになっています。
「当社は、Zorin OS 17 および Zorin OS 18 リリース シリーズで Zorin OS Lite エディションを提供することを約束します。つまり、Zorin OS Lite は少なくとも 2029 年 6 月までは完全にサポートされ、保守され続けます」。

2. Zorin OS 17 Liteを入手
このようになっています。まだ手に入れることが出来ます。
「既存ユーザーへの配慮として、Zorin OS 17 および Zorin OS 18 リリース シリーズでは引き続き Zorin OS Lite エディションをご利用いただけます」
それではいつものように、作成した USB から起動して始めます。
3. インストール
今回も便利な「Ventoy」を使用してインストール開始しました。本当に便利ですよ。

a. ようこそ
一番下に日本語ロケール設定があります。「試す」 から始めました。

b. live画面
便利なライブ版からインストール開始します。
c. ようこそ
また「ようこそ」ようこそ画面ですが、今度はシンプルでした。
d. キーボードレイアウト
レイアウトはデフォルトそのままで、今回もイジってはいません。
e. アップデートと他のソフトウェア
アップデート、サードパーティのソフトウェアにチェックを入れています。国勢調査は何をするのか良く分かりませんので、ノーチェックです。

f. インストールの準備
いつものマルチブートですので、一番下の「それ以外」を選択しています。

g. インストールの種類
最初に、EFI パーテーションを確認しますが、特に何も変更は加えていません。

利用方法を確認します。このようになっています。

次に、インストール先パーティションの変更をクリックし、必要事項を編集します。

このようになっています。
・利用方法 : ext4
・初期化 : する
・マウント : /

h. タイムゾーン
タイムゾーンを選択します。

i. あなたの情報を入力してください
パスワード等個人情報を入力し、自動ログインにチェックを入れています。
k. 完了
完了しました。再起動の時間です。

l. 完成
完成しました。

最初にくるのはアップデートですが、インストール中にアップデートするように設定しておきましたので、すでにダウンロードは終わっていました。

ソフトウェアの更新中です。

このコンピューターのソフトウェアは最新です。

次へ進めていきます。
4. 日本語入力
大事な日本語入力確認に進みます。
a. Mozc 確認
日本語入力 mozc をパッケージマネージャで確認しますと、ibus-mozc がインストールされていました。

b. Mozc 設定
これはインストール時に日本語選択することで、操作不要で日本語入力が可能になっています。これからすることは「日本語 Mozc」を選択するだけです。

c. アイコン
「日本語 Mozc」を選択すると、小さくて読めないほどの「あ」アイコンが出現しました。しかし、これは一瞬で、直ぐに「あ」アイコンに変わってしまいます。

次へ進めます。
5. 「ツアー」画面から初期設定
再起動後に、最初に出てくるのはこの「ツアー」画面ですが、今回はこれを使用して初期設定をしてみました。

a. Open the menu
ここでは、メニューの使い方が簡単に説明されています。

b. Zorin Appearance
アピアランスでは、デスクトップの外観を自由に変更できます。
① レイアウト
ここで設定できるスタイルは2種類ですが、別途、有料の Pro 版 にアップグレードすると、もう4種類のレイアウトが追加できるようです。

② テーマ
アクセント色でアイコン等のカラー、背景色でダークカラー等の設定が出来ます。

アクセントカラーをピンク、背景をダークカラーへ変更してみました。

④ デスクトップ
デスクトップに表示するアイコンを選択できます。

⑤ フォント
お好みのフォントに変更できますので、いつもの使い慣れた Noto-cjk へ変更してみました。

e. Software
ソフトウエアのインストール、削除が出来ます。

色々なアプリがリストアップされています。

ブログ作成には無くてはならない「GIMP」を探して来ました。

g. 終了
「 以上です。Zorin OS を楽しんでください」と言っています。

こんな風に初期設定してみましたが、未設定でも特に問題はありませんので、読み飛ばして結構です。
次へ進みます。
6. 新ブラウザ Brave
何と言っても、本リリースの大きなな変更点は、デフォルトブラウザの変更です。今回の Zorin OS 17.3 では、Firefox が Brave に置き換えられています。これは最近のプライバシー変更に対応したものということです。
a. Brave って何
Brave は、ページの読み込みを遅くしたりプライバシーを脅かす危険性のある広告やトラッカーをブロックします。しかし、暗号資産トークンを受け取れる等、何やら怪しい雰囲気を醸し出しているのは否めません。
① ページの読み込みが最大3倍高速
② しつこい広告やトラッカーをブロック
③ 設定をインポートするだけ。60秒で移行できます
以前、こんなことをやっていました。お暇つぶしにどうぞ。
b. 基本的なセットアップ
Brave の基本的なセットアップを、以下のように追っかけてみました。結構、ややこしいですので分からない部分はスキップしましょう。後で出来ます。
①. デフォルト設定
最初はデフォルトに設定します。
②. インポート設定
既存の firefox 等からブックマーク等をインポートします。しかし、新規インストールなのでスキップしか選択できません。
③. 終了
インストールが終了しました。
早速 Brave を使いながら、簡単に出来そうなところからカスタマイズをしていきます。
④. ダッシュボード
最初に現れるのが「ダッシュボード」画面です。

「詳細設定」は、右下にある「カスタマイズ」から出来るようになっていますが、パスしても特に影響はありません。
カスタマイズを始めていきます。ブラウザの右上にある三本線の「ハンバーガーメニュー」から「設定」を開くことが出来ます。設定方法は Chrome に似ていますので慣れている方にはノープロブレムです。

⑥. デザイン
ここの「デザイン」ではボタン表示の詳細、フォント種類・サイズの設定等が可能となっています。出来ます。

⑦. コンテンツ
この「コンテンツ」では、フォントのカスタマイズ、ページのズーム等の設定が行えます。
⑧. シールド
ここでは、しつこく追跡してくるトラッカーや不愉快な広告をブロック出来ます。これはデフォルトになっていますので、すべてのウエッブサイトに適用されます。

⑨. プライバシーとセキュリティ
閲覧データの削除、セキュリティ設定、サイトとシールドの設定等が行えます。

⑩. Tor ウィンドウ
これは、あの追跡、監視、検閲から身を守ってくれる「Tor ブラウザ」です。

ブリッジは、ネットワークへの接続をブロックしている場合でも、ユーザーが Tor ネットワークにアクセスするために役立つそうです。
⑪. システム
ここでは、バックグランドアプリの続行処理、グラフィックアクセレーションの使用可否の設定等が出来ます。

次へ進めていきます。
7. メモリテスト
相変わらずのメモリテストをやってみました。メモリ消費量は普通の Xfce 版の仕上がりとなっています。
# free -h

今回インストールしたのは無料の Lile 版でしたが、これは名ばかりで、オールドマシンには結構重く感じられます。これではライトの存在理由がなくなり、ノーマルの GNOME 版を Win10 の古い Core i5 等で走らせるのが得策と思われます。極楽はぜのオールドマシンなどは、もうすぐそばに寄りつけさせてもらえなくなるのは目に見えていますね。ジジイの愚痴でした。
最近の極楽はぜは、前立腺ガンの抗ガン剤治療を受けていて、現在は二種類目の抗ガン剤、カバジタキセルで「去勢抵抗性前立腺ガン」の治療中です。
先日来、西洋医学に見放されつつある極楽はぜは、東洋医学にしがみついています。その健康法実現のため、購入した「ウォークマット」をギャーと言いながら、もう一ヶ月の間、毎日踏み続けています。
その後の極楽はぜは、4週に一回の診察日にドクターからこんなことを言われました。「ギリギリ誤差の範囲です。劇的ほどではないけど、抗ガン剤は効いていますね」。一般的な前立腺ガンの指標 PSA の悪化率は、前回17%、今回は10%でした。効いていますよね。では、また。
ライトでも効いてくれればバンザイー










